080223河津桜＆ＴＩＰＩツーリング＜前半＞

最近仕事が忙しくて、ストレスが溜まりこんでいます。
これがお金なら、文吉はちょっとした金持ちになれるくらいです。
そんな時の文吉のストレス解消法はやっぱりツーリングですね。

と言う訳で、今回は伊豆半島のほとんど真下に近い河津と言うところに行ってきました。

今回の旅の目的は次の３つです。
１、メルトモのひろPONさん夫妻と河津の桜見
２、ネイティブアメリカンのテントTIPIでキャンプ
３、ETCの実験
これだけ盛りだくさんのイベントですから、きっとストレスも解消するでしょう。

今回は長いので２部構成といたします。

2008年2月23日(土）晴れ

05:36
ガソリン満タンで出発。
本当は05:00出発の予定だったんですが、寝坊してしまいました。
昨日は残業で家に付いたのが23時半だったんです。結局寝たのが25:40です。
早く起きれるわけないですね。
大慌てで仕度して出発進行。
ETCのパイロットランプがエンジンを掛けると赤から緑の点滅へ、そして緑が点灯したら準備オッケーです。

05:53(32086)
戸田南ICから首都高に入ります。
ETCは正常に動いています。無事にゲート通過です。
バイクがゲートに近づいて行くと、いきなりアームがパッと上に跳ね上がる瞬間は感動物です。
06:00までに首都高に入るという課題はとりあえずクリアしました。

首都高速は非常に快適に流れています。

06:24
渋谷を抜けて、東名東京ICから東名高速に入ります。
気温も思ったより寒くはなく、流れも快適です。

06:42-07:18(32146)
海老名PA到着。
最初の休憩です。
トイレに駆け込んでから、無料の暖かいお茶を飲みます。

07:42-08:12(32197)
足柄SA到着
お腹がすいたので朝食にします。
決定したのが「吉野家」の朝定食490円。
納豆、塩鮭、生卵、味付け海苔、おしんこ、味噌汁、ご飯。これだけ揃ってこの値段は安い。

＜朝食＞

富士山がこの前見たときより、いっそう色白にお化粧して目の前に飛び込んできました。
雪景色の富士も良いですネエ。
頭に雲のリボンをつけて可愛いネエ。
写真を撮りたくても、撮れないのが残念です。

08:27(32210)
裾野ICを出ます。1550円
ETCの早朝割引が効いてます。

08:59(32223)
三島駅前通過
まだ人はそれほど出ていないのか、いつもの渋滞ほどではありません。
でも、流れはトロトロ20KM/Hペースです。

09:42-55(32249)
熱海駅に着きました。
身体も冷え切っているので、駅前にある「家康の足湯」で少し休憩します。

足湯というのは誰が考えたのか知りませんが、良いアイディアですね。
靴と靴下だけ脱いだら入れますし、これで結構身体全体が温まってくるから不思議です。


＜家康の足湯＞


ここからは伊豆半島を海岸沿いに南下します。
ここまではのんびり構えていたのですが、これがあだになりました。
熱海をでたとたん、渋滞が続いています。

10:32(32270)
伊東駅前通過
段々、渋滞がひどくなってきました。
ひろPON夫妻とは11:00の待ち合わせなので、絶対遅刻です。

途中でねずみ捕りの罠を張っている公務員の方が隠れているのを２箇所見つけました。
反対車線に飛び出して文吉を追い抜いていったドカッティのお兄さんが止まっています。
あれは道を聞いているのではないでしょうね。
ご愁傷様です。

これでは、渋滞だからと言って隙間を縫って突っ込むような運転ができません。
もともと苦手ですけど・・・

11:35
稲取まで来たところでバイクを側道に寄せて携帯を見たら、案の定ひろPONさんからメッセージが来ています。
現状報告と30分ほど掛かる旨を留守録に入れました。
申し訳ない気持ちで焦ります。

12:05-15:15(32310)
河津桜祭り本部前のサ－クルＫに到着。
http://www.kawazuzakura.net/html/sakuramaps.html

