ラブレア@ロサンゼルス

南カルフォルニア大学(USC)でのMBA生活や家族三人でのロスでの生活の様子をお伝えします。

ツタンカーメン展@LACMA

2005-09-02 08:57:57 | Weblog
家のすぐ近くにLACMA(Los Angeles County Museum of Art)があります。近いがために「いつでもいけるや」という感覚でなかなか訪れることのなかった場所です。
そこで、KING TUT RETURNS がやっているということで、重い腰をあげてLACMAに行くことにしました。
King TUTとは、誰もが聞いたことのある「ツタンカーメン」のことです。ツタンカーメンの墓で発見されたものを中心とした展示なのですが、なんと「時間予約制」なのです。日程と入場時間が指定されたチケットを買わなければいけないので、なんだか面倒くさいですが、せっかくなので金曜日のチケットを買っておきました。RENが幼稚園に行っていて、僕の学校も休みだから夫婦でいけるからです。

入場口で一定人数ずつ入るように制限されていたので「何でかな」と思ったら、最初に簡単なショートビデオを見た後に展示見学が始まるという流れになっているようです。そのように入場数を制限することでそれぞれの展示物をゆっくりと見学することができました。

最初ツタンカーメンのミイラとミイラが入っていた棺が見れるかと思っていたけど、どうやらそれは保存の問題から来ていないということ。それ自体はとっても残念でしたが、内臓を保存するための棺、黄金の剣、ネックレスなど様々な展示に魅了されました。それだけの文明が紀元前に存在していたことに人類の偉大さを感じざるを得ません。

展示の最後の方に「謎」とされるツタンカーメンの死因についてのビデオがありました。数十年前にX線でミイラを撮影した際、後頭部に打撲の後のようなものが発見され、それが死因の一つじゃないかと言われてきたそうです。
最近になってCTスキャンの検査により、新たな死因の可能性が発見されたとのことです。後頭部の打撲の後自体は、その後も成長した跡があるようで直接の死因ではなさそうとのこと。それよりも、左足のひざのすぐ上に骨折の跡がありその跡ができたのは死の直前とのこと。乗り物から落ちたのか、戦いにより負傷したのか、その原因については不明だけれども、なんらかの影響を与えている可能性があるようです。

そんな最新の調査結果も交えた展示を見ることができてマンゾクでした。