◆2022年1月13・14日(木金) 戸台川アイスクライミング
がっちり冬型の予報だったので、中止かな~と思っていたのですが、そこはアイス、稜線に出る訳じゃないから行きましょうとなりました。
寒そうだな~風強かったらやだな~(笑)。
1日目は午前8時に仙流荘に集合し、戸台川・林道終点の駐車場から出発。河原歩きは嫌だなあと思っていたのですが、程よく雪が積もっていて、意外と歩きやすかったです。ただ、アイスの道具にテント装備なので重い・・・。朝は青空が見えるほどでしたが次第に曇り、時折小雪が舞う天気。まあこのくらいの天気ならありですね。歌宿沢の少し手前でテント設営。
1日目は歌姫の宿。正午過ぎにテント場を出発。登山道から歌宿沢に入って取りつきまで35分、F1から終了点まで1時間半、下降10分とガイドブックに書いてありましたので、夕方にはテントに戻れるな、余裕だな・・・と。
ところが、歌宿沢に入って30分、傾斜は依然緩やかでとても滝があるようには思えない。倒木や岩で荒れ放題の上にそこそこ雪が積もっており、遅々として進まない。1時間たっても気配なし。だんだん雪は深くなり、漸く滝が見えた頃にはガイドさん腰ラッセル。私なら胸ラッセルだろーな。見えてからも時間がかかり、登山道から取りつきまで2時間かかりました。どう歩いたら35分でたどり着くんだよ・・・。ちなみにガイドブックの写真を見ると、滝は立派に凍ってますが、周りには雪はありません。でも、仮に雪がなくてもこの荒れ具合だと35分では無理だと思います。
気を取り直して準備し、クライミングを開始したのは午後3時。正直、下見だけで帰る、と言われても仕方ないな~と思いましたが、登らせてもらえることになり少しホッとしました。


F1の4mの滝が2m程度、次の40mの滑滝はほぼ雪の下になっていたことからも積雪量が分かりますよね・・・。メインのF2、歌姫の宿は70mの大滝です。途中1か所だけ立っているところがあり、それ以外は問題なしでした。私はこの立っている箇所でスクリュー回収に手間取り(アックスを打った場所が悪かった)、余分なエネルギーを消費(涙)。ガイド氏によると、叫び声が聞こえたそうです(笑)。出だしから3ピッチでなんとか2時間弱で終了し、下降は懸垂を2ピッチ(60mダブルロープ)で届きました。
片付けて、ヘッデンつけて、テントに戻ったのが18時半。1日目からヘッデンになるとは思いませんでしたよ・・・。でも、大して難しいところもなく、氷も硬すぎず、スイスイ登れてよいルートでした。
2日目は、明るくなるのを待って6時半にテントを出発。登山道に乗ると、真新しいトレースがありびっくり。歩きやすくて感激です。寒いけど、雪は降らなさそう。
丹渓山荘横で休憩し、舞姫の滝へ行くと、トレースの主である2人組がちょうど核心のF3に取りついていました。こんなとこの氷に平日に登りに来るんだー(人のことはいえないのだが)。どうやら日帰り見たいです。
こちらも準備して、9時過ぎにクライミング開始。F1,F2はそれぞれ4mの易しい滝。サクッと登り、ガレ場をしばらく歩いたらメインのF3です。中段が結構立っていて難しそう・・・。登りたいが登れなかったら下ろしてもらうんだなあ。ビレイ中の緊張感がたまりません。ガイドさんも慎重にスクリューを入れていくので回収も大変そう。出来なかったら帰りに回収かなあ。怒られるというより呆れられるだろうなあ(と、しょうもないことをビレイ中からずーっと考えており、カミングアウトしたら笑われました)。

中段抜けたらもういいかな、と思いましたが、意外と上部も面倒でした。すこしでもロープがたるむと怖くて、「張ってくれええええ!!!」と懇願すること数回。いやもう絶対リードなんてしたくないわ、出来るようにならなくていい!練習もしたくない!と改めて固く心に誓いました。ビレイしてもらっているとはいえ、1度でも外れたらもう2度と登れない、絶対1回で決めやる、と力んだので、無事登り切った時は手の感覚がありませんでした。
そして勝手にF3で終了だと思っていたので、「あとは易しいけど、F8まであるよ」と言われて超ショック。。。そういえば先行パーティがちっとも降りてこないわ・・・。暫く立ち直れず、体に力が入りませんでした。したがって、スピードは上がらず、よろけながらの登高となり、これで最後だと思った滝の上から「もう1つあるよー」と言われた時には「えええ!もうええけど!」と放棄したくなりました(笑)。漸く本当に終了したときは本当にヤレヤレって感じでした(笑)。
<懸垂で降りる>

