漢字離れを危惧する声は今もありますが、中国の紹興市を訪ねた折に、中国で最も有名な書作品で、王羲之が「蘭亭序(らんていじょ)」を書いた場所の蘭亭を訪ねました。
* 蘭亭
「蘭亭序」(らんていじょ)は、流麗な筆さばきで書かれた行書28行324文字。
書の最高傑作といわれています。
* 御碑亭 王羲之の「蘭亭序」の全文が碑に彫られた石碑です。
作者は、4世紀の中国で活躍した王羲之(おうぎし)で。行書、草書を、洗練された美しい書体に仕上げた最大の功労者です。中国では、いまなお“書聖”として崇めています。
不思議なリズム感で書かれた「蘭亭序」の文字は、空海を通じて、日本の書にも大きな影響を与えたといわれています。
* 入り口の壁にかかれた「蘭亭序」の説明
* 「蘭亭序」の前半部