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金一族はロイヤルファミリー 北朝鮮、他幹部と差別化

2010-10-05 10:23:14 | 日記

 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮で最近、金正日(キム・ジョンイル)総書記や実妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)氏、三男の金正恩(キム・ジョンウン)氏の「ロイヤルファミリー」と、他の幹部たちを明確に区別する表現が目立ち始めた。先月28日の朝鮮労働党代表者会を契機に後継作業が本格化するなか、権力の維持に細心の注意を払っている金総書記の意向の表れとみられる。
 北朝鮮メディアは党代表者会で選ばれた党政治局員と局員候補の顔写真と経歴を公開したが、金総書記ら3人の情報は一切公開しなかった。朝鮮中央通信が2日に伝えた金総書記の動静報道では、同行者として金敬姫氏の名前が夫の張成沢(チャン・ソンテク)党行政部長よりも先に読み上げられた。
 また、党代表者会で改正された党規約には「金日成(キム・イルソン)朝鮮」という言葉が登場。「党は金日成同志によって創建された」との説明は「金日成同志の党」に変わった。朝鮮中央通信などによれば、党機関紙の労働新聞は4日付の論説で「金日成同志の子孫という自覚」を持つよう呼びかけるなど、故金日成国家主席の血筋をより強調している。
 北朝鮮関係筋によれば、北朝鮮で従来、よく使われてきた「党が決心すれば、我々はやる」というスローガンが8月ごろから「朝鮮が決心すれば、我々はやる」という言葉に変わった。北朝鮮当局は、「朝鮮」が故金主席や金総書記を意味すると説明しているという。
 同筋は「一族以外は、皆横一線。正恩氏の後見人の張成沢氏すら、おかしな権力欲を持たないような人事配置をしている」と語った。


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