ここでひろPONさん夫妻と待ち合わせのはずですが、いませんねえ。
携帯で連絡したら、お二人で表れました。

「どうも、遅れてすみません。」

駐車場がどこもいっぱいで、ひろPONさんのドラッグスターは公園の片隅に路駐してあります。
文吉のShadow750も隣に置いて花見の開始です。

ご夫妻は本当に中むつまじく、どこへ行くにもご一緒です。
文吉はうらやましい限りです。

今回は、文吉の妻も行く気になっていたのですが、５時出発と聞いて「NO THANK YOU」となりました。
ここのところ妻も「忙しモード満載」で疲れているのか、朝起きるのが辛いみたいです。

まずは腹ごしらえということで、ご夫妻がお昼を用意してくれていました。
「金目鯛の押し寿司」と「さんまの押し寿司」です。
ペットボトルのお茶もいただき、お心使い痛み入ります。

特に「金目鯛」は人気商品らしく、早めに買っておかないと売切れてしまうそうです。
確かにこれは絶品です。旨い。
文吉恥じらいも無く全部平らげてしまいました。

＜押寿司＞

桜はまだ６分～８分というところでしょうか。
木によってバラつきがあるようですが、なかなか見ごたえがあります。

「河津桜は満開になると濃いピンクになるのが特徴」と奥さんが教えてくれました。
今は白いのと淡いピンクのが半々くらいです。

それでも地元のボランティアを中心に、このイベントを盛り上げようという意気込みが良くわかります。









海産物や桜餅といった埼玉の祭りでは見られない変り種の出店もあります。
一番すごいのは「猪鍋」でしょうか。
地元のおじさんが仕留めた猪の写真を店の前に展示して、獅子肉と野菜がたっぷり入った鍋がグツグツ言っています。

ものすごい人だかりの公園を三人でほぼ一周して、もとの場所へ戻ってきました。
名残惜しいのですが、お二人とはここでお別れです。

文吉は今日一泊しますがお二人は昨日から来られており、もう帰る時間になってしまいました。
本当にお世話になりました。

今度は「富士吉田」の焼き蕎麦を食べに連れて行ってください。
どうも文吉は食い物の話に弱い。お里が知れてしまいますね。

その後、文吉はひとつ気になっていた場所へ行きました。
公園のほぼ真ん中に「足湯」があります。

入るとかなりの人たちが押しかけて混んでいます。
やっと隙間を見つけて文吉の細い足を割り込んだところへ、首筋から冷たい風と一緒に雨粒が入ってきました。

振り返ると、さっきまでとは打って変わって天気がどんより。
突然の雨です。
ひろPONご夫妻は大丈夫でしょうか。

後日談ですが、七滝ループ橋のところで降られたそうです。

雨が通り過ぎると、また何事も無かったようにお日様が顔をだしました。
風は少しありますが、暖かいのはありがたいです。

国道沿いのスーパーで買い物をしてから次の目的地へ出発です。
その時ふと気付いたのですが、国道沿いに何か見慣れない自動販売機があります。

Ｓｈａｄｏｗ750を止めて確認すると、なんと「卵の自動販売機」です。
これは珍しい。写真をパチリ




15:06(32326)
SYCLE:YA!!さんへ着きました。
http://www2.wbs.ne.jp/~cycle-ya/index.htm

去年の３月に来た時はＮさんと二人でしたが、今日は一人です。
ネイティブアメリカンのテントTIPIが余計に広く感じます。

まず管理人さんに挨拶して、料金を前払いしました。２５００円
管理人さんは左のもみ上げからあごの下を通って、右のもみ上げまで続くヒゲをたっぷりはやした、ナイスミドルです。
柔らかい話し振りと、お客への細かい気配りができた紳士です。

廻りの甘夏はまだ少し早いらしく、酸っぱいのでよければ食べても良いというありがたいお言葉をいただきました。






テントに荷物をおろして、戸板の上に銀マットを貼り付けたものを真ん中の焚き火を囲むように３枚並べて敷きました。

１枚目は、持参の寝袋に用意されている焦げ跡付きの毛布をかぶせて、寝床の確保です。
２枚目は、荷物置き場です。
３枚目は、ご飯を食べたり、くつろいだりする場所です。

テントの中の段取りをしていたら、ドドドドドーと爆音をさせながら、ハーレー軍団がやってきました。
１０名ほどのハーレーに乗った若者達が今日の同居人のようです。
他には、車できていた３人組と、ハーレーのアベックもいます。

