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storytellerです。本当に短い物語を書いたり、思い出話や日常の諸々について綴ります。

森の中のカフェと断崖絶壁にある観音堂

2024-07-09 06:56:34 | 日記

朝の天気予報が、わたしの住むBV市は気温が39℃まで上がる、と恐ろしいことを告げている日に、運転が上手で長野へよく出かけるQPさんと避暑地を目指すことにした。

埼玉県北部から高速道路で2時間弱。さて、目的地はどこでしょう(クイズ出題するの好き 笑)。

最初の目的地は、森の中のカフェ、長野県北佐久郡御代田町にある「カフェ&インテリア エル」。山小屋っぽい雰囲気のある素敵なカフェだ。確かに、BV市よりずっと涼しく快適だ。

中に入ると、洗練されたインテリアが印象的。大きな窓とそこから見える森が、まるで一枚の大きなポスターのようだ。

とても素敵な空間に、びっくりするほど美味しい料理とデザートのシフォンケーキ。大勢の人が高評価をしているカフェと聞いていたが、想像以上に素晴らしかった。

わたしが小躍りしたのは、このツリーハウス(正確にはツリーカフェ?)。冒険心をくすぐられる!小説やドラマでしか見たことのなかったツリーハウスに、登れたのだから!!!童心に返ってはしゃぎながら飲食を楽しむ。ツリーハウスからは、こんなふうにカフェやテラスが見下ろせる(右の写真)。

おなかがいっぱいになった後は、小諸市の布引観音釈尊寺(天台宗の名刹)へ。ここがまた絵になる風景の連続で、凄い所があるもんだ、と感動した。これは世の中の人々に広めなければ!

駐車場に入り口があり、ここからひたすら階段を上っていく。

こちらは、布引二段滝の上の滝。

緑深いところを階段がずっと続き、ちょっとした山登りの気分を味わえる。

観音堂が見えてきた。すごい、断崖絶壁に建っている!可憐なエゾミソハギをアクセントに。

ズームアップして観音像と。

さらに階段を上っていくと、すぐ目の前に観音堂が!

観音堂の向かい側の眺めも見事だ。

こちらが、大変重要な牛の像である。背中に載った赤い布の秘密とは。

布引観音・布引山釈尊寺 | 信州・小諸|詩情あふれる高原の城下町|こもろ観光局

から引用させていただいた。

「牛にひかれて善光寺参り」とは布引山釈尊寺に伝わる縁起書にある幻牛伝説で、むかし信心を持たないおばあさんが、自分が干していた布を角にひっかけ走り去る牛(観音様)を追いかけ、気が付くと長野の善光寺までたどり着いたことから観音様の導きだったと悟り、今までの欲張りで意地悪な心を悔い改めたと伝えられています。その逸話から「思ってもいなかった出来事や、周りからのはからいによって、自分が良い方向へ導かれること」のことわざとなっています。

わたしもこのおばあさんと同じだ。だから、自分を良い方向へと導いてくれた人々に改めて感謝したい、とここで誓った(時にはわたしも改心することもあるのだ・・・)。

布引観音の近くには、千曲川が流れている。この風景も忘れ難い。

長野には、はるかむかし、子ども達が幼かった頃に1年半ほど住んだことがあった(安曇野市、当時は南安曇郡だった)。あの頃わたしは「超」がつくほどの海派で、海から遠く四方を山に囲まれた暮らしが辛く、閉塞感に苦しんでいた。子育ての大変さもそれに影響していたのだろう。それが、今は山を見るたび気分が高揚するのだから、人生って面白い。

帰る途中、横川サービスエリアに寄って、QPさんが絶賛する「おぎのや」の峠の釜めしを買う。

美味しかった。ご馳走様でした!!幸せ~。

最後にもう一つだけクイズ(しつこくてごめん!)。こちらの山は高速道路から見えたのだが、さて何という山でしょうか?

答は、「妙義山」でした!

