毒を吐くとか吐かないとか

日々の出来事や妄想話など、書きたいことをだらだらと綴っています。

プロポーズ

2012年12月18日 | あんな話やこんな話
 「旦那さんからのプロポーズの言葉は何でしたか?」という内容の とある記事を読んでいてふと思いました。


 ・・・・・・そういや、わたし、プロポーズの言葉なかったわ。


 以前にもこのブログに書いたことがありますが、だんなさま・おっちゃんとわたしはいわゆる「お見合い結婚」。お見合いの後、何度かデートを重ねて2ヵ月ほど経ったある日、わたしの母を伴っておっちゃんの実家へおじゃましました。

 かなりお酒が入ってご機嫌な義父(おっちゃんの父親)がわたしに「貴女のお父さんに会いに行ってもいいですか。どうですか」と訊いてきました。その言葉の裏にものすごく大きな意味があるとも気づかず、わたしは「ええ、いいですよ」と即答。会いたいんだったら会えばいいじゃん、くらいの軽い気持ちで。

 おっちゃんの両親は大喜びで「いや~、よかったよかった。ここ小田原はとても住みやすい街ですよ。小田急線に乗れば電車1本で新宿まで出られるし。そうだ。式場も見つけないといけないね」。

 って・・・ え?! わたし、け・・結婚することになっちゃったの?!・・・・・・って感じで結婚が唐突に決まったのでした(笑)。「双方の父親が顔を合わせる」=「結婚決定」という意味合いだったらしい・・・。

 当のおっちゃんはその瞬間、何をしていたかというと、われわれに背を向けて黙々とテレビ見てました(笑)。なんだかなぁ・・・。

 その後も特におっちゃん本人からプロポーズらしい言葉はなし。テレビでプロポーズに関する話題をやっている時にさりげなく「そういえばわれわれ、そういうのないよね」って言うと、すごく肩身が狭そうに「・・・・そうだねぇ。ううぅぅ・・・」というリアクション。

 そんなこんなで気づけば20年いっしょにいる。すごいな。

夫婦

2012年12月01日 | あんな話やこんな話
 旦那さんが定年退職を迎えた熟年夫婦の話としてよく話題に上がるのが、「夫が1日中家にいるからかえってストレスになる」という妻側の悩み。「またまたそんな。仲良し夫婦ならそんなこと絶対ありえないじゃん!」って思って・・・ました。数年前までは。

 だんなさま・おっちゃんがいよいよ、世間で言うところの "アラカン" と呼ばれる世代に突入しようとしている昨今、ふと、思うのです。冒頭の、世の奥様方の心の叫びがなんとなく理解できるかな・・・と。

 いや、おっちゃんがずっと家に居るということがイヤなんじゃないの。むしろ、居てくれると家の中がパッと明るい空気になるからむしろウェルカム。

 誰でもそうだけれども、自分の1日の生活サイクルって大体パターンが出来てるじゃない? 結婚生活20年の中で徐々に積み重ねてきた「自分のペース」が、おっちゃんの定年退職後に変化するんじゃないかという不安なのかな。

カレー

2012年11月24日 | あんな話やこんな話
 われわれ夫婦はふたりそろって辛いものが苦手なので、家で作るカレーも、市販の無難なメーカーの中辛のルー使って作ります。それすらも「辛い! 辛い!」とひぃひぃ言いながら食べてるけど(笑)。

 先日、買い物に出かけた時に、バーモントカレーのルーが安売りしていて、「バーモントなら他のに比べてわりと甘口に作ってあるから、これなら辛口でいけるんじゃない?」というだんなさま・おっちゃんの一声で、辛口を買って帰りました。

 さっそく作ってみたら、いつも作る中辛よりちょっと辛いぐらいのレベル。でもわれわれ夫婦にとっては「めっちゃ辛っ!!」なレベル(笑)。

 辛いもの好きな人に言ったら笑われちゃうね。

好物いろいろ

2012年10月21日 | あんな話やこんな話
 時々出かける「サラダバー食べ放題」のお店。だんなさま・おっちゃんが突如「おいらはコールスローが大好きなんだ」と主張し始め、狂ったように(笑)コールスローを大量に食べまくるようになりました。そんなにコールスロー好きだったんだ・・・。結婚20年目にして初めて知った事実(笑)。

 好きなら好きで言ってくれればうちでも大量に作ってあげたのにさ。

 そんなわたしは「この世で一番好きな食べ物は?」と訊かれたら迷わず「焼き鳥!!」と答えます。レバーとか内臓系とか珍味系は得意ではなひ。もっぱらスタンダードなもも肉や皮とかつくねが好き。味付けは "たれ" でね。酒がなくても、焼き鳥だけで何本でもいけます。

 ああ~、一度でいいから、「もういい!」って言うくらいがっつり焼き鳥食べたいなぁ。

不器用

2012年10月19日 | あんな話やこんな話
 ブログに書くネタに困ると、過去に書いた話をもう一度ほじくり出す・・・というね(笑)、「お前、何回その話書けば気が済むんだ?」ということを時々するのですが、今日もそんな感じで。このブログを最近見つけてご覧になってくださってる方もいらっしゃると思うので。わたしのことを知ってもらうという意味でも。

 今日のタイトル「不器用」。これはねぇ、子供のころから常々実母から言われ続けた言葉です。突然何かひらめいて工作をしようものなら「不器用なくせにそんなもの作って」。手芸や洋裁を覚えて何かを作ろうものなら「不器用なんだからうまくできるわけないよ。材料がもったいない」。

 もうね、何か作ろうものなら全否定されましたね。子供の頃は。おかげで「自分は不器用な人間なんだ」と、ずっと思い込んでいました。創作物に関わらず、何か新しいことをはじめようとしても「どうせ三日坊主で飽きちゃうんだろ。時間がもったいない」と頭ごなしに言われることも。

 こんな子供時代だったので、両親、特に母はわたしに対して常にイライラしていたのね。だから、わたしが何をやっても気に入らなかったんだと思う。わたしとは真逆に、活動的でハキハキしていた妹は常に可愛がられてた。後にわたしと妹のポジションが逆転することになるんだけれども。ま、この話は置いといて。気が向いたらいつか書きますわ。

 「ひょっとして自分ってそれほど不器用じゃないのかもしれない」と思うようになったのは、成人してだいぶ経ってから。もっと厳密にいうと、WEB上で自分の手作り作品を公開したり、ライブイベントに手作り服を着て行ってみんなから褒められたあたりから。「あれ? 母親と言ってることが違うぞ」って本気で戸惑いました。子供のころからの刷り込みって怖いね。

 母はすでに他界しているのですが、生前、わが家に遊びに来た時に、ちょうどわたしはデーモン閣下の魔形(いわゆる "お人形" のようなもの)を作っている最中だったのを見た母がぽつんとひと言「うまく作るもんだなぁ・・・」。

 この瞬間、勝った!と思いました。

 


 ねえ、わたしって本当は器用なの? それとも「ヘタの横好き」で不器用ながらもただただ作ることが好きな人間なのかなぁ。いまだによくわかってない。