AAAA快適生活研究所

いろんなことに上手になったり、不便を軽減したりすることをお手伝いする「処」

学生へのメッセージ

2012-03-14 16:35:57 | 日記
先日、瑞波祭(ミズハサイと読む。湯桶読み)なるものがあり、そこで教員のビデオレターを流すからメッセージをくれと頼まれて、作ったメッセージを以下に示します。これは私が普段思っていることですから、ここに書き込んで残しておこうと思います。ちなみに、機材の関係でせっかくのビデオレターは流されることはありませんでした(残念)。
ーーーーーーーーーーーメッセージ始め
私は大学の4年間というのは、学問を修めることを条件に社会が生
産的な活動につかなくてもいいと許してくれた、猶予期間、モラトリアムだと思っています。大学生の間に、せっかくの4年間ですから、アルバイトするのも、部活や同好会やサークル活動に参加するのも大いに結構だと思いますが、でも本業は学問を修めるということだということを忘れてはいけないと思います。学問を修めることは大学生の義務であり、責任です。だから、よく言うのですが、「血反吐を吐くくらい勉強して学問を修めて欲しい」と思います。そんなこと(血反吐を吐くほど勉強をすること)は、大学を卒業したら、経験したくてもできなくなります。
学問とは何かですが、私はいろんな知識を蓄え、それをベースに考えることだと思います。知識を蓄えることを、詰め込みだとネガティブにとらえられることがありますが、それは間違いです。知識は人間活動の全ての原点です。知らなければ考えることも行動することもできません。先ず、知識を蓄えることから学問は始まります。あらゆることに興味をもって、知識を蓄積してください。でも知識は蓄積しただけではダメです。それでは百科事典と同じです。人間百科事典はせいぜい重宝がられるだけです。蓄えた知識を基に色々考えることが重要です。それには、批判的にものを見るということが重要だと考えます。言われていることをそのまま受け入れるのではなく、疑ってかかること、これが極めて重要な態度だと思います。
諸君が血反吐を吐くほど勉強し、多くの知識と考える力を身に付けて本学を卒業して行ってくれることを願ってやみません。
ーーーーーーーーーーーメッセージ終わり