この荒々しい岩山に妙に惹かれてしまったわたしは、いつかこの山に登るぞ!と心に決めた。それまでに足腰を鍛え、減量に励まないと(減量を始めて2か月半、全然痩せないどころかさらに太ってしまったのは、どうして!?涙汗)。



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4 コメント

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Unknown (fairy333)
2024-07-09 11:29:08
storytellerさん

素晴らしいドライブをされましたね。
私も一緒に連れてってもらえた気分になりました。
「牛に引かれて善光寺参り」とは、そのような諺だったのですね。
そのお話し興味があったので午前中は夢中で読みました。

「善光寺にたどり着いたおばあさん、ところが牛の姿を見失ってしまい日も落ちて途方にくれ、仕方なく善光寺の本堂で夜を明かすことに。
すると夢枕に如来様が立ち、不信心をおさとしになられたのです。
目覚めたおばあさんは今までの行いを悔いて、たびたび善光寺に参拝に訪れるようになり、ついにごくらく往生を遂げた。
おばあさんの布は観音様の肩にかかってたとも言われる」

いや〜、勉強になりました。
読んでると、ディケンズの「クリスマスキャロル」を思い出しました。

山小屋風のカフェはオサレ〜
ツリーハウスはお店のですか?
食後のデザートはツリーハウスでいただけるのですね。
ツリーハウスといえばターザンを思いだすな。
私も冒険が大好きだから、やっぱり少女のようにはしゃいじゃいますよ。

断崖絶壁に建つ観音像、スリリングですご〜い!
たどり着くまでの景色も見応えたっぷりですね。

キューピーさんは名ガイドさんですね。
そして名ドライバーさん。
そんなお友達がいて羨ましいてす。
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ドライブ (storyteller)
2024-07-09 12:39:32
fairyさん、こんにちは。
面白いお話ですよね、牛に引かれて善光寺参り。
参道沿いには、善光寺まで続いている岩穴、というのもあって、
なんだか本当の出来事のような気がしました。
美しい観音様が牛に変身するところ、こっそり見て見たかったわ 笑。

ツリーハウスはカフェの敷地内にあります。
でも、テーブルが小さいので食事はしにくいかも。
わたし達はカフェの建物内でランチを食べた後、
ツリーハウスに移動してデザート+飲み物をいただきました。
とってもワクワクしましたよ~。
場所が変わるだけでこんなに楽しいものなんですね。

わたし、更年期前後に体質が変わって車に酔いやすくなっちゃったんですが、
キューピーさんの運転は上手でスムーズなので、
酔わずに乗っていられます。キューピーさんに感謝で~す。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (ponkd7171)
2024-07-10 21:07:32
storytellerさーん
今晩は^_^
素敵なカフェですね!
しかもツリーハウスだなんて=(^.^)=
テンション上がりますね❣️

私もインドでツリーハウスから世界遺産のお寺を夜目で見た事、思い出します〜^_^

断崖絶壁の観音堂
優しさの裏側の厳しさを感じます🥲☀️
行ったことは無いのですが、感謝が湧きますし、頭が下がります〜m(_ _)m

素敵なお写真の数々、ありがとうございます😭
ひいこ💕💓
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断崖絶壁 (storyteller)
2024-07-11 06:07:29
ひいこさ~ん、おはようございます!

インドにもツリーハウスあるんですか!?
なんか欧米のイメージが強かったのでちょっとびっくり。
世界遺産のお寺が望めるツリーハウス、素敵すぎ。

そうですよね、平地ではなく断崖絶壁に築くという発想がすごい。
むかし、一般の人の参拝は大変だったでしょう。
車も自転車もなく、ひたすら歩いて入り口まで行き、
そこからはまたきつい階段(当時は階段もなかったかな?)
を延々と登り、やっと観音堂にたどり着く。
そうした苦労をするだけに、信仰心も一層強くなるのかもしれないですね。

これからしばらくは梅雨らしい天気が続くようで、
お互い心に太陽を抱いて楽しく暮らしましょうね 笑。
コメントありがとうございました♪
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