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stellar locus

日々の出来事やアニメやゲームの感想を綴っております。

喰霊-零-  第十二話〈終〉  感想  その1

2008年12月26日 14時26分05秒 | 喰霊-零-
喰霊-零-   祈 焦  -いのりのこがれー   


ひとつの戦いの終わりへ・・・・


紀之のいない対策室。神楽は黄泉のところへ向かう。
防衛省の特殊部隊の追跡班は黄泉の手により次々と倒されていくなか
特殊部隊の協力により神楽たちは、黄泉のいる森へと辿り着いた。

一方の黄泉は殺生石によって悲しみや憎しみといった感情が溢れ、
抑えられずに苦しんでいた。

   「私なの?これが本当の私なの?」  

カズヒロに世界を滅ぼすと言われながらも、
地面を這う黄泉は、殺生石に問う。

   「お前は本当に私の望みを叶えるのか?」

その側に落ちる携帯電話の画面には、仲の良い黄泉と神楽の姿があった。
黄泉の本当の望みそれが、この話の決着を導いたのですよね。


森に降りた神楽・岩端・ナブーの三者は、殺生石に呼び寄せられた悪霊たちと戦う。
ナブーは両手に銃を持ち、岩端は鞄とドリルで、
そして神楽はマイケル十三号を流れるような華麗な動きで悪霊を倒していく。
亡き戦友たちの武器を使っている所が切なくなってきますね。
神楽の舞うような戦い方はうっかり見惚れてしまいました。
そこに、カテゴリDが出現する。
カテゴリDを斬れない神楽を先に行かせ、岩端とナブーがその場に残る。
黄泉のもとへ急いだ神楽は、黄泉を見つける。

  「黄泉!」


  「遅かったじゃない、神楽。」


父親は死んだかと尋ねる黄泉に対して、
神楽は父親と久しぶりに話をして初めて家族だと感じたがそれが最後だったと告げる。
黄泉の方も幼い頃に本当の家族を失い
引き取ってくれた父が新しい父、神楽を妹として
それが、本当の家族のようだった。

  「ごめんなさい。」


神楽は黄泉に謝る。
黄泉は悪くないと信じて、それを押し付けて、黄泉を傷付けてしまった。
事実かどうかではなく、理解して、力になることが必要だった。

  「本当に信じるってそういうことなんだよね。ごめんなさい、黄泉。」


うん。神楽はちゃんと黄泉のことを考えていますね。
たしかに、もう遅いのだとしても謝ることは大切です。
そんな、神楽に対して、

  「私を殺す前に?それとも、自分が死ぬ前に?どっちが先か、すぐにわかるわ!」


獅子王を抜き、ラングレンを出現させる黄泉。

  「お願い。力を貸して。喰霊解放!ビャクエイ!!」


神楽はビャクエイを呼び出す。
戦いが始まった。

ラングレンとビャクエイが空中で戦いを繰り広げる中、
神楽は刀を抜いて、黄泉と戦っていた。
しかし、どうしても黄泉を斬ることができず劣勢になってしまう。
黄泉に木の枝を右肩に突き刺され、痛いと叫ぶ神楽に対して、
命乞いを聞かせろという黄泉。
冥は命乞いした、幽は醜くもがいて死んだ。桜庭も泣き叫んだ。
室長と桐も地べたを這って泣き叫んだ。
そして、神楽の父はどうだったと尋ねる。
父が死んで、欲しがっていた霊獣を手に入れて、

   「ねえ。聞かせてよ。死んだ時、ちょっと嬉しかったでしょ。」


神楽は叫び、感情のままに黄泉を殴る。
これは心の何処かにあった自分でも認めたくない感情を言い当てられて
怒ったということなんでしょうか。複雑です。
神楽が自らの行動に困惑する暇もなく、黄泉は獅子王を手に神楽に襲い掛かる。
応戦する神楽であったが、押し負けそうになる。
その時、管狐が間に入る。
消えたはずの紀之が助けてくれたのだ。

