AAAA快適生活研究所

いろんなことに上手になったり、不便を軽減したりすることをお手伝いする「処」

マナービジネス

2021-05-18 16:22:02 | 日記

誰もやっていないこと、世の中に必要とされることを見つけてそれを事業化(ビジネス化)することは悪くない。いや、むしろ奨励されるべきことだと思う。

 ただ、困ったビジネスもある。

 私が「マナー屋」と呼ぶビジネスもその一つである。ビジネスマナーを教えるとして、お金儲けをする人たちである。

 ビジネスに限らず、社会生活を円滑に過ごすために、相手に不快感を(極力)与えないような仕草、動作、言葉遣い等をマナーという。所作がより洗練されているように見せるという茶道や礼法というものもあるようであるが、私はいずれもよく知らない。

 マナーは学校では体系的に教えてくれない(と思う。少なくとも私の時代は)ため、これを教える(伝える)方法が必要であり、ビジネスであってもよい。

 しかし、行き過ぎや、勝手に作られては迷惑である。

 例えば、こんなことがある。

 「ノック2回はトイレのノック。部屋の中にいる人に用があるときのノックは3回」。これを学生に「そうか」と聞かれたときはびっくりした。エッ、誰が決めたの。ノックは相手が見えないドア越しに相手の注意を喚起するもので、障子や襖の文化の日本にはなかった習慣である。日本では障子越し、襖越しに声をかけた。だからノックは欧米から輸入した比較的新しい習慣である。ノックは1回では注意をひかないこともありそうだ。だから2回以上。それで何が悪い。勿論3回でもかまわない。でもそれが当たり前であるというのは、マナービジネスを成功させるための口実もいいところである。

 英米の子供のことば遊びに「Knock, knock」というものがある。例えば、

  子供A:”Knock, knock”

  子供B:”Who’s there?”

  子供A:”Alison”

  子供B:”Alison Who”

  子供A:”Alison Wonderland” 解説:Alice in Wonderlandである。AlisonとAlice inの音が似ていることを利用している。

また、私が好きな米国のTVドラマのThe Big Bang Theoryでは、Sheldon Cooperという鼻もちならない(でも憎めない)理学博士が、人を訪ねるとき、「2回ノックし、部屋の住人の名前を呼び、これを3回繰り返す」ことをルーチンにして笑いを取っている。2回ノックしてね。

ノックの元祖の文化にトイレは2回、なんてものはない。

話題は変るが、お臍のあたりに手を置いてお辞儀をするというものがある。これが全国的にいきわたっているようであるから、やはり「マナー屋」の仕業だと思っている。この方法は、局面によっては極めて礼儀正しく見えていいのであるが、どんな局面でもとなると、違和感がある。スーパーのレジでレジが終わった後にレジ担当これをされると、こちらが決まりが悪くなる。両手を自然と脇に垂らす。あるいは自然に前に垂らしてそのまま両手を軽く重ねるでなぜ悪い。

UXテレビのスーパーJチャンネル(ニュース番組)の宣伝で、気象予報士の女性がこの形でたたずんでいる。不自然に見える。また、アナウンサー二人が、テーブル(デスク)の上に両手を置いて手を組み合わせているのも、上から目線のようで好きではない。会社で上司に話を聞くときに上司は机に手を置いても話を聞く方は机の上に手を置かないだろう。

マナーはTPOが極めて重要であり、いつでもどこでも同じ所作というのはマナーではなくなる。

 


「赤塚の学び舎」を卒業(定年退職)しました

2021-05-15 11:31:21 | 日記

 初期の志とは異なり、このBlogをあまり活用することもなく、あ~ッという間に「赤塚の学び舎」を卒業(定年退職)してしまいました。時は流れ、いまやSNS全盛ですが、しばらくはBlogにこだわってみようと思います。学び舎を卒業しましたので、このBlogを続けるためには、Blogのタイトル「赤塚の学び舎だより」を変える必要があります。

 物理的な「赤塚の学び舎」を卒業して以来、所謂プータロー状態です。

 しかし、だいぶ衰えたといえ知力も気力も十分です(体力は年相応)。それに見かけによらず割と器用でなんでもこなせます(ただし、あまりうまくはありませんが)。この器用さを利用して、世間の役に立ちたいと思っています。例えば、日本語を教える、英語を教える、プログラミングを教える、PCを教える、スマホを教える、ネットを教える、仕事の仕方を教える、勉強を教える(家庭教師等)、等々。声が掛かれば何でもやろうと思います。ちなみに自転車の修理、水道の蛇口回りの簡単な部品交換・修理やエンジン刈り払い機による草刈りも守備範囲です。やることはまだまだありそうです。

 このBlogは私のスキルをお見せする私的見本市的な場所にして行こうと思います。

 そこで、このBlogはとりあえず「AAAA快適生活研究所」という名前にします。AAAAはAnything、Anytime、Anywhere、Anyhowの頭文字です。いろんなことに上手になったり、不便を軽減したりすることをお手伝いする「処」を少し気取って名前にしました。

 次回からこのBlogは「AAAA快適生活研究所」になります。