私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

ノージョブ

2011年12月10日 13時02分46秒 | 過食症
派遣として働いていた倉庫のアルバイトが終わりました。

10月2日の月曜日から12月9日の金曜日まで、平日は毎日8時間労働。

さらに90%の確率で1時間の残業がつく。

定時で上がれるのは稀。

過食の発作が出たのが勤務開始から3週間後の10月24日。

過食しながらも勤務を続けるが、10月31日、派遣会社に退職の旨を伝える。

急には辞められないと思ったので、11月一杯までと伝える。

その後、11月23日を最後にとりあえず過食は治まる。

11月が終わろうとする頃、退職間近になって突然、派遣会社の人が「12月に入っても働けないか」と言い出した。

通常状態に入った私はせっかくだから最後にひと稼ぎしようと思い、12月9日まで平日はなお働き続けた。

正確には、派遣会社の人は「12月以降、別の部署で働けないか」と私に言いました。

そこは肉体的に楽な部署です。

だからこそ、私は12月以降ももう少しのあいだ働く気になったのです。

しかし、いざ12月に入っても部署が変わることはありませんでした。

結局最後まで私は肉体労働を強いられました。


今日からまた無職です。

早く辞めたいと退職できる日を待ち遠しく思いながら働いていましたが、いざ無職になるとこれでいいのかという気になります。

これまで平日は毎日のように稼いでいました。

それが収入が全くなくなったとなるとなんか不安な気持ちになります。

どうせ家にいたって子供らがうるさくて碌に勉強も読書もできないわけですし。

平穏無事な暮らしがあるなら、無職でももっと価値ある時間を過ごせるのにという悔しさもあります。

うるさいことに頭を抱えながら家でじっと過ごすことになる。


昨日の夜、最後の勤務を終えて家に帰る途中、近所の公園に寄りました。

あることを確認するためです。

ボール遊びができるか否か。

子供らが私の家のすぐ近くでワーキャー騒ぎながら遊ぶから、公園で遊べって言ってやりたいのですが、もし公園で自由に遊ぶことが禁止されてたら反論されるなと思い、事前にそのことを確認しに行ったのです。

そしたら案の定というか、まさかというか、ボール遊びを禁止するとの看板が立っています。

腹が立ちました。

そんなことをするから子供が道路で遊ぶ。

じゃあ子供たちはどこでボール遊びをしたらいいのか、そのことを教えてやれない。


公園へ寄った後、コンビニで電子マネーを購入しました。

オンラインゲーム「ファイナルファンタジー11」の利用料金です。

バイトを辞めたらFF11をしようと前から考えていました。

しかし、無職になった今、その利用料金すら惜しく思えたりもします。


コンビニには過食の格好の的、菓子パンが置いてあります。

それを前にして過食衝動が疼く。

持って行かれそうになる。

もうバイトも辞めたし過食したって何も困りはしないって考えが頭を擡げる。

結局は買わずに店を出る。

当然です。

まだ通常状態に入って2週間ほどですし、過食するには早すぎる。

私には一つ目標とするところがあります。

来年の3月の下旬、兄の結婚式があります。

その日を過食状態ではなく通常状態で迎えたい。

でも、店に並ぶ菓子パンを前にしてのあの感じ、頭の中に何かが住んでいる。

こいつがいる限りまたやって来るんだろうな。