悲しい話（大手電機企業の「追い出し部屋」問題）

　田村憲久・厚生労働相は８日の閣議後会見で、大手企業で社員から「追い出し部屋」などと呼ばれる部署が相次ぎ設置されている問題について、「実態を把握してみたい」と述べ、調査に乗りだす考えを示した。多忙な他部署への「応援」や自らの転職・出向先探しを仕事とし、「追い出し部屋」などと呼ばれる部署は、パナソニックやＮＥＣ、ソニーなどの大手企業グループにある。田村氏は「企業が強制的に意にそぐわない仕事をさせているのなら、実態調査をしないとならない」と語った。
（１／８、ｇｏｏニュース、朝日デジタル）

　昨年１２月 ３１日付朝日新聞朝刊の一面トップ記事を受けての措置だと思いますが、とりあえず実態を把握する姿勢を見せることでお茶を濁すのが目に見えている。

　各企業の労働組合は何をしているのだろう。
　連合系の、労使協調路線の御用組合だから仕方ないのかな。

　限りなくクロに近いとしても、大企業は何の強制力もない行政指導に従うはずがない。それに顧問弁護士と十分対策を練っているはず。

　「追い出し部屋」が社員を退職に追い込むためのものなのか、事実かどうかわかりませんが、とにかく悲しい時代になっちゃいました。

　一昔前なら、「ファンケル事件」が有名。
　メンヘルになって、労災申請（退職強要は「強」）＆高額損害賠償請求するしかない。
　正社員を守るはずの解雇規制が厳しすぎることも一因かもしれない。

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