下降は、緩いところも全部懸垂で降りましたが意外と時間がかかり、とりつきに戻ったのが午後3時頃。ガイドブックだと登り3時間、下降1時間でしたがトータル6時間ほどかかったようです。そしてこれからテントに戻って回収して下山・・・2日目もヘッデン決定です(笑)。急いでも仕方ないので、テントでお湯を沸かして一息入れてから重い腰を上げて片付け。17時に出発。1時間で着かないかな、との願いも空しく、車到着は19時前でした。頑張ったんだけどな(笑)。
いやもう2日間しっかり遊ばせてもらって充実感いっぱいでした。2つとも登れてよかったです。なんだかんだ言ってやっぱり楽しい(笑)。平岡ガイド様ありがとうございました~。
がっちり冬型の予報だったので、中止かな~と思っていたのですが、そこはアイス、稜線に出る訳じゃないから行きましょうとなりました。
寒そうだな~風強かったらやだな~(笑)。
1日目は午前8時に仙流荘に集合し、戸台川・林道終点の駐車場から出発。河原歩きは嫌だなあと思っていたのですが、程よく雪が積もっていて、意外と歩きやすかったです。ただ、アイスの道具にテント装備なので重い・・・。朝は青空が見えるほどでしたが次第に曇り、時折小雪が舞う天気。まあこのくらいの天気ならありですね。歌宿沢の少し手前でテント設営。
1日目は歌姫の宿。正午過ぎにテント場を出発。登山道から歌宿沢に入って取りつきまで35分、F1から終了点まで1時間半、下降10分とガイドブックに書いてありましたので、夕方にはテントに戻れるな、余裕だな・・・と。
ところが、歌宿沢に入って30分、傾斜は依然緩やかでとても滝があるようには思えない。倒木や岩で荒れ放題の上にそこそこ雪が積もっており、遅々として進まない。1時間たっても気配なし。だんだん雪は深くなり、漸く滝が見えた頃にはガイドさん腰ラッセル。私なら胸ラッセルだろーな。見えてからも時間がかかり、登山道から取りつきまで2時間かかりました。どう歩いたら35分でたどり着くんだよ・・・。ちなみにガイドブックの写真を見ると、滝は立派に凍ってますが、周りには雪はありません。でも、仮に雪がなくてもこの荒れ具合だと35分では無理だと思います。
気を取り直して準備し、クライミングを開始したのは午後3時。正直、下見だけで帰る、と言われても仕方ないな~と思いましたが、登らせてもらえることになり少しホッとしました。


F1の4mの滝が2m程度、次の40mの滑滝はほぼ雪の下になっていたことからも積雪量が分かりますよね・・・。メインのF2、歌姫の宿は70mの大滝です。途中1か所だけ立っているところがあり、それ以外は問題なしでした。私はこの立っている箇所でスクリュー回収に手間取り(アックスを打った場所が悪かった)、余分なエネルギーを消費(涙)。ガイド氏によると、叫び声が聞こえたそうです(笑)。出だしから3ピッチでなんとか2時間弱で終了し、下降は懸垂を2ピッチ(60mダブルロープ)で届きました。
片付けて、ヘッデンつけて、テントに戻ったのが18時半。1日目からヘッデンになるとは思いませんでしたよ・・・。でも、大して難しいところもなく、氷も硬すぎず、スイスイ登れてよいルートでした。
2日目は、明るくなるのを待って6時半にテントを出発。登山道に乗ると、真新しいトレースがありびっくり。歩きやすくて感激です。寒いけど、雪は降らなさそう。
丹渓山荘横で休憩し、舞姫の滝へ行くと、トレースの主である2人組がちょうど核心のF3に取りついていました。こんなとこの氷に平日に登りに来るんだー(人のことはいえないのだが)。どうやら日帰り見たいです。
こちらも準備して、9時過ぎにクライミング開始。F1,F2はそれぞれ4mの易しい滝。サクッと登り、ガレ場をしばらく歩いたらメインのF3です。中段が結構立っていて難しそう・・・。登りたいが登れなかったら下ろしてもらうんだなあ。ビレイ中の緊張感がたまりません。ガイドさんも慎重にスクリューを入れていくので回収も大変そう。出来なかったら帰りに回収かなあ。怒られるというより呆れられるだろうなあ(と、しょうもないことをビレイ中からずーっと考えており、カミングアウトしたら笑われました)。

中段抜けたらもういいかな、と思いましたが、意外と上部も面倒でした。すこしでもロープがたるむと怖くて、「張ってくれええええ!!!」と懇願すること数回。いやもう絶対リードなんてしたくないわ、出来るようにならなくていい!練習もしたくない!と改めて固く心に誓いました。ビレイしてもらっているとはいえ、1度でも外れたらもう2度と登れない、絶対1回で決めやる、と力んだので、無事登り切った時は手の感覚がありませんでした。
そして勝手にF3で終了だと思っていたので、「あとは易しいけど、F8まであるよ」と言われて超ショック。。。そういえば先行パーティがちっとも降りてこないわ・・・。暫く立ち直れず、体に力が入りませんでした。したがって、スピードは上がらず、よろけながらの登高となり、これで最後だと思った滝の上から「もう1つあるよー」と言われた時には「えええ!もうええけど!」と放棄したくなりました(笑)。漸く本当に終了したときは本当にヤレヤレって感じでした(笑)。
<懸垂で降りる>

下降は、緩いところも全部懸垂で降りましたが意外と時間がかかり、とりつきに戻ったのが午後3時頃。ガイドブックだと登り3時間、下降1時間でしたがトータル6時間ほどかかったようです。そしてこれからテントに戻って回収して下山・・・2日目もヘッデン決定です(笑)。急いでも仕方ないので、テントでお湯を沸かして一息入れてから重い腰を上げて片付け。17時に出発。1時間で着かないかな、との願いも空しく、車到着は19時前でした。頑張ったんだけどな(笑)。
いやもう2日間しっかり遊ばせてもらって充実感いっぱいでした。2つとも登れてよかったです。なんだかんだ言ってやっぱり楽しい(笑)。平岡ガイド様ありがとうございました~。
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