エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

知識は大切

2024-01-17 04:30:00 | 野外活動
 水曜日は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は直接的な活動の様子ではなく、活動の中で感じた事を書きます。
 八軒自然科学クラブの指導員にY先生とY先生がいました。別人なのですが、イニシャルにすると二人ともK.Yになってしまいます。まぁ、二人の共通点について話すので、どちらもY先生で問題無いでしょう。
 二人は同じ大学の地学研究室出身で、当然ですが先輩と後輩の関係です。一緒に在学していた期間もあり、その頃は、一緒に山の中を歩いて地質調査をしていた…との話です。
 そんな二人なので、八軒自然科学クラブで山歩きをしていても、地質に関する話が出てきます。崖になっている場所では、崖の岩肌を見て「これは砂岩だね」「いつ頃の年代だろう」などと話をします。下手をすると、その辺に落ちている石ころを拾って、「これは安山岩だから…」などと熱く語り合っていました。
 その様子を見て私は、「これからの学習では知識を与える事は不要。学び方を教える事で、子供たちは興味関心のある事を自分から調べるようになる」といった言説は嘘っぱちだな…と思いました。
 だって、その辺に落ちている石ころは石ころじゃないですか。余程キレイな石ならともかく、その辺に沢山落ちている石ころを見ても、私は熱く語り合う気持ちにはなりません。
 つまり、興味関心が湧くようにするためには、事前に知識を与えておかなければ駄目だ…と言う事です。知識の無い事に、人間は興味をもたないのです。
 そう気付いてから私は、自信をもって知識偏重教育をする様になりました。九九も漢字も学習用語も、知識的な事柄は小学校で詰め込んでおくべきだと思います。
 …と言う事で、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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ペーチャレの力を再確認

2024-01-16 04:30:00 | 教育
 月・火曜は、学校教育について書いています。今回は、ペーパーチャレンジランキングを紹介します。
 ペーパーチャレンジランキング(長いので、以下、ペーチャレと省略)とは、教育技術の法則化運動(今はTOSSと呼ばれています)から生まれた…一応、プリント学習の範囲に入る実践です。様々なパターンがあるので一概には言えませんが、様々な動き方の出来るコースを通って得点し、その得点の高さを競う内容が多いです。
 「様々な動き方の出来る」と書きましたが、自分が通ったコースによって、通れなくなるコースも出てくるため、通り方によって得点が変わってきます。そのため、「より高い得点を取りたい」と考える子供であれば、様々なコースを試したくなり、のめり込むと考えられます。
 今回の記事で紹介するのは、令和5年の2学期最終日(R5.12.25)に行った実践です。この日は学習進度的に考えて、もう授業で扱う内容がありませんでした。教科書の新しい単元に入ると、中途半端になってしまうからです。そのため、「時間があるならやらせてみよう」と考えて、予め良さそうなペーチャレを印刷しておきました。
 印刷枚数は100枚。32人学級なので、1人3枚まで渡せる計算です。
 ルールを説明し、早速取り組んでもらいました。ゴールした子の得点を板書し、ネームカードを貼ります…が、最初は得点が少ないので、直ぐに更新されます。更新されたら、前の得点は消して新しい得点を書き、ネームカードも貼り替えます。ここまでは次々に更新されます。
 25点を超えた辺りから、更新出来なくなってきました。こうなると凄い集中してきます。かなりの数の子が、真剣な表情&無言でコースを考えています。中には、もらえる3枚を使い切り、「色鉛筆で新しいコースを書いてもイイですか?」と聞いてくる子もいます。教室はシーンと静まりかえり、鉛筆を動かす音だけがしていました。
 最終的には39点の子が出たところで時間切れとなりましたが、それまでに15名の子がランキングに名前を記す事が出来ました。子供たちも満足そうな表情の子が多かったです。
 ペーチャレは子供たちが集中する…と昔から言われていましたが、改めて実感しました。凄いです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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学びの場 令和5年12月例会

