たろうくん(太郎)のつぶやき

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今書いている詩(1275)「ムクムク」

2016-08-21 08:31:44 | 
今書いている詩(1275)「ムクムク」
                       清水太郎
 青空の隙間に
 ムクムクと
 成長する
 入道雲

 「あれが もっと大きくなって
 雷さまが鳴る 雨が降る」と
 はると君に囁く
 「やっつけてやる」
 「そうか じぃ~ちゃん
 傍にいるよ」

 人生の真夏で
 欲望も
 ムクムクと
 膨らんだなぁ~
 消えたなぁ~
 入道雲が

 孫たちも
 じぃ~ちゃんと
 同じ道を
 辿るか?

 祈りは
 過ちを
 繰り返さないために
 ある?

 欲望こそが
 人生の道標?

エッセイ「じぃちゃんの孫」

2016-08-20 11:12:59 | エッセイ
エッセイ「じぃちゃんの孫」
                       清水太郎
 「はると君、お昼寝の時に、涙を浮かべながら、ママ!ママ!と言ってましたよ」持ち物を園のバッグへ入れている時に、保育士さんから言われました。今まで、はると君がお昼寝の時に、泣いているような事は無かったのです。
じぃ~ちゃんを見つけると、跳んできて、脚に絡みつくのです。頭を撫でながら、持ち帰る物をバッグに入れます。小さな園児たちが、近くに来てじぃ~ちんを見上げています。鼻の垂れてる子、オモチャを口に入れてる子、不思議そうに口を開けている子達の頭へ手を置いてあげます。「良かったね!」と保育士さんが言います。
「ごめんね!じぃ~ちゃんが、出来なくて?」と言いながら、靴を履かせて抱き上げ、ママの処へ行きます。「じぃ~ちゃんの運転席の処でいいのかい?」と聞きます。「ママがいい」と言わないので、チャイルドシートに座られます。私の首から吊るしている、シルバーパスをいじりながら「これなぁに」と聞きます。朝出かける時に、耐えているような表情でしたが、少し安心しました。
娘に、保育士さんの言ったことを伝えると「今断乳しているからですと言ったわ」娘も辛いのです。パパも同じ思いでいるのでしょう、じぃ~ちゃんも何もしてアゲラレナイのが、尚辛いです。モデルの海老ちゃんが、「2歳になったので、断乳を始めます」とブログに投稿している記事を見ました。私が孫の断乳で、こんなに辛くなるとは思いませんでした。世の男たちは女性の「オッパイ」に憧れるものなのです。じぃ~ちんだって、はると君が、ママのオッパイを飲まなくなれば?勝てるのと何時も思っていました。
家に着くと、直ぐにバスで西八王子へ出かける予定なのです。ミッキーマウスの腰バッグをして、時計を気にしながら近くのバス停へ行きます。ばぁ~ばは、ゆうと君と一緒にコンビニへ向かって歩いていました。「ママは歩き過ぎるとお腹が痛くなるからね!」と言いながら、はると君とユックリ歩いて同じコンビニへと歩いています。じぃ~ちゃんは追い越して時刻表を見ました、バスは行った後で城山手から乗るようでした。「じぃ~じも来たの?」とゆうと君が、嬉しそうに笑って言いました。引き返して、はると君にタッチして擦れ違います。
携帯が使えないので、ドコモショップへ行かないといけないからなのです。早く帰って、はると君の相手をしてあげたいと、城山手のバス停でブロックに腰かけてバスを待ちます。ドコモショップは時間がかかりました、ドコモの女の子に孫のことを話しながら終えてバスに乗ります。はると君はじぃ~ちんを何時も癒してくれるのです、一番大切な孫です。
「ゆうと君、はると君、じぃ~じ帰ったよ」と言います。ママが「ゆうと君へ、先に声をかけてからにしてね」とばぁ~ばに言っていたのす。はると君が、じぃ~ちゃんの処へ駆け寄ってきました。「クレーン少し見せて!」「今日は一杯見ていいよ」と2階へiPadmini4を取に上がります。はると君はじぃ~じの膝で画面を見詰めています、頭や手を摩ります。孫の体温が心を溶かします。

今書いている詩(1274)「穴」

2016-08-19 10:49:27 | 
今書いている詩(1274)「穴」
                      清水太郎
 ガラ・ガラ・ガラ
 喉の奥まで
 綺麗になれと
 ウガイスル

 口の中の
 食べかすも
 吐き出される

 口から入るのは
 食べ物だけか?
 朽ちたら出るのは
 声だ!

目に映るものが
思考に代わるらしい
詰め込む 
可能性を求めて
詰め込む

ガラ・ガラ・ガラで
心も洗えないかなぁ~

口が乾いて
 声も途絶えて
 末後の
 水を求める時に

 唇を洗ってくれる
 浄めてくれる
 貴方と家族が
 いるから
幸せと
喉の奥へ
言い聞かせる

今書いている詩(1273)「種子」

2016-08-15 12:59:57 | 
今書いている詩(1273)「種子」
                     清水太郎
 あたいを
 撮って
 くれて
 ありがとう
 気付いて
 くれて
 嬉しい
 
 幸せと
 愛を
 貴方へ
 預けるために
 此処に
 咲いているの

 今から
 貴方の
 バリアーに
 なってあげる
 
 貴方が
 私と同じ
 バリアーの
人を
 受け入れる
 お手伝いを
するの
 私の役目ね

 空が
 青くて
 セミたちが
 啼いていた
 8月15日の
 あの日を
 忘れないでね

 愛と平和が
 幸せの扉を
 開けるのよ
 
 貴方へ
 心の鍵を
渡したら
私は
枯れるの

誰かが
また
キット
此処に
愛の種子を
蒔くの

そうなの
私と貴方が
復活する日の
タメニね

今書いている詩(1272)「じぃ~ちゃんのホコリ(誇り)」

2016-08-14 14:58:04 | 
今書いている詩(1272)「じぃ~ちゃんのホコリ(誇り)」
                     清水太郎
 舞い揚がり
 舞い落ちる
 家がある限り
 ホコリの
 一日は終わらない
じぃ~ちゃんの
 一生が終わっても

娘と孫が
眠っている 朝に
ダスキンモップを 握った
じぃ~ちゃんは
そっと床を 撫でて回る

滑らかに滑る
床は汚れが少ない
手ごたえのある床だ
ゴシゴシと擦る

真昼間です
ホコリたちは
遊んでいる
ミンナが寝静まると
床に落ちる 寝る

30年後の或る日 ひ孫が
「パパ ひいじぃちゃんは
 どんな人」と聞く
「ひぃじちゃんは あそこにいるのかなぁ~」
パパが神棚を 見上げる
ホコリが 嬉しそうに 舞っている
張り子の犬たちが
聞いている 呟く

「キミたちの ひいじぃちゃんは
 骨壺の中にいる 魂がホコリになって
 イマ 家の中を 舞っているよ」

ホコリになった
じぃちやん
孫たちの 肺の中へ
吐き出されて 空気と同化する
意思として 漂う

セミたちの 終わらない
夏が 未だ続いてる