晴嵐改の生存確認ブログ

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

「中途採用捜査官」シリーズ

2005年06月17日 | 読書
中途採用捜査官 @ネット上の密室_中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!

実は、2冊とも半年くらい前に買っていたのですが、読まずに放ったらかしにしていました。しかし、いつまでも読まないでいるのも勿体ないわけで、ずっと気にはなっていました。
で、昨夜、風呂から出た後で読み始めました。すると、途中で止まらなくなり、徹夜で一気に二冊とも読み切ってしまいました。おかげで、今は首の後ろがちょっと痛いわけですが(^^;

内容としては、どちらも面白かったです。
主人公・結城譲司はSEなのですが、勤めていた会社を首になり、その後「特別捜査官」として警視庁に採用され、刑事部捜査二課の捜査官として、かつての上司を逮捕することになります。ここまでが第一作目。二作目の「SAT、警視庁に突入せよ!」では、何とテロリストに占拠された警視庁本部庁舎を解放すべく、捜査二課の面々が活躍します。これ以上詳しいことを書くと、未読の方にはネタバレになって面白くないでしょうから、止めておきますね。

中途採用の特別捜査官が主人公というところに新鮮味を感じましたし、取材がしっかりしているからなのか、警察に関する描写のディテールにもリアリティがあると思いました。また、佐々木敏氏のこれまでの作品よりも取っつきやすくなっていながら、鋭い視点や深い考察はそのままなので、とても読み応えあります。自信を持ってお薦めできる一冊、もとい二冊です。

……にしても、首が痛い。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