東京に来た話

東京に来た。

家を急いで決めたから
少しだけ不安だったけど、
閑静な住宅街で安心した。

とても好きになれそうな街だ。

多分、長く住むことになる。
どうぞよろしく。



覚悟があろうがなかろうが、
もう戻ることはできない。

今は、
それが少し心地良い。

発つ話

明日、発つ。


父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃん、妹。

僕はまだ無くしたことがないから
本当にはわからないけど、
帰る場所がある、というのは
それでけで幸せなことなんだと思う。


支えにも、勇気にもなる。


広島という街が好きだ。
好きな人もたくさんいる。



普段はあまり聴かないのだけど、
アジアンカンフージェネレーションというバンドの
「ソラニン」という曲を聴いた。




たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もう　さよならなんだ

さよなら　それもいいさ
どこかで元気でやれよ
僕もどーにかやるさ
そうするよ




「どーにかやるさ」というのが、いいと思った。
気負ったって仕方ないし、
「どーにかやるさ」という勇気があることを
僕は年をとって知ることができた。




人に良い影響を与える人になる。

明日、世界が滅びるとしても
今日、僕はりんごの木を植える。
そんな人になろう。