2024-01-15 04:30:00 | 教育
 月~火曜は学校教育について書いています。今回は、私が所属する教育研修
サークルの12月例会について書きます。この教育研修サークルについては、以前(R5.8.2)のブログを御覧ください。
 今回の内容は以下の5つです。
1.「言葉」と「思考」の関係(ミニ講座)
2.「万世一系」の天皇について(ミニ講座)
3.小学生に考えてもらう交通安全(模擬授業)
4.「小出し方式」で言語技術指導(模擬授業)
5.にたいみのことば、はんたいのいみのことば(模擬授業)
 1は、語彙の多さが思考力と繋がっているのではないか…と言う内容です。昨今、「知識を増やす授業より、思考させる授業が大事だ」的な意見が主流となってますが、思考させるためには、まず知識を増やさなくては駄目じゃないか…と感じた講座でした。
 2は、天皇制に関して様々な資料から考える内容でした。現在の天皇家が北朝系とは知ってましたが、南朝系と思われている要因など、知らない内容が幾つかあって勉強になりました。
 3は、ボールを追いかけている女児が車の前に飛び出したイラストから、何故そうなったかを考えさせて文章にする授業でした。それぞれが書いた文章を発表させた後、視点を変えて再度書かせる(例えば、飛び出した女児の視点で書かれたのなら、車の運転手の視点で書かせます)のが、思考の広がりを生む良い方法だと感じました。自分でも行ってみたい授業です。
 4は、谷川俊太郎さんの詩の授業でした。少しずつ詩の中身を見せていく事で、思考を深める工夫がされていたと思います。
 5は、前半の「にたいみのことば(類義語)」を扱う授業でした。類義語は考えさせるのが難しいので、「共通する要素を考えさせる」とか、「どんどん例を出させる」とか、「その言葉の使われる状況をイメージさせる」など、色々な意見が出されました。
 因みに、この日は例会後に懇親会を行う予定だったので、私の模擬授業はカットしました。そのため、5が終わった段階で例会を終え、懇親会場へ移動しました。忘年会シーズンだったので、すっごい混雑していましたが、楽しく飲み食い会話ができて良かったです。
 次回は、令和6年1月25日(木)に、札幌駅前のエルプラザで行います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとう
ございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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札幌木鶏クラブ12月例会

2024-01-12 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に入らないテーマを書いています。今回は、12月21日(木)の19時からネスト・ホテル札幌で開催された、令和5年最後となる札幌木鶏クラブの12月例会から学んだ事を紹介します。
 最も「成る程」と思ったのは、佐々木則夫先生の記事「二十代をどう生きるか~歩々是道場」に関するO先生の話です。佐々木先生が述べている「人は試練に遭った時、逃げ出してしまうものかもしれません」に関連し、「人生最後の社会貢献のつもりで、介護の仕事に取り組むための勉強をしている。70歳を越えている自分が、新しい事を覚えるのはしんどい。でも、この困難を乗り越えたら成長できる…と思って、日々頑張っている」との話をされました。
 まず、70歳を越えている現在も、新しい事に挑戦しようとしている…その姿勢が素晴らしいです。そして、この話も、ブログの書き文字では伝わらないと思うのですが、実に軽やかな感じで話していたのです。眉間にシワを寄せる様な、切羽詰まった感じは全くなく、本当に軽やかな…自然体と言った感じの話し方でした。
 このO先生の姿、とっても憧れます。
 この他、12月例会では毎年、参加者から「自分にとっての今年の漢字一字」の発表があります。今回の参加者からは、

 道・別・続・転・金・受・天・壊・観・感・歩・鎮・学・再・移・広

…と発表がありました。これについてM先生から、御自分の一字を発表する際に、「今回、発表された今年の一字が誰も重ならなかった。それだけ、混沌とした時代になったのかなと思う」と話がありました。
 確かに重なってません。混沌の時代の象徴なのかとも思いましたが、「戦」や「滅」などの一字が重なるよりは多少マシだった…とも思います。
 でも、どうせなら来年の12月例会では、もっと明るい文字が重なるようにしたいものです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。では、また次回(R5.1.15)のブログで会いましょう。

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本編完結おめでとう『本好きの下克上』!!!!!

