文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

080426【番外編】カーナビ購入

2008-05-02 | shadow
文吉の愛用していましたカーナビMIO168RSがついにダウンしてしまいました。
天才的な方向音痴の文吉は、途方に暮れて泣きそうです。

そんなある日のことでした。
目覚めたら神様がすばらしい贈り物を有料で用意してくださいました。


2008年04月26日
07:40
朝起きて、布団の中で新聞のチラシを何気なく見ていて驚きました。
K’S電気のチラシに今日の目玉商品としてカーナビが載っていました。
なんと29800円。

実は、文吉がいままでシャドウ用に使っていたmio168RSというカーナビが先週壊れてしまったのです。
充電のためのソケットの差込口がスッポリ抜けて、ひん曲がってしまいました。ハンダ部分も折れてしまい、文吉の手では復元不可能になってしまいました。

以前からやたらと誤作動もあったりして、もう限界だなと思っていたのです。
文吉にとってカーナビはドラエもんの「どこでもドア」以上に大事な機械です。
方向音痴の文吉を未知の道へ誘ってくれる、魔法の箱です。
途方に暮れておりました。

そんな時にこのチラシを見つけることができたのは、天の采配としか言いようがありません。
「神は我を見放さなかったー」と大声で叫びたい気持ちになりました。

そして、他のチラシに目をやると、PCデポのチラシにはワンセグテレビの広告が載っています。
前の携帯電話にはワンセグ機能がついていて、電車の中でテレビを見る便利さが身にしみてわかっていただけにこれも飛びつくだけの価値があります。7980円。

そこで、入念にチェックです。
「ワンセグテレビ」は限定2個。「カーナビ」は数量こそ書いていないが、そんなに多くの数を用意しているはずはない。

pcデポは10:00の開店だから、まず、ワンセグテレビをゲットしてからK’S電気に直行したらカーナビもゲットできるのではないか。

もし、駄目だったらしかたない。その足で川越まで行って二輪館で他のカーナビを調達しよう。

文吉は、布団を跳ね上げ、朝食をサッサカサーと済ませると飛び出していきました。

09:45
PCデポ到着。
駐車場には数台の車がすでに止まっており、もはや限定2個のワンセグテレビは無理かなあと思いながらも、駐輪場にシャドウを停めて店の入り口まできました。

店の入り口にひとりのおじさんがポツンと並んでいます。
他の客はまだ車の中です。

「しめた。このおっさんの後ろに並んだら俺は2番目ということになるぞ」
何食わぬ顔をしておっさんの後ろに並びました。

店の前には10:15開店の手書きの紙が貼り付けてあります。
「それで、みんな車の中で待機しているのか」

そのとき、ひとりの店員がニコニコ顔で文吉の前に寄ってきました。
「今日は何をご希望ですか」といいながらチラシを配っています。
「ワンセグテレビだけど、私は2番目だから買えるよね」
「ハイ、前のお客様と二人分、これで決定ですね。入り口入って左側にあります」

二人が並んでいるのを見て、車の中で待機していた他の客たちが文吉の後ろに並び始めました。
「愚か者たちよ、ワンセグテレビは文吉様で最後だよん」
悪魔の囁きが文吉の頭のなかで聞こえてきました。

ややあって、開店の時間となりました。
店の扉が左右に開くと文吉は前のおっさんの後について、ゆったりとワンセグテレビの置いてある場所へと歩いていきました。

しかし、ここで思いもよらぬ大事件が発生しました。
文吉の後ろにいたおっさんが文吉を追い抜いて駆け出したのです。
「あっ」と思ったときにはもう、遅かった。
2個限定のワンセグテレビはものの5秒ほどで、売切れてしまいました。

仕方が無いので、帰ろうかと方向転換した文吉と先ほどの店員の目が合いました。
たぶん、彼はこの一部始終をみていただろうと、思って
「さっき、私の分は保障してくれたよね。でも、後ろの人が私を押しのけて取って行っちゃったんだよ。あれはおかしいだろ。駆け出したら危ないじゃないか」
「すみません、それではもう一個用意しますので、少々お待ちください。」

言ってみるもんですねえ、店員さんは予備の1個を持ってきてくれました。
この店員さんの対応、勉強になりましたねえ。
これで、文吉のこの店への好印象度200%にアップです。

10:25
K’S電気へやって来ました。
カーナビの売り場が分からずにウロウロしていましたら、若い店員が声をかけてきました。
「何かお探しですか」
「チラシのカーナビはどこにありますか」
店員は売り場まで案内してくれました。なかなか、きびきびした対応に好印象を得ました。

広告の品「TWINBIRDのtomonavi」聞いたことの無いブランドと製品名ですねえ。
でも、日本製なのでまあいいか。店員に展示用のガラスの扉を開けて見せてもらいました。

仕様書にサラッと目を通すと、文吉にとって必要な機能が大体揃っていそうです。
「この金額で間違いないね」と表示されている29800円を指差しました。
「ちょっとまって下さい。そうですね、これでいかがでしょうか」
といいながら電卓ではじいた金額を見て文吉驚きました。
「28000円」となっているじゃありませんか。

てっきり消費税でも上乗せされるのかと思っていたのに、逆に値引きしてくれました。
文吉にっこり笑って「じゃあ、これちょうだい」即答しました。



早速家に帰って、マニュアルを熟読して、操作を覚えました。
やっぱりカーナビ専用機は使いやすいですねえ。

これで、明日のツーリングが待ち遠しくなりました。


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