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『前原と漫画』その1.デビュー前までの道のり

2014-01-15 | 前原と漫画と思い出ぽろぽろ



前原がはじめて漫画というものを知ったのは、
小学1~2年(あやふや)の頃、
病気で学校を休んで寝ていた時に、
ママが、もとい、母ちゃんが、
退屈だろうからと一冊の漫画雑誌を買ってきてくれました。



たしか、「少女クラブ」
世の中にこんな面白いものがあったのか!!と感激しました。
それから毎月一冊ずつ買うようになり、
細川先生の「あこがれ」とか、
水野英子先生の「星のたてごと」とか
それはそれは胸をときめかせて読んでました。



小学5~6年(あやふや)の頃、
初の週刊少女漫画が発行されました。
「少女クラブ」が変身して、「少女フレンド」になったので、
発売当日、「フレンド」を買いに行きました。
でも、「フレンド」の横に「マーガレット」が置いてあり、
立ち読みしたら、そっちのほうが面白そうだったので、
「マーガレット」を買って家に帰りました。
小学生までは、多少お絵かきっぽいことはしてましたが、
まだまだ読み手専門でした。



中学生になってから、
「漫画家入門」などを買ったりして、
大判の紙を原稿用紙の大きさに切って、ペンと墨汁で
漫画らしきものを描くようになりました。



そして高校生になると、本格化して、
自分の描いた作品(16ページ~32ページ)を「りぼん」の
漫画スクールに応募したりしてました。
この頃の「リボン」は、一条ゆかり先生がデビューしたての頃で、
いまから思えば、のちにデビューしていく漫画家の人たちが
キラ星のごとく集まってきてました。



前原も、佳作などの賞に何度も入ったりして、
賞金一万円(当時の高校生のお小遣いとしてはかなり高額)を
コンスタントに稼いでました。
そして読者としては、
集英社系の「リボン」と「別冊マーガレット」を読んでました。
雑誌の発売日になると、高校の帰りに本屋に寄り、
「フレンド」の面白そうな作品だけ立ち読みして、
「マーガレット」を買って帰りました。



高3の頃になると、リボン編集部の人に
「そろそろ、次でデビューかな…」と言われましたが、
この頃ちょうど大学受験があったので、しばし漫画活動は中断。
合格祈願の願かけに漫画断ちをしました。



そして、大学生になってから半年後。
久しぶりに描いた作品を持って、前原は意気揚々と
リボン編集部をたずねました。






…………ボロクソにけなされました…………。
(次の作品でデビューじゃなかったのかい?)




そのまま 家(アパート)に帰るのはシャクなので、
集英社を出たあと、その足で講談社に向かいました。
そして受付に原稿を預け、そのまま帰りました。
ボロクソにけなされたあとだったので、いきなり編集部を
訪ねる勇気はありませんでした。



後日、フレンド編集部から、すぐ来るように連絡がありました。
なぜかすごく気に入ってくれて、漫画賞に応募することになり、
トントン拍子で入選。
「フレンド」からデビューすることに決まりました。
ずっと集英社系の漫画で育ってきた前原は、当時「少女フレンド」で
描いていた漫画家の先生も作品も、里中先生以外はほとんど
知りませんでした、(すみません……)


(デビュー後に続く…)


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