自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

とんぼのめがねの里

2014-10-10 05:07:18 | ひとり言
昨日は、朝7時の列車で福島県の広野町まで出かけてきました。


用向きは、広野町立中学校の校長先生こ、の夏の「トロピカル・アートキャンプ」の報告をすること。


スーパーひたちでいわきまで行き、そこからレンタカー。


この広野町にやってくると、3年の月日の重みを肌で感じます。


いわきから浪江町へ抜ける県道35号線は、いまだに開通はしていない。


広野町までは約20キロ。


海の見えるこの道は、本当に気持ちがいいのだけれど、防波堤工事や、復興住宅の工事現場がそこここに目立つ。


広野町の小学校には、現在91名の児童がいる。


でも、広野町から通っている子どもばかりではなく、つまり広野に戻っていない家族もまだたくさんいるわけだ。


海の見える校舎は、都会のボクには本当にうらやましいような環境だけれども、その環境があの原発事故でおおきく破壊されてしまった。


校長室から見える校舎の壁のレリーフに、童謡「汽車」の歌詞が描かれている。


今は山中 今は浜

今は鉄橋渡るぞと

 思う間も無く トンネルの

  
  闇を通って広野原(ひろのはら)


この広野腹が、どうやら広野町のことだという説があるらしい。


諸説あるけれども、町の人はこのことを誇りにも思っている。


そしてもうひとつ「とんぼのめがね」


とんぼの めがねは

 水いろ めがね

  青いおそらを

  とんだから とんだから


この歌も広野町出身の人が作ったという。


この夏にシンガポールに行った子どもたちは、ウェルカムパーティでこの歌を披露した。


昨日は、そんなのどかなひと時を味わう暇もなく、ぼくは「とんぼがえり」で東京へ。


次回は11月の末に行く予定。


今度はもう少しゆっくりしていけそうだ。



















最新の画像もっと見る

コメントを投稿