矢形川(熊本県嘉島町)にてフライフィッシング

2019-01-19 17:57:20 | フライフィッシング釣行日記
こんちには

C-ZAFF JAPAN, KUMAMOTO BRANCH 広報担当 高峰河です。


今回は矢形川に久しぶりにきてみた。


川面にはヒドリガモとオオバンが陣取っている。
フライロッド片手に近づくと慌てて逃げていった。すまない、邪魔して。
フライフィッシャーとバードウォッチャーを一人でおこなうのは自然なようで相反することも多く、二刀流は意外につらい。
鳥見的には野鳥を驚かすような接近は御法度だが、フライフィッシャー的には川面に近づかないと釣りにならない。
とくに冬はカモなど川面にびっしり休憩していることも多く、野鳥やその観察を楽しみにしているバードウォッチャーの邪魔にならないように一定の配慮が必要だろう。この時期の休日は江津湖で鳥見を楽しむ人が普段よりさらに増えるので鳥見活動してる時間帯の江津湖フライフィッシングは可能なら避けるようにしている。

さて、川面に目をやると#30くらいのかなり極小ミッジ(色はホワイト)が飛び交っていて、オイカワと思われるライズがかなり見受けられる。これだけ活性が高ければ1キャスト1バイトで楽勝だろう。つけっぱの#18ふわっと羊ちゃんミッジをキャスト。(#18ふわっと羊ちゃんミッジのタイイング動画


ところがである。
全く反応なく無視される。たまに浅いライズで食ってくる個体もあるが食いが浅くバイトにまで至らない。まぁでもそのうち釣れるど〜っとそのままあちこちのポイントを探るのだが、絶好のポイントでも反応が渋い。

これは流石にフライ交換か。
マッチザハッチ的には#30の白いミッジに近いものをフライボックスで物色する。
あった、数年前まではレギュラーで主力としてよく使っていた#22QWM-SS(クイックルワイパーミッジ)である。


#18で釣れなくて似たようなシェイプの色違い#22をキャストしたところでそんなにチャンスがあがるか?とこれでも自信なかった。
ところがである。
キャストしたその時、今までありえないような食いっぷりで良型のオイカワが激しくアタックしてきた。



正直すまんかった。
#18で十分、#22などなくても釣れる!と豪語していた。
#22でないと釣れないシーンを目の当たりにして、俺は反省せざるをえなかった。

冬はミッジの大きさも小型化する、というか小さい種類のミッジがハッチしやすいということなのだろう。
老眼で辛くなってきたが冬の極小ミッジングに備えて#22サイズもこれからは揃えておくことにしよう。

<今回の気候条件等>
天候 = くもり
透明度 = クリア
水温 = 18度
ライズ = かなりある
ハッチ = #30-#24の極小ミッジがそこそこハッチ
バード = ヒドリガモ、オオバン

<今回の釣果>
オイカワ 1匹
カワムツ 0匹
その他 0匹

<今回使用タックル>
ロッド = ティムコ(TIEMCO) ロッド ユーフレックス・インファンテ 800-4 オイカワスペシャル
リール = Daiwa ロッホモア-A 100A
フライライン = ティムコ(TIEMCO) ライン SA スープラ JストリームDTT DWF0F ウィロー
バッキングライン = イカリ印 竿巻糸 0号極細
リーダー =(ナイロン) 6x 12ft (ティムコ スタンダードリーダー)
ティペット =(ナイロン) 7x(ティムコ ミスティープラス ティペット)

<今回使用ウェーダー>
ダイワ ウェーダー スーパーブレスウェーダー チェストハイ型 SBW-4204R (LL)

<今回使用バッグ等その他装備>
Foxfire 防水 GORE-TEXパックライトハット(L)
Foxfire minimalist Sポーチ
Foxfire エアリスタ ノンスキッドグラブ
AXE(アックス)SG605P-LBR 偏光 オーバーグラス

<撮影>
濡れても大丈夫。iPhone7で撮影。






高峰河 狩 = 文
Text by Curry Kohortgar
Photography by C-ZAFF JAPAN


<Profile>
こうほうが・かり
1972年生まれ。熊本県熊本市在住。全日本ハヤのフライフィッシング普及委員会の広報担当。オイカワ・カワムツ専門のフライフィッシャーでありながらたまにはヤマメ釣りにも興じる。日本全国を行脚し、ハヤのフライフィッシングの楽しさを布教。好きな言葉は「他力本願」「がんばるな、俺。」

※C-ZAFF JAPAN = Committee for dissemination of ZAcco Fly Fishing in JAPAN (全日本ハヤのフライフィッシング普及委員会)