いやー、ようやくクラウゼヴィッツの『戦争論』を読み終えました。何度も中断しながら、一年以上かかってしまったので、正直言って最初の方に読んだ内容とか、かな~りウロ覚えです(^^;
だって、もの凄いボリュームなんですもの。文庫二冊だと思って舐めてたら、痛い目見ました。下巻の解説で「もっとも本書を必要としているはずの軍人・自衛官ですら、完読した者はごくわずかであるという」と書いてあるのも頷ける話です。
ちゃんとした感想を書きたいのですが、そのためにはもう一度最初から読み直さなくてはならないような気がしております。困ったことです。
まぁ、モノがモノだけに軽々しくお薦めする訳にもいかないのですが、9・11やら、イラク戦争やら、21世紀になっても世界では未だに戦争が続いています。そういうご時世だからこそ『戦争論』を読むことの意義みたいなものもあるのかなという気は致します。
かの有名な
戦争とは他の手段をもってする政治の継続にほかならない
という下りをはじめ、考えさせられることも多いです。
ファンタジーには飽きたので、小難しくてゴツい本が読みたい――という方にはお薦めです(^^
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