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固形WAXってどんなもの?

2007-02-08 13:18:28 | 洗車マメ知識
固形WAXってどんなもの?
 固形WAXはクリーナー成分を含まない、天然カルナバ蝋やシリコン等の艶だしを主成分としたものです。ここではカルナバを主成分とする固形WAXについて説明します。
 カルナバを主成分としするWAXの特徴として、艶が良いことが上げられます。ポリマーのようにテカテカの乾いた感じの艶ではなく、しっとり濡れたようなツヤヤカな艶を特徴とします。高級感のある艶だから車好きの人に人気です。
 またクリーナー成分を含まないため塗装に傷を付けにくい特徴があります。しかし、クリーナー成分が無いということは、汚れたボディーや旧いWAXが残っているいる上に塗ると、汚れをいっしょに塗り込んでしまってくすんだ輝きになってしまうので、時々クリーナー等で下地処理をして汚れや旧いWAXを落としてやる必要があります。
 また固形WAXは水によって良く伸びるため、洗車後の多少濡れたボディーにでも処理ができるので便利です。ボディーが乾いている時には、スポンジを適度に湿られると良く伸びます。
 処理直後は水をコロコロの玉状に良く弾き、雨でぬれるとすごく奇麗に水玉が流れていきます。でもそのためにレンズになってウォータースポットを作りやすいので、濡れた後は直ぐに水滴を拭き取る必要があります。ここで裏技ですが、水玉コロコロの濡れたボディーを拭いてる暇がないときは、とりあえず、バケツの水をザッバーッ!と勢いよくかけるとスパッ!と水を切る事ができ、ほとんど水玉が無くなります。
 このWAXはなるべくボディーの冷えた状態が良いので、日陰か朝夕の日差しの弱いときに処理しましょう。炎天下で作業すると、塗った瞬間乾いてしまってものすごいムラになってしまいます。ということはムラにならないためには、乾かないうちに拭き取るのが良いということです。
 固形WAXは液体や半練りに比べると耐久性はありますが、シャンプーやお湯で洗車すると蝋なので油脂が溶けて流れてしまうため、奇麗好きで良く洗車する人ほど耐久性が悪くなってしまいます。
 コーティングは重ね塗りで厚くなると書きましたが、WAXは何度重ね塗りしても厚くならないので無駄なことはやめましょう。同じように厚塗りも無駄なので、なるべく薄く塗るようにしましょう。拭取った後に柔らかいウエスで乾拭きすると、WAX面が平滑になり更に艶が出ます。