中村文則
『A』
『掏摸<スリ>』、『王国』など作品をフォローしている作家です。
短編は抽象度が高くて疲れる印象があって、あまり読まないのですが、短篇集が出たということで読んでみました。
読みやすい作品が多かったのですが、残念ながら、あまり感心しないというか、後に残らない内容でした。
評価するとすれば、これまでの長編とは違うテイストが楽しめたところかと思います。
印象に残ったのは、中二が書いたようなバカバカしい展開となる作品で、バカバカしさにおける発想のユニークさという点でウェルメイド感はあって面白くは読めました。
僕の性欲と何かを交換してからのくだりです。
交換すると、男が「性欲が、二倍だよう」と言い始め、
駅の広場にチンコを発射し、それが着弾し爆発します。またすぐ生えて、そして飛んでいく。
「テロだ!、ちんこテロだ!」
男はそれでも飛ばし続けてて、「二倍だよう、二倍だよう」と言います。
演劇にしたら面白いかなというのいくつかありましたので、ドラマとか映画の原作にはいいのではないでしょうか。
『A』
『掏摸<スリ>』、『王国』など作品をフォローしている作家です。
短編は抽象度が高くて疲れる印象があって、あまり読まないのですが、短篇集が出たということで読んでみました。
読みやすい作品が多かったのですが、残念ながら、あまり感心しないというか、後に残らない内容でした。
評価するとすれば、これまでの長編とは違うテイストが楽しめたところかと思います。
印象に残ったのは、中二が書いたようなバカバカしい展開となる作品で、バカバカしさにおける発想のユニークさという点でウェルメイド感はあって面白くは読めました。
僕の性欲と何かを交換してからのくだりです。
交換すると、男が「性欲が、二倍だよう」と言い始め、
駅の広場にチンコを発射し、それが着弾し爆発します。またすぐ生えて、そして飛んでいく。
「テロだ!、ちんこテロだ!」
男はそれでも飛ばし続けてて、「二倍だよう、二倍だよう」と言います。
演劇にしたら面白いかなというのいくつかありましたので、ドラマとか映画の原作にはいいのではないでしょうか。
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