神楽を安全な所で、手当てする紀之であったが、
共同構で黄泉と会ったときに、殺してくれと言われたことを話して、
武器を置いて去ってしまう。

  「わりぃ、神楽。俺のことは恨んでくれ。」


自分には黄泉は殺せないから代わりに殺してくれと言っているようなものですからね。
ひどく残酷なことを言っているのが分かっているんですね。
でも、そうしなければならない。紀之も自らを責めてますからどうしようもないです。
神楽にもそれは伝わったのでしょう。

黄泉は神楽との画像ごと携帯電話に刃を突きたてた。
まるで、殺生石に完全に呑まれてしまったかのように・・・・・


今回、色々書こうとしてたら長くなってしまったのでその1とその2にわけました。


その2へ続きます。

喰霊-零-  第十二話〈終〉  感想  その2

2008年12月26日 14時17分16秒 | 喰霊-零-
その1からの続きです。グダグダ文章ですいません。


戦いの結末は・・・・・



神楽は覚悟を決めて黄泉を待っていた。

  「あなたを殺す。」

無表情のまま、神楽はそれが使命だと告げる。

  「そう・・・・おいで、神楽。」

  「行くよ、黄泉。」

互いに刀を向け合い、戦う二人。

その中で甦る記憶の中の黄泉は優しくて、温かくて・・・
もう、悲しいことこの上ないですよ。

  『はじめまして。私は諌山黄泉。』

  『じゃあ、姉妹になろうか。』

  『可愛いなぁ~神楽は。』


  『神楽』   『神楽』   『神楽』


  『あなただけよ、神楽。あなたが私の最後の宝物。』



斬り合う黄泉と神楽。神楽の目には涙が浮かんでいた。
一番大切な人と戦わなければならない、それは何よりもつらいことです。

  「大好きだよ。大好き、黄泉お姉ちゃん。」

そう言って、黄泉に向かって刀を振るう神楽。
だが、その刀は叩き落され、黄泉は神楽に獅子王を振り下ろそうとした。

  「これで、最後だ!」

勝つかに見えた黄泉であったが、神楽の手には紀之から渡された武器があった。
神楽の勝利です。


黄泉は殺生石に願いを告げていた。

  『私の本当の望み、本当の願い。それは、神楽。あの子を守りたい。
   あの子をすべての不幸から守りたい。あの子をすべての災いから守りたい。
   あの子を傷付けるもの、あの子を危険に晒すもの、あの子に災いをもたらすもの
   そのすべてを消し去りたい。
   
   お願いあの子を守って、不幸を消して、災いを消して、
   例えそれが・・・・・・・私で、あったとしても。』


貫かれた携帯電話の画面には黄泉自身が映っていた。
ああ・・・・黄泉は最後まで神楽のことを大切に思っていました。
誰が一番つらかったと言えば、間違いなく黄泉です。
彼女の不幸こそ、災いこそ消えて欲しかったと願ってしまいます。


神楽に刺され、獅子王を落とす黄泉は神楽と共に崩れ落ちた。
黄泉は強くなったね、と神楽の頭を撫でる。

  「本当に・・・強く・・・・本当に・・・あなたは、私の自慢の妹よ。
・・・ごめんね、神楽。大好きよ。」


それが、生きている黄泉の最後の言葉だった。
武器を抱え、血まみれで泣き叫ぶ神楽。


そこに現れたのは、神楽が斬れないでいたカテゴリDの大群。
悲しみで手加減できない神楽は、ビャクエイを呼び出してカテゴリDを倒していく。
空気読めよ!カテゴリDども!!って、感じの登場でした。
ただ悲しみに暮れることすら許されない世界がひどいです。


それを見ていた岩端とナブー。
岩端は、これで神楽はすべての痛みを忘れ退魔士としての務めを全うできるという。
しかし、ナブーは神楽はまだ人の心を捨てるには若すぎるという。
だが、すべての痛みを背負って生きるにも若すぎる。
とはいえ結局は神楽次第。


紀之は、壊れた黄泉の携帯電話を手にやるせない顔をしていた。
黄泉の願いを悟ってくれたんでしょうか。ならば、まだ救われるでしょう。



カズヒロは、黄泉の強い想いと殺生石について考えるが、
これで終わりではないと、更に何かを企んでいる様子。

  「僕には、まだ、時間がある。」

三途河カズヒロ、彼の話は原作ですかね。
いまいち謎なキャラでした。好きでしたけどね。
何を目的として動いているんでしょう?
世界を滅ぼしかった?



