![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/3f/3282503b90a101fbe79e281f90a15a07.png)
ハリウッド映画賞は、「アワード・シーズン最初の授賞式」と自称しているものの、その選考過程が不明瞭であり(主催者が何人かで選んでいるという噂)、出席できるスターと交渉して決めているという話もあり、賞の重みとしてはほとんどないに等しいようです。業界大手誌のハリウッド・リポーター誌がいつも独占的に受賞者を発表していますが、それは親会社の絡みだそうで、同誌が受賞者を「独占!」と銘打って発表しても、ほかの映画情報サイトではほとんど取り上げず…。気の毒に。
とはいえ、そういう賞だと知りながらも、本番に備えて、気楽でいいウォームアップになるんでしょうか、集まるスターはそうそうたるメンバー。スピーチもちょっと練習しとくか、みたいな? 今回、サンディーは主演女優賞をもらったわけですが、主演男優賞はマシュー・マコノヒー、助演女優賞はジュリア・ロバーツ、助演男優賞はジェイク・ギレンホール、アンサンブル・キャスト賞にはそのジュリアとメリル・ストリープ主演の"August: Osage County"のキャスト…ということで、プレゼンターもそれぞれ相応の人たちが出席しているようです(ショーン・ペンとかロバート・ダウニー・ジュニアとか)。ちなみに、視覚効果賞は「パシフィック・リム」が受賞。
今回の賞レースでサンディーは各賞のノミネートは間違いなし、としている予想サイトが多いですが、強力候補ではあるものの、やはり、ケイト・ブランシェットが本命のようです。ゴールデングローブのほうが目があるかな、と思いましたが、ウディ・アレン映画の恒例に反して、ケイトもドラマ部門になってしまったので、こちらの受賞もなさそう。ということは、この、あまり重要ではないハリウッド映画賞が唯一の受賞になるかもしれません。
今年はPeople.comがレッドカーペットのライブストリーミングをやっていたはずなのですが、私はサイトに行ってもなぜか見ることができずじまい。サンディーはなかなか写真が出なかったので、レッドカーペットをパスしたのかなと思いましたが、どうやら遅めに登場したようです。
10月24日 - 映像リンクを2つ
まず、パパラッチ映像ですが、授賞式会場を裏口から後にする映像。こういう賞のトロフィー(?)って、箱とかくれないんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=yP0ze65y4aE&feature=youtu.be
そしてこちらは、オクタヴィア・スペンサーのプレゼンのときの映像。サンディーのスピーチと同じくらいの長さ、しゃべってます(笑) 「評決のとき」にPAと映画スターという関係で知り合ったのだけど、サンディーは最初から気さくで、それは今も変わらないと語っています。
http://www.youtube.com/watch?v=YJ61rSdTr2I
10月23日 - スピーチ映像リンク & 和訳
スピーチの和訳です。あちこち飛ばしますが。"Hollywood I know"というのがキーワードのようです。
「(涙を拭いて)スピーチのテレプロンプター、断らなきゃよかったわ。みんな疲れてるから、手短にします。このハリウッド映画賞をありがとうございます。ハリウッドは不当な非難を受けることが多いと思います。だって私が知っているハリウッドは、無数の人々が休みなく懸命に働き、ひとつの目標、つまり、ストーリーテリングのために頑張っている場所だから。今この場にも、私がこれまで一緒に仕事をした人たちがたくさんいます。そういう人たちが、私を今日の立場に置いてくれたのです。
私が知っているハリウッドは、アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロンのようなアーティストが、自分たちで説明がつかないようなストーリーを作るのを支えてくれる場所。誰にもどんな映画になるのか分からなかったのに。私が知っているハリウッドは、ワーナー・ブラザースのようなスタジオが、『オーケー、説明できないとしても、製作費が莫大にかかるとしても、資金を出そう』と言う場所。その当時の株主総会はきっと大変だったでしょうね。
私が知ってるハリウッドは、私に何度もチャンスをくれた場所。私に新しいことに挑戦させ続けてくれて、私を野に放り出したりしなかった。野に放り出されるのは嫌です。寒いし、草アレルギーだし、牛は意地悪だし。(注;"send me out to pasture" はクビにする、という意味ですが、"pasture"牧場の意味のほうにひっかけてます) だから、今もまだ仕事をしていられるのがありがたい。
私が知っているハリウッドは、デイビッド・ヘイマンのようなプロデューサーが24時間無休で、働いている場所。みんなが大丈夫かどうか目を配り、私の息子のために、トレーラーにはぶつかってもいいようにガードを付けてくれました。身長50センチぐらいの子供が歩き回ってるときは、大事なことなのよ。
私が知ってるハリウッドは、私にものすごくたくさんのすばらしい瞬間を与えてくれました。おかげで私はよりよき親でいられ、家族の面倒を見ることもでき、当然受けるべき称賛を決して受けることのない、すばらしいスタッフと仕事をすることもできます。そして、私に勇気(sac)を奮起させてくれる。カミラ・アルベスがマシュー(・マコノヒー)に言ったという見事な言葉ですけど、その勇気を高くもち、前進するのです、その勇気を手に。誇り高き母として、誇り高き女優として。