2024-01-11 04:30:00 | ライトノベル
 あ~、面白かった。一気読みしちゃいました。
 木曜はライトノベル愛語りですが、今回は30分くらい前(今、令和6年1月9日の17時30分です)に読了したばかりの『本好きの下克上』についてです。因みに、『本好きの下克上』は令和5年7月22日と29日のブログでも書いていますので、興味のある方は御覧ください。
 『本好きの下克上』、実は30巻まで読んでいたのですが、本編完結が近いと分かったので、最終巻が出るまで読むのを停止していました。32巻まで読んで、「次の33巻は、まだ出ないのかなぁ」などと、イライラしながら待つのは嫌だったからです。30巻までなら、「まぁ、残り3巻も4巻もあるから、我慢、我慢」となるのだから、私もイイ加減なものですが…。
 そして、令和6年1月1日に発行したと分かったので、早速1月6日に31~33巻まで購入し、30巻から一気に読み直しした訳です。1月6日から9日までで4巻分読んだのですから、1日1冊…さすが『本好きの下克上』、読み始めたら止められない止まらない、「かっ◆エビせん」級の面白さです。
 読了した感想は、「ラストが最高!」に尽きます。
 長い長い大河ドラマ展開の中で、主人公マイン(途中からローゼマインと改名)にとって悔しい事や悲しい事が多々ありましたが、それも33巻の「エピローグ」を読めば吹き飛びます。諺にもある通り、「終わり良ければ全て良し」です。今の私の気持ち的には、「ま、騙されたと思って読んでみ」と言いながら、三度注ぎでビールを注いであげたいところです。
 おまけのマンガも最高なので、ま、騙されたと思って読んでみ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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指導員の立ち位置

2024-01-10 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。年末は悪食話っぽくなってしまったので、今回は真面目な話を書きます。
 八軒自然科学クラブの指導員は、毎年平均して5~6名ほどが所属していました…が、毎回、全員が活動に参加する訳ではありません。
 指導員は、(交通費程度のお金が出る)有償ボランティアとして参加していました。ボランティアですから参加する、しないは自由…と言う訳です。そのため、毎回の活動に参加する指導員は、平均して3名くらいでした。
 八軒自然科学クラブの活動の中心は、毎月の山登り(ハイキング)です。当然、山の中を歩いている時は、指導員の立ち位置を考えなくてはなりません。
 基本は、先頭に1名、最後尾に1名、中間に1名となります。中間の1名は、前や後ろに行き来して、全体状況を確認する事もありました。
 ただ、必ずしも基本通りにならない事も多かったです。原因は、子供の歩く速さの差です。
 歩くのが遅い子は、もう信じられないくらい遅いのです。先頭が頂上に着いた時、やっと8合目…なら早い方で、下手すると6合目って事もありました。
 もちろん、差が開きすぎないよう先頭集団の子を停止させ、休む時間を取っていました…が、それにも限界があります。待つだけの時間が5分や10分ならまだしも、20分以上だと、さすがに子供たちの気持ちに影響します。
 そのため、先頭に1名…これは先頭集団をまとめながら進みます。中間に1名…これは後方集団をまとめながら進みます。そして、超遅い子に1名…という布陣になる事がありました。
 潤沢にマンパワーがある訳ではないので、こういう苦労は毎回です。まぁ、楽しんで取り組んでいましたけどね。
 …と言う事で、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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授業の圧縮

2024-01-09 04:30:00 | 教育
 月・火曜は、学校教育について書きます。今回は、昨日(R6.1.8)の続きっぽい話です。
 昨日は、トラブル対応などで授業時数が削られる事は確実…という話を書きました。そこから得られる結論としては、予定している時数より短い時数で授業を進める必要がある…という事です。
 そのための方策として、大きく2つあると私は考えます。
 1つ目は、ポイントを絞り込んで授業時数を短くする方法です。2単位時間かけて扱う内容をまとめて、1単位時間で授業すれば1単位時間節約できます。
 例えば、国語の「ごんぎつね」。昔は場面毎に1単位時間の授業をしていたので、10単位時間以上かかる事も頻繁にありました。これを山場に絞って授業すれば、6単位時間で終わらせる事もできます。国語の授業名人である野口芳宏先生は、これを「全文精査から焦点精査へ」と説明していました。
 2つ目は、教科同士で重複する内容をまとめて授業時数を短くする方法です。国語と社会で同じ様な内容を1単位時間ずつ扱っていた場合、それを国語または社会でのみ扱うようにすれば、1単位時間を節約する事ができます。
 教科同士で重複している内容というのは、意外と沢山有ります。小学校教育の業界に「教科横断的な学習」と言う用語が存在している事が、それを象徴していると思います。
 この様な地道な努力をして、授業を圧縮し、余裕の時数を生み出していく…それを行わないと、突然のトラブルへ対応していけなくなります。大変な事ですが、やるっきゃないです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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トラブル対応の時間捻出