2年後―――――


神宮寺(元?)室長は、病院で桐のお見舞いをしていた。
桐は、黄泉に負わされた怪我のせいでか、
記憶をなくして幼い子供のようになってしまっていた。

紀之は占い師をしていた。
  霊感占い 狐使いの飯綱
評判はいいようだが、相変わらずの女好き。

岩端とナブーは任務。引退するはずだったフジコ室長が戻ってきたらしい。
室長の笑い方が・・・・・

神楽の中学の友人たちは、あれから神楽と会っていない様子。
しかし、二人はポッキーを食べて神楽のことを想う。

そして、神楽はポッキーを食べていた。
剣ちゃんこと、弐村剣輔にマイケル一二号を渡したらしい。

  「私からのクリスマスプレゼントだよ。け~んちゃん♪」

神楽は髪を伸ばして、大人っぽくなっていた。

  「はぁ。たくっ、しょうがねえな。東京の名所がこれじゃあ困るもんな。」

東京タワーに悪霊が張り付いていた。

  「とっとと済ませようぜ、神楽。」

  「うん。
   人の世に死の穢れを撒くものを退治するのが、私たち退魔士の使命。
   喰霊解放!ビャクエイ!!」


そして、神楽たちは戦いへと向かっていく。




終わりましたね~。
ええ、総合的に見ても良い作品だったと思います。
しかし、第一話のキャラたちのことは、まるで無視してくれましたね。
そこだけが非常に残念です。
ちゃんと話として組み入れて欲しかったです。

まあ、原作の主人公が最後に出てくるかな~という
個人的な予想は当たったので良しとしますか。
原作を少し読んだところ
剣輔は神楽のことを守りたくて、戦っているようなキャラでした。


喰霊ー零ー  第十一話  感想

2008年12月19日 09時47分08秒 | 喰霊-零-
第十一話   運命 乱-うんめいのみだれ-   


怨霊となった黄泉と戦う話です。


睨みあうラングレンとビャクエイ。対峙する黄泉と神楽の父。

鎖を巧みに操る神楽・父に対して、黄泉は獅子王で襲い掛かる。
その様子に神楽は哀しみを隠せない。

  「やめて・・・戦わないで・・・・お願い・・お願い!」

そんな声も空しく、神楽・父は黄泉を鎖で捕らえることに成功し、
神楽に今のうちに黄泉を倒すように言う。
しかし、神楽は動くことができず、
黄泉はラングレンに神楽を襲わせる事によって鎖を緩めさせる。
神楽を庇うビャクエイ。そのダメージは神楽・父へと向かい、その隙をついて黄泉は神楽・父を斬った。

  「覚悟。」

止めを刺そうとする黄泉であったが、桐の糸によってそれは防がれる。

  「ここからは、私がお相手します。」

神楽は父に駆け寄り、その間に黄泉が苦しみ始め、額から殺生石を現して逃げた。
神楽・父は救急車で運ばれた。

神楽にとってはつらいことばかりです。
目の前で大切な人同士が戦いあうというのはキツイでしょうね。

黄泉は正気に戻っていた。
自らの行為を思い出し、自害しようとするが殺生石の妖力に阻まれてしまう。

  「死ぬことも叶わないの・・・・」

黄泉も冥みたいに一時的に正気に戻るんですね。
しかし、冥のように傷が開いていない。相性がいいってこういうことなんですかね。


対策室に戻った室長は、霊気圧図の異変により観測班が襲撃されたことを知る。
そして、室長は出動に際して、昔の写真と共にあった指輪をはめる。

 「環境省。超自然対策室、処理班。緊急出動!」

出動する処理班であったが、桜庭の死に責任を感じて塞ぎこんでいた紀之は動けないでいた。
  
  「ちくしょう・・・・」

紀之の心は完全に折れてしまいましたね。
助けようとしていた相手が友人を殺してしまった。しかも、自分の目の前で。
ショックを受けない方がおかしいです。
精神的に繊細なところがあるようですし、余計に・・・・・


