ヤフオクでゲットしたリヤスポですが、未塗装なのでDIYで塗装しました。
【パテによる修正】
さすがにコピー品は作りが雑です。このスポイラーはたぶん上下分割で型抜したものを貼り合わせたもので、合わせ目が無造作に削られた跡があり、筋状の凹みが入っています。また、表面にも成型時にできたと思われる凹みや筋があり、平滑になっていないので、それらをパテで修正します。
パテの前に、全体をシリコンオフで脱脂します。続けて、凹みを見つけてはパテを盛る作業をひたすら実施します。ここで見落としがあると、最後に後悔することになるので、ちょっとした凹みも見落とさないように注意が必要です。
パテは30分程で固まるのですが、念のため1週間放置します。
パテが固まったら、耐水ペーパーでひたすら研磨します。今回は400番→600番→1000番の順に仕上げ、一応まともな状態になりました。
【プラサフの下塗り】
次の工程はプラサフによる下塗りです。プラサフ前にも忘れずにシリコンオフで脱脂します。パテでの修正漏れの微細な傷の修復も兼ねて、プラサフは少々厚め(数回に分けて)に塗ります。プラサフを塗り終わった時点で、全体が綺麗な平滑の状態になっているのがベストです。今回は軽い凹みがちょっぴり残ってしまいましたが、下側の目立たない場所なので目をつぶりました。プラサフも固まるまで1週間放置します。
固まったら、耐水ペーパー1000番で軽く研磨して表面を平滑に整えます。研磨しすぎると下地まで行ってしまうので、あくまで表面を平滑にするための研磨です。ここまで仕上げたら、もうコピー品の面影は無く、メーカー品並みの仕上がりです。
【色付け】
ここでやっと最終の色付けです。カラースプレーは、純正色(アルピンホワイトⅢ)の汎用品が無かったので、Soft99の調合システムで、作ってもらいました。カラーコードを元にコンピュータで調合してどんな色でも作れるので、汎用品が少ない輸入車には便利です。
ここでも忘れずにシリコンオフで脱脂します。最後なので丁寧にむらの無い様に塗っていきます。特に角や縁の部分は薄くならないように念入りに塗装します。やっぱり固まるまで1週間放置します。
固まったら、耐水ペーパー1000番で軽く研磨して表面を平滑に整えます。コンパウンドするので本当に軽く撫でる程度でOKです。次にコンパウンドで中目→細目→極細の順で仕上げて、最後に鏡面シャンプーで磨けきます。
ところが、ここでやってしまいました。塗装の梨地を消そうと、コンパウンドで磨きすぎてしまい、一部下地が見えてしまいました。悩んだ末、再塗装することに決定しました。塗料は既に使ってしまったので、最購入です。いったいいつになったら装着できるのでしょうか?