2024-01-08 04:30:00 | 教育
 月・火曜は、学校教育に関する内容です。今回は、令和5年末に書いた時数削減に関わる内容です。
 市教委からの通達で、令和6年度からは年間の授業時数を1080単位時間(正確には1082だったか、1086だったか…メモが無くて分かりません。スミマセン)にしなくてはなりません。この中には、行事の時間も学級活動の時間も含まれます。
 まぁ、内容の決まっている学級活動や、年間の予定に入っている行事などは何とかなります。事前に、予定を組んでおく事ができるからです。
 問題なのが、学級で発生したトラブルに対応する時間です。
 一般の方には分からないかもしれませんが、私程度のB級教師の学級ですと、本当に様々なトラブルが発生します。「給食の食器を落として割った」「教室で嘔吐した」「小便や大便をもらした」「友達とケンカして泣いた」「友達と殴り合いのケンカをした」「友達とぶつかってケガをさせた」「ふざけていて大ケガをした」…これ、どれも経験済みです。
 この様なトラブルが発生した場合、小学校では担任が対応するのが基本です。もちろん、応援が駆けつけてくれる事もありますが、人手不足が常の小学校現場なので、自分だけで何とかしなくてはならない事も多々あります。当然、対応するのに時間がかかり、授業時間に半分くらい(大変な時は全部!)食い込む事もあります。
 1080単位時間になるよう授業日数や授業時数を減らされると、このトラブル対応の時間を捻出するのが難しくなってしまいます。正確に言うと、トラブル対応で削られた授業時間分、教科の授業時数を削らなくてはならなくなる訳です。
 トラブルが発生しないよう、しっかり日常の学級指導を行うしかないでしょうが、それでも色々発生しそうですし…難しいけど、頑張るしかないですね。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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新春の抱負みたいなもの

2024-01-05 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に入らないテーマで書いています。ちょうど今(R6.1.5)は新春ですので、今回のブログは昨年の振り返りと新年の抱負っぽい事を書きます。
 令和5年5月29日から再開した本ブログ、最初はアクセス数も閲覧数も1桁という日が多かったです。それが徐々に増えていき、令和5年末には、平均すると15~20のアクセス数となりました。
 読んでくださってる皆様、どうも、ありがとうございます。
 一番アクセス数が多かったのは令和5年12月25日です。この日は「ミュンヘン・クリスマス市」という記事を書いたのですが、その記事を読んでくださった方が多かったようです。もしかすると、地域のイベントに関する記事に、興味のある方が多いのかもしれません。
 私のブログは、今のところ写真を掲載していません。そんな文字だけの記事に、こんなにアクセスしていただいて、とっても有り難い事だと感謝しています。
 令和6年の本ブログですが、令和5年と同様、決めたテーマに沿って書き進めていく予定です。
 札幌木鶏クラブで御世話になっているB先生のブログ(JAZZに関するブログだそうです)は、先日、500アクセス以上あったそうなので、地道に続けていけば、このブログも100アクセスあるかもしれません。そう考え、続けていきたいと考えています。
 読みに来てくださった皆様、令和6年も宜しく御願い致します。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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バイク愛が炸裂する『スーパーカブ』

2024-01-04 04:30:00 | ライトノベル
 皆様、明けましておめでとうございます。新春早々、「エスせんブログ」に来ていただき、どうも、ありがとうございます。令和6年も、どうぞ宜しく御願いします。
 木曜はライトノベル愛を語ります。今回は、私としては珍しい、異世界転生物ではないライトノベルを紹介します。
 今回紹介するのは『スーパーカブ』と言う作品です。天涯孤独な女子高生の小熊(コグマ)ちゃん(そう言う名前なんです、本当に!)が、題名の通りホンダのスーパーカブと出逢い、どんどん世界が広がっていくと言う青春小説的なライトノベルです。
 現在、私は2巻まで読了していますが、物語は割と淡々と進んでいきます。現代の女子高生が主人公なので、暗黒竜を倒す等の冒険イベントは発生せず、いつもと少し違う道を帰るとか、いつもは行かない少し遠い場所へ行くとかが冒険イベントとなります。
 でも、これがイイ。身の丈に合った冒険イベントなので、読んでいる自分も、過去の自分が体験した冒険イベントと重ねて読む事が出来ます。だから、より自分事として感じながら読める訳です。
 そして、全編を通して感じるのは作者トネ・コーケンさんのバイク愛。スーパーカブって、こんな事も出来るよ、あんな事も出来るよ、世界が広がるよ…と言うメッセージが、次から次へと発信されてきます。
 読んでいて、自分もバイクに乗りたくなってきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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