焚き火に火をつけて、少し燃え上がったところで、仮眠しました。
やっぱり、寝不足で疲れていたんでしょうね。
ふと目覚めたら、辺りは薄暗くなっていました。

それでも、裸電球と焚き火だけでもテントの中は十分明るいです。

文吉が眠っている間にハーレー軍団はお風呂に行ったみたいです。
文吉もひと風呂浴びに出かけることにしました。

ちょうど文吉がＳｈａｄｏｗ７５０にまたがった頃にハーレー軍団はもどってきました。
どうやら入れ違いのようですね。

今回のお風呂は、去年の「踊り子会館」と違って、もっと近くに新しくできた「禅の湯」です。
http://www.jyh.or.jp/yhguide/toukai/amagi/index.html

SYCLE:YA!!から来たと言えば、通常１０００円が半額になるというので、嬉しくなりました。

県道までおりて天城方面へ約２キロ行ったところに、一見お寺風のお風呂屋さんがありました。
地蔵さんが並んでいて、「石の湯」のノボリがあるので、最初違うのかなと思いました。

中に入って、おかみさんらしき人にSYCLE:YA!!から貰ってきた割引のパンフレットを提示すると、「これは持って返って次の人が使えるようにしてね」と優しい一言。
うーん、これもひとつのエコですねえ。

ここの温泉は飲泉可です。
普通、飲める温泉で旨いところは無いわけで、ここのも美味しくはない。
でも、少し塩味だがコップに一杯くらいなら、平気で飲めます。
今まで、いろんな温泉を飲んできましたがここのが一番量的には飲めたと思います。

お風呂は10人くらいが一緒に入れる湯船と、２～３人しか入れない露天があります。
その他には石の湯と言うだけあって、小石を敷き詰めた上にゴロンと寝転がる部屋があります。
適度に熱せられた小石が微妙に肌を刺激して、心地よくなります。
１０分もそうしていると、喉がカラカラになりますので、また温泉を一口飲みました。
水を飲むより何だか効きそうですね。

お風呂から帰ると夕食の準備に取り掛かります。

今日の夕飯のメニュー
１、妻の用意してくれた豚汁の残り物に、うどん玉と餅をいれて水をたしてグツグツ煮込んだ「煮込みうどん餅入り」
２、オージー牛の「ステーキ」
３、適当に持ち込んでいるインスタントのお茶、コーヒー類

時間はたっぷりあります。
昼寝も十分したので、眠くもないです。

焚き火を心行くまで楽しめます。


＜煮込みうどん＞

煮込みうどんを平らげて、食後のデザートにもぎたての甘夏。
うーん、酢っぱあああああ。

管理人さんの言ったとおりです。でも、この酢っぱさ、文吉は嫌いではありません。
９割方食べ終えたところで、メインディッシュのステーキを焼き始めました。

風呂に行く前に塩コショウしていたので、後は焼くだけです。
餅網から肉汁が滴って焚き火に落ちると、ジューっという音と共に何とも刺激的な臭いが立ちこみます。
これですよ、これ。これこそ、キャンプの料理です。
バイク男が肉食獣になる瞬間です。


＜ステーキと竹輪＞

食べる前に、残りの甘夏を絞って掛けると最高のスパイスになります。
肉とコーヒーさえあれば、文吉は一人のキャンプも寂しくありません。

お腹が膨れたところで、持参のパソコンに今日撮り貯めた写真を落として、鑑賞します。
「中々、良く撮れているな、おっとこれは駄目だ」
などと、危ない人のようにひとり言を言いながら。

外は風が強くて、テントが時より歪に凹んだりしています。
トイレに立つと、外気がムチャクチャ冷たいです。

空を見上げると、沢山の星が輝いています。
そう言えば今日は満月でした。
お月様も綺麗だけど、星はもっと綺麗です。
手を伸ばせば届きます。

でも、文吉はチビ助なので、ジャンプしても本のちょっと届きませんでした。
ああ、あと２０センチ欲しいなあ。

そんなわけで、テントの中で焚き火で暖をとります。
薪は管理人さんがふんだんに用意してくれています。

パチパチはぜる音がテントの中で合唱を始めます。
それ以外の音は、時折ハーレー軍団が談笑する声のみです。

そうやって、夜は更けていくのでした。

【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。決して怪しいところではありません。
文吉もランキングに参加しています。クリックしていただければ嬉しいです。

２月２６日のランキングは４６位でした。念願の２０位以内までまだまだです

皆様のあたたかい一票をお願いします。
人気blogランキングへ