展示会を見てきました。どうしてもダイキャスト製品に目が行ってしまいます。
この画像は、RYOBIの展示ブースにあったもので、ボルトの締め付け座面に注目しました。ボルトが1本だけ締め付けられています。この座面に刃物で加工が追加されています。ボルトの座面よりかなり広く加工がなされているのは、反対面の加工のための基準面か、試作品だからかは不明です。この部分はスライドで形状が作られていて、素材では勾配が付いています。3500tonの鋳造機を使用とのことなので勾配なしではやりませんよね。展示品だからもう少しきれいに切削加工できなかったかなとは、外野だから思いますが、まあ事情もあるのでしょう。このボルトの座面を自動車企業のように、ボルトのゆるみを意識している場合は対策も豊富なのですが、設計経験と企業内の設計仕様が整っていないようなところでは、この座面に最小の勾配という条件で切削加工を省略しようとするのです。これが緩んでも問題ないものならまだ良いのですが、大丈夫かしらと思われるような場所でもコスト優先で行こうとします。この展示品を見て思い出しました。リョービさん、ネタありがとう。
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