ゴンの釣り日記

五島列島東奔西走

人生を変えた1匹

2005年10月19日 19時59分54秒 | 全層沈め釣法
 長い事人間やってると、ターニングポイントって奴が有るものですよね?今日はおいらの人生を変えた(狂わせた?)1匹について語ってみよう。

 そんな魚といえば、やっぱり2002年のキザクラカップ五島予選で釣れてしまったオナガでしょう。もともとキザクラカップの予選自体がボス岩永に「今度キザクラの大会があるけん出てくれんね!ちょっと空きのあっとさね~」と言われ、それが決勝トーナメントの予選会って事も知らないで、鵜沢さんが来るらしいからサインでももらえれば・・・位の冷かしで出た大会だったのだ。
 大会当日、ボス岩永に挨拶すると「お~!ペア居らんとやろ?先生と上がってよ!」と現TEAM Kz GTR会長のS院長を押し付けられた。渡船はその頃よく乗っていた重丸を引き当てシケ気味の奈留島西岸に向かった、おいら達が上がる事になったのは西葛島のビシャゴ鼻って足場最悪の磯、おいらはともかくS院長は大丈夫か?船長の顔を見ると「上がらんなら、他の人を上げるど~!ここは最近釣れてるど。」と脅し半分で瀬上がりさせられた。
 S院長は船着けに荷物を置いたまま「僕は動きたくないからここで釣る!」と言い出すし、そこは潮が上げてきたら危ないって言っても聞かないしでほっといて釣る事に。

 シケてサラシが広がり、時折波が上がるのでおいらの釣り座はS院長の右隣だけしか取れない。最初は右流れでキーパーを拾っていたが途中から左流れになってしまった、こうなるとS院長が邪魔でしょうがないがこればっかりはしょうがない、
左に有る高台にロッククライミングして自力瀬替りを決行、左流れの潮に諦め半分でエサを流し込んでいった。そして突然のアタリ!その頃から太シカケだったので難なく良型のオナガを取り込んで大会は終了。
 
 港に帰って検量すると何だか周りが騒がしい?そして表彰式で最後に名前を呼ばれたのは何でかおいらだったのだ。まさか鵜沢さんから優勝トロフィーにサインもらうなんて!そして衝撃の事実が明かされる・・・秋の決勝トーナメントの出場権獲得!トーナメントって何ですか?決勝って何ですか?おいらはまだ判っていなかった。

 そして初出場のトーナメントで気が付いたら決勝の佐尾鼻に立っていたのだ。あのオナガが釣れてなければ、きっとこうしてブログ作ったりしてないし、トーナメントを追いかけて九州~遠く韓国まで釣りに行くような生活はしていなかっただろう。あのオナガは良いオナガだったのか?結果はまだ出ていない。