それから私のエージェントにも感謝したいけど、今日は彼のクライアントだらけだから、私があえて言うのもバカらしいけど、とにかく、ケビン・ヒューベインは彼の勇気を引っ張り出し、私がこの役をとれるように戦ってくれました。私にそんな勇気がなかったときに。どうもありがとう。
私が知っているすばらしいハリウッドは…私の後ろにいる女性…まだいるわよね。彼女がさっきスピーチでははっきり言わなかったけど、私たちが短編映画を作ることに決めたときのことです。それは私のこと。脚本を書きはじめ、友達を集め、マシューもいましたが…(会場で誰かが何かを叫ぶと)そのとおり! 何を言ったか聞こえなかったけど、とにかく勇気をもって! (名前聞き取れず)あなたが勇気をもつのよ! とにかく、そのとき、スケジュールがごちゃごちゃで、自分が何をやってるのか分からない状態になったんです。監督をやるはずだったのに、なんかうまくいかなくて。そのとき、オクタヴィアは私のPA(制作アシスタント)だったの。私がいくつかセリフを書いて、彼女に言わせたんです。次の瞬間、彼女が口を開いたとたん、私たちはみんな、はっきり分かりました。俳優の誕生だと。PAが15分で俳優になるのはハリウッドだけですね。そして、その後、アカデミー賞まで獲ったんです。
だから、私はハリウッド映画賞をいただけるのがとてもうれしいです。ハリウッドは私にとてもよくしてくれてる。そしてこの場のすばらしいアーティストたち、仕事をしたことがある人もいれば、まだの人もいて… ハービー(・ワインシュタイン)、あなたが私を起用しない理由が分かんない。起用してよ。奥さんのドレス、着たこともあるのに。そっ、いいけど。ほんとうにありがとう。皆さんの健康と繁栄を祈ってます。この場にいれてうれしいです」
下記のPeople.comのリンク先にそのまま追加されたのですが、サンディーのスピーチ映像が出ています。要約はのちほど。
http://www.people.com/people/article/0,,20747922,00.html
10月22日 - レッドカーペット映像、写真、スピーチ内容を少し
授賞式の内容についてチラホラとネットに出ています。
ハリウッド・リポーター誌のリポート
http://www.hollywoodreporter.com/race/hollywood-film-awards-a-parade-649970
主催者に近いので、悪口はなし。サンディーの部分は、
「評決のとき」で共演し、友人になったたオクタヴィア・スペンサー(彼女と『ヘルプ』の監督は、この映画でプロダクション・アシスタントも務めていたそうです。)から称賛されて登場したサンドラ・ブロックは、涙をさっと拭うと、会場を沸かせるスピーチをした。少し前に登壇したマシュー・マコノヒーが、妻から、"sac up"(勇気を出してやって)と激励された逸話を話したことから即興で、「ハリウッドのコミュニティーが支えてくれたおかげで、私は"grab my sac, and pull my sac up high and walk forward with the sac"することができました」とスピーチ。("sac" は"sack"のことで、男性のタマタマの意味もあり。ここは、勇気を振り絞って頑張った、という意味ですが、sac の二重の意味で沸かせたんだと思います--sac をつかみ、高々と持ち上げて前進した--) そして、「野に放り出されたくない。寒いし、草アレルギーだから!」
デッドライン・ハリウッドのリポート
賞の性質自体に関しては皮肉たっぷりです。この授賞式はウォームアップにちょうどいいと捉えていますが、来年からはTV放送が予定されているそうで、そうなると、厄介な存在になるかも、と。
サンディーの部分:
この夜は、ハービー・ワインシュタインに関するジョークが多かったのだが、サンドラ・ブロックも、「ハービー、ワタシを起用してよ。あなたの奥さんがデザインしたドレスまで着てるんだから」 (ワインシュタインの奥さんはファッション・デザイナー)
People.com のリポート
http://www.people.com/people/article/0,,20747922,00.html
こちらも主催者に近いので皮肉なし。
サンディーの部分:
「ハリウッドには悪い評判があるけれど、私が知っているハリウッドは、無数の人々がひとつの目標、つまり、ストーリーテリングのために懸命に働いている場所。例えば、ワーナーのようなスタジオは、『どんな映画なのか説明できないようだけど、お金を出すよ』と言ってくる場所。私が知ってるハリウッドは、私がいろんなことをやり続けるチャンスを次々に与えてくれて、野に放り出したりしない場所。だから、私はまだこの場所にいられることに感謝しています。私が知っているハリウッドは、ものすごく多くのすばらしい瞬間を与えてくれました。おかけで、よりよい親でいられるし、家族の面倒を見ることができます。当然与えられるべき称賛を決して受けることのないスタッフと働くこともできます」
The Wolrd Video News のレッドカーペット映像
サンディーは冒頭の部分でインタビューを受け、その後のマシューが写真を撮られているときには、端っこで待っている様子が映っています。
冒頭では、ジェーン・フォンダ女子と何やらひそひそ話。あんな大物とも仲良しなんですねえ。
「女優たちはいがみ合ってると思いたいんだろうけど、実際は、みんなが支え合ってるのよ。そりゃ、うらやましいと思うことももちろんあるけど、少ないから協力しあってる。私はほんとうにすばらしい女性たちと出会えて、みんなによくしてもらってるわ」
その後の部分は、たぶん、ハロウィーンのメイクの話でしょうかね。お母さんがオペラ歌手だったから、メイクはその影響があるとか。
檀上でのサンディーのハンド・アクション・シリーズ!