自宅で寝たきりの神楽・父。
自分が未熟だったせいでと、神楽は謝る。その時、父が苦しみ出しビャクエイが出現する。
封印から逃れようとするビャクエイを鎮めるものの、父は自らの死期を悟る。
その前に父は、神楽に言っておきたいことがあると言う。

  「すまなかった。」

困惑する神楽に、父は更に言葉をかける。
土宮家は、代々喰霊・ビャクエイを継承する為に長生きは出来ない。
強くなって少しでも長く神楽に生きて欲しいがために、年端もいかぬ頃から所業ばかりさせてすまなかった、と。

  「許してくれ。神楽。」

父も父なりに娘のことを思っていた。
家の宿命がなければ、不器用ながらも仲の良い親子として過ごせていたかも知れませんね。


その頃、観測所で黄泉と対峙する対策室。

  「いずれ、地上に住む人間は、すべて私が殺すのだから。」

そう言って、ラングレンを出現させる黄泉。
憎しみで人間全滅まで考えてしまうのですか・・・・!


戦いが始まった。


黄泉VS室長&桐
室長を襲う黄泉であったが、室長は車椅子に仕込んであった銃で応戦する。
車椅子には他にも、仕込み刃と真言の刻まれたタイヤが装備してあった。
更に、室長は黄泉をぶん殴る。

  「・・・まさか、現役だったとはね。」

  「あら、その言い方はちょっと失礼じゃない?」

部下を殺しても平気なのかと問う、黄泉に対して元・部下とはっきり言う室長。
それに、自分はもっと大切な人を殺していると言って指輪を見た。

  「冥府魔道に堕ちた者は、誰であろうと容赦しないわ。」

室長が戦えたというのは、こっちも驚きです。
しかも、強い。普段はにこにこしている人っていざという時、怖いんですよね。
室長も昔、大切な人が怨霊になってしまったのでしょうか・・・?
この話は詳しくはやらないでしょうね。

黄泉の周りには桐の糸が張り巡らされていた。
桐はガスを利用し、黄泉の足を止め、その隙に室長が銃を撃ちまくった。
やったかと思われたが、黄泉は煙の中から室長に襲い掛かる。
それを桐が庇い、刃に貫かれるが黄泉の首に糸を巻きつけて捕らえる。
室長は、桐の背後へ行き車椅子の自爆ボタンを押した。

  「黄泉。涅槃で会いましょ。」

爆発。

しかし、黄泉は倒せなかった。
獅子王を桐から引き抜き、ラングレンを呼び出した。

  「まだ、続きする?・・・・どうする。ラングレン。」

そう言って黄泉は哂った。

黄泉、強すぎです。
どうすればこんなのに勝てるんでしょうか。
やっぱり、神楽が倒すのでしょうし・・・・・
その戦いの間に、一瞬正気に返ってしまうとか・・・・?


ラングレンVS岩端&ナブー兄弟
岩端は目を負傷し、ナブーの片方がラングレンに噛まれながらも足止めすることによって
ナブーのもう片方がラングレンに銃を撃ち込む。
ラングレンは消えたが、噛まれたナブーの片方は動かなくなっていた。

ナブーさん・・・・・
残念です。


神楽は父と初めてゆっくりと話をしていた。
自分がもっと早く一人前になっていれば、こうして話をすることができたのかなと言う神楽に
父は、何を話せばいいか分からないかも知れないと言う。
その言葉に神楽は笑う。

  「おかしいか?」

  「おかしいよ。だって親子なのに。」

穏やかな時間が過ぎ、寄り添う親子。
そこで、神楽は自分がどうするべきなのかを父に尋ねる。
すべて忘れるのが一番楽な方法だと言う父。
しかし、本当に強くなるならすべて背負えと言う。ただしそれは、とても苦しい道。

  「どちらを歩むかはお前が選べ。」

  「私が・・・選ぶ。」

そして、父は再び苦しみだす。
もう、これまでだと言って、ビャクエイの封印を神楽に渡そうとする。

  「さらばだ。神楽。」

泣き続けて、悲しむ神楽をなだめて、封印処理を施した殺生石を渡す。
神楽は泣き続けた。

父は死んだ。

朝になり、神楽は封印を受け継ぎ、殺生石を耳に付けた。

  「私が選ぶ。」

そんな神楽の前にマイケル師匠が現れ、マイケル十参号を渡す。
魂に応えるというその刀に、

  「私の魂は、どう思っているのかな。」

神楽は向かう。


そして、エンディングへ・・・・・・


いよいよ、黄泉VS神楽ですね。
神楽の魂の出す結論とは何でしょうか。楽しみです。

喰霊-零-って戦闘シーンがいいですよね。
事態がよく分かりますし、きれいですし。
第一話から、そう思っていました。
ところで、第一話を補完とかしてくれないのですか?このまま?

