三日目は「おくんち」の最終日。文吉父子の旅もおしまいです。名残を惜しんであちこち動き回ります。
2012年10月09日(火)晴れ
07:30
寝ぼすけの息子を起こして、朝の散歩にでかけます。
このホテルは平和公園まで歩いて5分とかかりませんから、原爆落下地点へ行ってみます。
今は平日の朝だけにひっそりとしており、天気もいいので散歩にはもってこいです。
なぜか居合わせた猫ちゃんが良い顔していたのでパチリ。
一回りしてホテルに着くと朝食が待っています。
まあ、どこにでもある普通の朝食ですが、タラコが新鮮でおいしかったです。
チェックアウトしたら、市電で長崎駅まで行って、物産館で土産を物色します。
それから駅のコインロッカーに荷物を投げ込むとまた市電に乗って諏訪神社にやってきました。
息子がおくんちのパンフレットを取り出して今日のスケジュールを確認しています。
息子は今日の出し物の中でも「獅子踊り」を見たかったようですが、時すでに遅し、奉納は終わっていました。
それでも、つぎの出し物をなんとか見ようと階段の踊場付近で人垣をかきわけてのぞき込みます。
立ち見席の当日券が買えるかもしれないと、売り場に行ってみたら、すでに二つの出し物が終わっているので、1500円のところ1000円にお負けしてくれるとのことです。
すぐに二人分買って、息子と大忙ぎで場所取りに行きました。
比較的見晴らしの良い場所を陣取って、「本踊り」、「龍踊り」、「川船」を見ることができました。
一つ一つの出し物が終わる度に「モッテコーイ、モッテコーイ」の掛け声が観客席から何度も連呼されます。
これは、「アンコール」と言う意味で、おくんち独自の掛け声です。
でも、一番大きな声で叫んでいるのはほかならぬ文吉の息子でした。よっぽど気に入ったようです。
川船が何度かのアンコールに応えて、出たり、引っ込んだりしているうちに、文吉父子は階段の踊り場付近に場所を移して待ち伏せします。
重さ3トンもある川船が、階段を降りてくるところを押さえたかったのです。
人力だけで卸すのですから、緊張する瞬間です。
もし、油断でもしたらたちまち血の海地獄が待っていますからね。
屈強な若者達の顔も、必死の形相になります。
さあ、これでおくんち見物は終了です。
妹に携帯して、長崎駅まで迎えに来てもらいます。
駅で母と妹と合流すると、妹の車で空港までドライブします。
途中で、昼食に立ち寄っても、飛行機の時間まではまだ余裕があるので、いつもと違って、わざと大村湾をおおまわりして、喜々津方面に向かいます。
なにもない、山の中を延々と走り、頂上までいくと「仏舎利」がありました。
最近、作られたばかりのようで、白地の塔は目にもあざやかです。
なぜか居合わせた猫が良い顔していたので、パチリ。
ここから見下ろすと、大村湾や空港はすぐそこにあるようにみえます。
やがて、飛行場に到着して搭乗手続きをするともう、お別れです。
しばしの時間、コーヒーを飲みながら別れをおしんで、文吉と息子は登場ゲートをくぐっていきました。
18:20
二人の乗った飛行機は定刻通り出発しました。
さようなら長崎。また来る日まで・・・
20:00
飛行機は定刻通り羽田空港に到着しましたとさ。
おしまい・・・
【おまけ】
kちゃんからいただいたカラスミの瓶入りです。
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長崎旅行お疲れ様でした。
アルバムを捲るが如くの写真の数々、しかも一枚一枚が綺麗でまるで文吉親子に同行したように「おくんち」を十分堪能することができました。
それにしても、”龍踊り”、”川船”はダイナミックですばらしいですね。
時折、登場する猫ちゃんがまたとても愛らしいです。
成人した子供とこんな楽しい親子の旅行ができるなんて羨ましいですね。
文吉どんも又行きたいでしょ。
ということで、エールを送ります。
次回、「文吉どん親子の旅行」にモッテコーイ、モッテコーイ。
コメントありがとう
今回は思いがけず息子との二人旅になったけど、これもいいもんでした。
色々と普段のコミュニケーション不足分を補うこともできました。
ありがとうございます。
思いきって行った価値がありました。
親孝行もできたとおもいます。
おくんちは長崎っ子の原点みたいなお祭りです。
一度、本物を息子にも見せてやりたいと思っていました。
これでもう、思い残すことはありません。
まだ、死にませんけど。
初めてこのようなお祭りがあることを知りました。
おくんちと言う言葉も初めてです。でも、とっても勇壮で素晴らしいですね。
女性の踊りも綺麗で素敵です。
長崎には行ったことがないですが、異国情緒な雰囲気にはあこがれます。一度、行ってみたいところのno.1の場所ですね。
お子様との二人旅はきっと良い思い出になったでしょうね。
江崎べっ甲のお孫さんの真剣な網投げの姿よくよく?
見ると いますよ(><)
コメントありがとうございます。
さすが女性だけに目の付け所がちがいますね。
本踊りは龍踊り等と違って、一見地味な感じがしますが、本当に綺麗です。
一度見たらリピーターになりますよ。
投網の少年が江崎ベッコウ店の孫とは知りませんでした。
ずいぶん練習したんでしょうね。見事な腕前でした。
我が息子と揃いで観たいが、既に46歳の小父さん。
いや、まだまだ機会はあるでしょう。
○○家にあやかりたいものです。
個人名はNGということでお願いします。訂正しましたのでご了承ください。
息子さんがいくつになっても、親子ですから、一度一緒に旅するのはいかがでしょう。
きっと良い思い出ができると思いますよ。