今日はブラックです。プッシュアップブラ効果あり(笑)
全身はこちら。久しぶりに脚をお隠しに・・・。シックでいいんじゃないでしょうか。
こちらは、レッドカーペットに登場する寸前の模様。「入っていいのかなあ?」
「遅くなってなんか行きづらい」
「あきらめるか」
「見つかっちゃったし」
まさかこのふたりが、演技賞の有力候補になるとは・・・。Who knew??
いつも驚くカメラマンとの距離。
こちらはツイッターの写真。
プレゼンターは、きっとジョージはまた来ないだろうから、メリッサ・マッカーシーかなあと思っていたのですが、オクタヴィア・スペンサーでした。
こちらは檀上。
とりあえず、これだけ。また追加しますね。
正直、ビックリしています。
けれど、どうもその全米での盛り上がりにいまいち乗れない私(^_^;)
自分でもよく分からないんですけど。
でも、サンドラにとっては本当に嬉しいことなので、おめでとーなんですけどね。
話変わりますが、今放送してる『SPEC』見てました?
結局、前回の映画も観ず、完結編になっちゃいますが、
まぁ、神木くんが圧倒的な存在感でビックリしちゃってます。
なんかとにかく凄いです、神木くん(゜o゜;;
"Gravity"、名実ともに成功してホッとしました。
私はずっと追いかけてきたせいか、盛り上がりにしっかり乗ってまして、大喜びしてます。
アクアさんの楽しみはメリルとジュリアの共演作品のほうではないですか?
「SPEC」は、映画を見損なってしまったあとからは、ついていけなくなり・・・。
そのうち、DVDでも一気に借りようかなと思っています。
若干作られたキング牧師みたいでしたが(笑)
ワインスタイン起用してくれないかなー。
TWC映画は最近良く見返しますが、ザ・マスターみたいな映画でサンディ見てみたい。
もちろんホアキン的役で(ミスキャストか。。)
にしても私も他の賞レースで勝つイメージがわきません。。
というか期待しないように自制しまくりです。
今朝も『特に得るものがなかった』とか『ライアンのキャラにイラついた』という感想を読んでホッとしたネガティブな私です(笑)
『幸せの~』でとれただけで満足だ…満足だ…満足だ!?
同じフレーズを繰り返すと、ほんとに訓話みたいですよね(笑)
ワインスタインは強引なプロデューサーのようですが、扱っている作品は間違いなくいい作品が多いので、ぜひ、出てほしいですよね。LAタイムズのリポートでは、きっとすぐに脚本が送られる、と書かれていましたが。
私としては、公の場でジョークであっても、ああいう発言をしたのは、まだまだ俳優を続ける意欲があるんだなと、ホッとしました。
賞はノミネートで十分な気がします。
12月にいろいろ批評家賞が出ますが、それも獲れなさそうだし。
監督が受賞してくれれば、サンディーもすごくうれしいんじゃないですかね。
私はそっちに少し期待。
ここ数ヶ月ほんとにいろんなことがあって、
全然状況把握出来てません。
メリル&ジュリア共演作はどこかの映画祭のオープニング作品じゃなかったでしたっけ?
と、こんな感じなので、サンドラ以外にも
メリルの『31年目の夫婦げんか』も観れなかったし、
公開始まっちゃったキャサリンの『ブロークンシティ』さえ劇場で観れるかどうか微妙だし。
年末までこんな感じかもしれません。
スイマセン、愚痴になってしまいましたね(^_^;)
映画自体の批評は微妙で、主演か助演かでいろいろあったようですが、メリル様が主演でノミネートは確実らしいですよ。ジュリアは助演で。
アクアさんもお忙しいんですね。
私も、"Gravity"が終わるとサンディー関係も動きがしばらくないので、もっといろいろ情報を書きたいんですが、仕事が忙しくて。
でも、映画の情報に目だけは通していて、映画を観ることだけが仕事ならいいのに、と思います。