衛、とうとう、一年前に亘と美沙に会った日のことを思い出す、の巻。
衛が一年前に「処分しといてください」と店員に頼んだ背広が、
クリーニングされて戻ってくるというのは腑に落ちないが、
亘の電話番号を控えたメモが戻ってきたのは劇的であった。
「あなたが、私の生きる理由なんですから。」
ラストで、美沙が衛にいったセリフ。
憎悪って、一種の愛かも?と思わせるシーンだった。
美沙にとって、亘との思い出は完璧に幸せなもので、
自分が不幸になったのは全て衛のせい、
ということで片づけようとしている。
でも、亘が一人、海の中へ消え去ってしまったとき、
彼女はチラとでも、彼のことを恨まなかったろうか?
自分を置き去りにしてこの世を去ってしまったことを。
そんな彼の弱さを。
そういう、亡き彼に対するやり切れない思いまでをも、
ひょっとしたら、衛への怒りとしてぶつけているのかも、
と、ふと思った。
彼女は自分の中の悲しみ、怒りをどう処理していいのかわからない。
自分はもうどうなってもいい、と投げやりな態度を見せてはいるが、
でも本当は、彼女は生きたいのでは?
どう生きていけばいいのか?という混乱ごと、
衛に全身でぶつかっていっているような気がする。
というわけで、美沙の気の済むまで、復讐は続くわけね……。
がんばれ衛~(他人事かい)。
衛が一年前に「処分しといてください」と店員に頼んだ背広が、
クリーニングされて戻ってくるというのは腑に落ちないが、
亘の電話番号を控えたメモが戻ってきたのは劇的であった。
「あなたが、私の生きる理由なんですから。」
ラストで、美沙が衛にいったセリフ。
憎悪って、一種の愛かも?と思わせるシーンだった。
美沙にとって、亘との思い出は完璧に幸せなもので、
自分が不幸になったのは全て衛のせい、
ということで片づけようとしている。
でも、亘が一人、海の中へ消え去ってしまったとき、
彼女はチラとでも、彼のことを恨まなかったろうか?
自分を置き去りにしてこの世を去ってしまったことを。
そんな彼の弱さを。
そういう、亡き彼に対するやり切れない思いまでをも、
ひょっとしたら、衛への怒りとしてぶつけているのかも、
と、ふと思った。
彼女は自分の中の悲しみ、怒りをどう処理していいのかわからない。
自分はもうどうなってもいい、と投げやりな態度を見せてはいるが、
でも本当は、彼女は生きたいのでは?
どう生きていけばいいのか?という混乱ごと、
衛に全身でぶつかっていっているような気がする。
というわけで、美沙の気の済むまで、復讐は続くわけね……。
がんばれ衛~(他人事かい)。