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ロバート会議規則(23)

2022-05-29 11:58:07 | 日記

電子メール(Eメール)
 電子メールは、ビジネスマンを中心に必需品になってきています。10代、20代は、Eメールも使用していますがSNSが利用の中心のようです。また、60~70歳代は、SNSよりはEメールを利用しているようです。
 Eメールは、次の3点を特徴とします。
i) 非同期である(Eメールを送る人と送られる人は時間を共有しなくてよい)
ii) 発言が記録に残る
iii) 同報性がある(一斉に大勢の人に同じ内容のメールを送ることができる
 電子会議用のツールとしてみた場合、上記のii)とiii)は、有効な機能ですが、情報共有では非常に大きなメリットであるi)の機能は会議機能としてはデメリットになります。
 会議は、物理的、電子的に構成員が一堂に会して議論をし、結論を出す行為ですから、非同期性は集まっているのかいないのかが判然とせず、会議が成立しているのかいないの不明です。また、ある発言に対する応答のタイミングが固定できませんので、議論がまとまりにくいという側面も出てきます。
 以上のような観点から、Eメールを会議ツールとして利用することは適切ではないと考えます。
 Eメールを会議支援ツールと考えた場合、どのような局面で使用するのがよいのでしょうか。会議の開催通知、議事録送付、議題の背景情報の送付などで利用できます。ただし、暗号化したとしてもEメールの機密保持機能はそれほど強くありませんので、個人情報や組織の機密情母Eメールで送付しべきではありません。
 また、組織はEメールでの利用に関してEメールでポリシーを作成しておくべきです。
 Eメールをと似ていますが、反応の即時性を持たせたチャット機能は会議ツールとして使用できるでしょうか。
私は、肯定的です。Eメールをの非同期を同期に変えたものがチャットですから、チャットは電話会議に似た機能だということができます。ただし、短時間で文章によって自分の意見をまとめたり、他の構成員から提示された意見に応答したりするのはかなりのスキルが必要です。チャットは小規模のスキルを有する人たちの会議(数名)向きでしょう。チャットによる会議運営は、電話会議に準じていいと考えます。

以上で、ロバート会議規則に関する投稿を完了します。(読んでくださった方がいらっしゃったら)ありがとうございました。



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