M.O.S.な日々

なんとなくな日

朝の戯言Ⅶ

2011-06-06 21:00:00 | 戯言
集合知について
こちらのサイトから→意見共有で「集団の知恵」が低下:研究結果

クイズミリオネヤのオーディエンスみたいなの

多数決≒正解
って感じで
多くの人の推測はだいたい合ってるという

始まりは1907年のイギリスの人類学者から
見本市の来場者は雄牛の体重を言い当てられる
という話からはじまったそうな. .

2004年には経済学者から『「みんなの意見」は案外正しい』
がベストセラーに!!


そんなわけで集合知という言葉自体は昔から知られてる(らしい)

で, ,

2011年にスイスのチューリッヒ大学が新たな研究を, ,
内容は, 被験者に他の被験者が考えている推測を教えると集合知が低下する
という実験結果が出た.


そこでは,
「集団は最初のうちは『賢い』が、他者の推測を知らされると、意見の多様性が狭まり、それによって(集合知が)低下する」という。「穏やかな社会的影響であっても、集合知効果に悪影響が及ぶ」

とさ

"集合知"は多数決のようなものではあるけど
あくまで, 構成員は多様な考えや意見を持ち自らの考えで結論を出さないといけない
という前提条件が重要らしい


実験では
1.自力で答えを考える被験者
2.他者の考えを知ったうえで答えを考える被験者
で比較した

すると
1.の平均回答の精度は高く
2.は低く
なった


集合知の失敗した例として,
金融バブルが挙げられるそうな

情報の流れと多様な意見のバランスが崩れると集団の知性多低下する



精度低下の原因として次の3つがあるそうな
1.社会的影響(意見の多様性が乏しくなる)
2.範囲の縮小(正しい答えが推測範囲の境界的な位置に集まった)
3.自信の効果(被験者が自分の推測に確信を深めた)


多角的な視野がなくなると人は"それっぽい"話に
流されてしまう.

まずは自分で考えてから
相手の意見を聞いて判断しないといけないってことかな


まぁ, ,
2. での"他者の意見"ってのがどこまでの範囲とするかで(?)な部分はあるけど;
% 情報ではなく意見ってのが重要なのかなぁ?

兎にも角にも,
自分の考えを持つこと
肯定的, 否定的な両方の意見を聞くこと

というので, 偏った考えに凝り固まってしまわないことが大事なのかなと. .
% 今の時代Facebook とかコミュニティー性の強い情報源からばかりだと
% 偏った考えになる可能性が高いんじゃないのかなぁと思う. .
% 仲の良い"お友達"ばかりだと自分に否定的な意見は出てきにくいだろうし
% コアな(自分の求める)情報を集めるためには, とっても有効なツールだと思う