コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

小論文「お金」

2014-10-02 21:45:55 | 日記
今日のテーマは「お金」。


必要不可欠なもの。
それ以上でも以下でもない。

僕はそう思う。

多ければ多いほど、幸せになれるものでは
決してない。

バカにはできない。
が、過大評価してはならない。


お金に心を囚われると
あまり幸せにはなれないというのが、
今の僕の考え。

多ければ多いほど
欲しいものが買え、
食べたいものを食べることができる。
行きたいところにも行ける。

けれど、
人間の欲望には際限がない。

もっと欲しい。
もっと良いものを食べたい。
次は、宇宙に行きたい。


ブランド物を身に付けることはいい。
正直、僕も高くてかっこいいものは好きだ。


だが、「ブランド品を身に付けた私は高い」となると危険だ。
もっと高級なものを身に付けた人に“負けた”ことにならないだろうか。

お金の競争になってしまえば際限がない。
醜い争いになる。
誰しも、ビル・ゲイツには負ける。




僕には中学生ぐらいの頃から
一貫して言い続けていることがある。

「もし1億円貰えたとしたら、僕は寄付をする。
いらない。人生がつまらなくなってしまう。」


あの頃よりは
お金の大切さがわかるようになったと思う。
だけどやっぱり、この考え方は変わらない。

対価としてのお金は欲しい。
自分が社会に貢献した結果としてのお金が欲しい。

そのお金で好きなものを買い、好きなことがしたい。

ただ使うためのお金なら、僕はいらない。
つまんなくなっちゃうもの。



「お金で何でも買える。」という人が時々、いる。

僕の目には買えないものばかりだ。

クサいことを言うけど、
「愛」は買えない。

「愛」も「心」も買える、という人もいるだろう。
僕に言わせれば、それは「愛」でも「心」でもない。

もちろん、
友達も、家族も、思い出も、努力も、夢も、
好きな人と過ごす時間も、語り合う時間も、
感謝の気持ちも、泣きたくなる気持ちも、
挫折も、失敗も、後悔も、そこから這い上がる気持ちも、
お金では買えない。
絶対に、買えない。


そして僕は、
そういうお金では買えないもの中に
「生きている」ということが詰まっていると思っている。


だから、必要不可欠ではあるけれど、
幸せな人生に「お金の量」は関係ない、
というのが今の僕の考え。