こんにちは。オリジナルネクタイ、オーダーメイドネクタイ、製作 縫製加工所の栗原弘直です。
ネクタイの品質素材には色々ありますが、通常の百貨店などの売り場に並んでいるものは、ほとんどがシルク100%です。
品質表示は、どのネクタイにもついています。小剣の剣先の部分に、製造者と共に絹100%とか入ったタグがついているケースがほとんどです。
最近は、異素材を使用したネクタイも結構多く、「シルク90% ナイロン10%」といった商品もたまにあります。
以前はシルクに他の素材を混ぜることで生産コストを下げるといった理由で、そうした素材を使うことが多かったのですが
最近の場合は、ファッション性の面からそうした素材を使うことが多いです。
ここのところのトレンドは「キラリ感」を出すためにナイロン系の糸を使用するパターンです。
あと、「鮮やか感」を出すために発色性の良い染料等を使う場合もあります。
そうした商品には、品質表示とは別にアテンション(注意書き)がついています。
小さなものなので、見落としがちですが、「色落ちする場合がございます」とか「熱に弱い素材を使用しております」なんてことが書かれています。
前者は、夏場など汗をかく季節は、襟に色落ちするケースがあったり、後者の場合は、アイロンをかけたりすると、ナイロンの部分が縮んでしまったりすることがあります。
ネクタイ品質の注意書きにはそのようなことが記載されていますので、ご利用の際には、そうした点も頭に入れておくといいかもしれません。
シルクネクタイの光沢
東京都八王子市 株式会社成光ネクタイ 代表取締役 栗原弘直
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます