ねじを使った部品の取り付けでは、昔からねじの緩みや部品の脱落が問題になり事故にまで至った例もあります。最近では大型トラック左後輪が緩んで脱落という事故がありました。これもいかがな設計かと思います。
可動側になる部分にパッキン押えの突起があるため可動側にピンが設定できずに固定側にしたと思われ、バカ穴になる部分の抜け勾配を非常に大きくして対策にしています。ここで問題になるのがボルト側の座面が減少することです。この座面が少なくなるとアルミなどのダイカスト用材料では座屈(座面陥没)の可能性があり座屈が発生するとボルト締め付け力が失われて緩みが始まることになります。私も30年ほど前に、座面が陥没してボルトが緩み固定されていた部品がグラグラし始めたという事例を知っています。
ワッシャを使うとか、穴にドリル加工を入れるとか、何らかの対策を織り込んでおくことを勧めます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます