昨今の自然災害では、早めの避難など1人ひとりの判断力も命を守るために大切な要素であると考えさせられます。
今回の避難訓練では、2つの活動を行いました。

ひとつめは、体育館でのVTR鑑賞です。外出時に天候が急変したとき、どうやって自分の身を守るのかについて知りました。
・雷の音が聞こえたらそこはもう危険な場所
・雷が落ちるので、木の下に避難しない
・黒い雲や冷たい風は竜巻の予兆
・川の上流で雨が降る場合、急激に(5~10分で)水かさが増すので橋の下に行かない
・水のあふれた道路では、流れに足をとられるので出歩かない
「え~っ」「水の勢いってすごい…」など、子どもたちのつぶやきと熱心な眼差しに、大切さを感じている様子がうかがえました。
おうちでも、公園などに子どもたちが出かけるときには、
「何時に帰るか」に加えて、
「急な雨や雷のときには、どこに避難するのか?」
を確認して送り出せるよう、話し合ってみてください。

ふたつめは、在校時の竜巻発生を想定して、教室でのシェルター作りを行いました。
暴風や窓ガラスの飛散に備え、速やかに机でシェルターを作り、避難しました。
竜巻注意報や暗雲などの予兆をもとに、危険を感じた場合、職員室から放送が入ります。
わずか1分足らずでほとんどのクラスがシェルターに入り、身を守る行動をとることができました。
慌てる子に、友達が「こっちだよ!」と声かけをする姿も見られました。
また、「ちゃんと避難することが、自分の身も守るし、友達も守るってことなんだなと思いました」という児童の感想がありました。

