セタ船長の回想録

今日はみなさんに　旅の回想録を公開しよう

 

苦難の旅の始まり　始まり

 

 

 

１１月７日　　ｐｍ４：００　訓練所に到着

 

 先生と母の会話

 

フードの量は？　　

１日　３カップ　　　　　朝２カップ　　夜１カップ

 

オヤツはあげてたか？　　食べてはいけない物はあるか？

なんでも食べれます

子供の頃はチキンがＮＧでしたが

大人になってからは、チキンを食べても大丈夫になりました

 

夜は何時に寝てる？

だいたい８時くらいに　その時の気分で場所を選び寝てます

私がベットに入り電気を消すと　寝室に走ってきて一緒に寝ます

もちろんベットの上で　　私の足元で寝てます

 

朝は何時に起きてる？

日の出とともにって感じです

夏は５時に起きるのですが　セタはすでにベランダに出ていますから

 

冬はセタもゆっくり目です　　

　目覚し時計が５時に鳴ってもベットの上で丸まってますから

新聞屋さんの音がするとベランダに走りますが

戻ってきて　また一緒に寝ますよ

６時まではベットの中です　

薄暗いと起きる気にならないのでしょうね

早起きしても　散歩に行けるわけではないし…

 

今までに誰かに預けたことは？

１泊から３泊までは　何度かあります

 

 

この後　犬舎に初めて入った

ボクが入ると　他のワンコが一斉に吠えた

ある子は　なんだコイツは！

また　ある子は　　あれっ　セタじゃないかぁ

 

一番奥の部屋に入り　鍵を掛けられると

ボクの頭の中はパニック状態

 

そんな姿をおかあさんは黙って見ている

 

ヒャンヒャン　出して出して…

あ～～　おかあさんが出て行っちゃう

置いてかないで～　　　助けて～

 

 

犬舎の外で

 

心配しなくても　すぐに慣れる

どの犬もそうだよ

それにセタは落ち込むタイプじゃないからな

   

全然心配してません　セタは大丈夫　　

 チャンスがあれば下北に連れて行ってくれたらうれしいです

セタはノーリードでも一定以上は離れませんから

お願いします

 

 

先生は耳を澄ます

セタ　鳴いてないんじゃないか？

んっ　あの声は誰だ…

 

あの甲高い声はセタです

 

そうか…　　もう一回、一緒に来てみて

　ただし　犬舎の中でセタに声を掛けない事

黙って頭だけ撫でてあげなさい

 

あっ　　　おかあさん　　　

やっぱり来てくれた　　早く出してよ

あれっ　あれっ　　　置いてかないで～　

 

 

 こうして　ボクは独り置いていかれた　

 

ボクは犬舎の中で考えていた

母はたまには会いに来てくれるだろうか

ボクのこと心配なら会いに来るよな

でもなぁ　鬼ババだからな

な～んとも思ってないかもしれないな…

 

 

１０日後の深夜　

 

母はベットで本を読んでいた

するとカーテンがひらりと舞い　　ボクが飛び込んできた

 

ギョッとする母

セタ～　　逃げて来たの～　　　先生が心配してるでしょ！！

 

ウゥ～ン　ウゥ～ン　　　ボクのこと忘れてるでしょ

早く迎えに来てよ

布団の端を咥え引っ張るボク

 

 

ハッと目が覚めた母

夢か…　　でもな～んかとってもリアルな感じの夢

きっと　セタの生霊が来たんだ

 

翌日　先生にメールをする母

セタはどうしてますか？　ご迷惑かけていませんか？

 

セタ君　ちょっとメタボ！の感じです

入所して２日くらいは、時代劇の武士がチョンマゲを切られたような様子で心配しましたが…

３日目から元気！　元気！

元気以外は異常なし！！

 

こ～んな感じ　　↓　↓　↓

 

しかし　母のスパルタ教育で育っているボク

いつまでも落ち込んでなんかいません

 

みんなと仲良く遊んでたんだ

おっといけない！　　訓練でした

 

 

３週間後　　こんな涼やかな表情に

 

体重も600グラム減

たった６００グラム　　だけどワンコにとっては大きな差です

見た目にはもっと減ったように感じ

上からみると　ウエストが細くなり　　

横から見ると　お腹のラインが引き締まっている

フェイスラインもシャープに

 

そして　　いつもはお姉さん座りのボクが

なななんと　正しいワンコ座りをするようになり　　

 

 

精神的にも　肉体的にも　　ちょっぴり成長したボク

かわいい子には　旅をさせろ　

満更　嘘ではないなぁと実感するボクと母でした

 

先生　またオジャマしますからね

よろしくお願いしま～す　

 

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