shakoの日常着物と照明シゴト備忘録

普段着物生活と照明スタッフでのつれづれブログ。
和装はもっと気楽に楽しめる!を提案中。 (旧:垢抜け屋文月)

トリガーライン「NO MOON,NO SUN」

2014-10-10 00:31:43 | 演劇
昨日、FBにも書きましたが、改めて。
トリガーライン第11回公演「NO MOON,NO SUN」観てきました。永明かりデザインです。私も一度出させて頂いたことがあるクリエイター集団。以前、泥臭い桟敷童子という劇団にいた私にとって、このトリガーラインはまさに対極。貧乏な日の当たらない底辺の人間たちを描き、手作り感満載の無骨なセット、“死ぬな生きろ!”と訴える東憲司演出に対し…トリガーラインはじゃんじゃか簡単に美しく人が死んで行く(笑)クールな演出。でもどちらも好きなんだなぁ。ぼた餅も食べたいけどタルトも捨てがたい…のはしょうがない
さて、今回はダイアナ妃の事故死をモチーフにした作品。最初のシーンから鳥肌。暗い明かり~(笑)
※以下、内輪ネタ&ネタバレ有りです、すみません。
ダナエ(染谷)[ダイアナ妃がこの役]に恋する大富豪の息子役、仕込みの時に印象が全くなかったラシード(西岡さん)の芝居がとても素敵で、どんどんカッコ良くいい男に見えてくる。これじゃあ染谷が嬉しくてしょうがないのも分かる(笑)
若手常連キャストも全体底上げされていて、いい味をちゃんと出している。同志よ、頑張ったなと感慨深い。もちろん濃~いキャストさんたちのブレない圧倒的芝居力も見どころ。
最後のキングストン卿(桝谷さん)が誠にヤバイ、良すぎて、絶対笑うとこじゃないのに役者の面白さに爆笑しそうになるのを堪えた。
そんな、笑うとこじゃないのにイチイチ面白い役者が多過ぎて隙がない(爆)
演出も大好き。品格があって一高さんの創る世界は美しい。役者、林田一高も、もちろん好演している。
昨日は一般の友人を誘ったが、音や照明、臨場感溢れる迫力がとても心に残ったと、あまり芝居を観ない人の反応はどうかと思ったが、彼女なりに興味深く観てくれたよう。「あの人が演出なんですね、彼が一番良かった」と言っていた。一高め。
明かりはキャストの顔斜めをかすめ、わざと全部を見せずに違和感を与えるような当て方になっていたり…。半歩ズレたら顔に当たらないかも結構タイトな位置どりである。一高さん好きだからな、そーゆーの。@中野momo 10/13(月祝)まで。
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