喰霊ー零ー  第十話  「電波が・・・・・・。」

2008年12月09日 09時22分44秒 | 喰霊-零-
・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
はあ・・・・。

ええと、テレビの電波状況が悪かったらしく今回の話の一部が見れませんでした。
映像も音声も入ってこないという状態になってしまい
一部Bパートが何がなんだか分からないことに・・・・・すごくショックです。
とりあえず、見れなかった部分はあきらめて
感想を書いてみようと思います。


第十話    悲劇 裏 -ひげきのうらー     


飯綱紀之は、
一時は落ち込んでいたものの黄泉のために調査を開始しました。
そのなかで黄泉の無実を証明できる可能性を見つけたようです。
やるときはやる男だな~とか、意外にかっこいいなとか思いました。
半端な覚悟で、黄泉とは会えないから覚悟を決めようとする。
なかなか出来ることじゃありませんよ。
あの状態の黄泉のことを背負おうとしているのですから、いい男です。
しかし、時はもう遅く・・・・・


土宮神楽は、
黄泉の消えた病室から、室長に黄泉がいなくなったことを伝えましたが、
魍魎に取り憑かれて自分が斬った保険医のことを思い出してしまい不安に駆られる。
黄泉の携帯に電話しますが繋がらない・・・・・・

学校へいった黄泉は、友人たちに事情を話しました。

  「私・・・・今まで、黄泉を目指して戦ってきた。黄泉がいたから、一緒に戦えたの・・・
   お母さんが死んだ時も・・・黄泉がやさしくしてくれた。
   私が支えなきゃいけなかったのに・・・・・私・・・・裏切った。
   ・・・・だから・・・・いなくなったんだ・・・・」


そんな神楽を友人たちは励まします。

  「きっと、お姉さんだって神楽ちゃんのこと、必要としていると思うよ。」

  「がんばれ!土宮神楽!!」

いい友達ですね。
こんな風に悩みを打ち明けられて、励ましてくれる友達なんて現実にはそうはいませんよ。


だが、黄泉はすでに・・・・
諌山家で自分の居場所を奪った幽の首を絞めていました。

  「命乞いなさい・・・・・いいわ、抉るから。」

冥が奈落にしたことをそのまま返すつもりですね。
もはや、憎しみだけで動いています。


三途河カズヒロのところに土宮・父は現われました。
  
  「今日は、仇討ちですか?」

  「そのような浅薄な感情は持ち合わせておらん。ただ、務めを果たすのみ。」

  「つまらない人だ・・・。」

カズヒロはその場から逃げました。
憎しみを抱いて自分に向かってくるなら利用できるけれど、土宮・父はそうではない
理性的な人って普段は冷たく見えますけど、
こういうときホントに頼りになるんですよね。


ここからは、第二話の補足でしょうか?
カテゴリB「カシャ」が出現し、それを倒す対策室のメンバーたち。
再び見ても神楽の一刀両断は見事です。

その後も黄泉に電話をかけるが繋がらない・・・・
落ち込む神楽を紀之が励まします。

  「紀ちゃんは、黄泉のこと信じてる?」

  「俺たちの知らない敵がいる。そいつが黄泉をやったんだ。
  まだ証拠とはいかないが、その可能性は見つけた。」


  「ごめんなさい。きっと私のせいだ。」

  「神楽・・・。」

前向きに行動している紀之に、神楽は更に自分を責めてしまいました。
そこに、カテゴリDが現われて・・・・・・黄泉が現われるわけですが・・・・・



ここまでです。

もう映像が見れたものじゃないです。音も全然入って来ないですし・・・最悪です。

しばらくして、断片的に分かった内容を少し。


  「殺すなら・・俺を殺せ!!」

そんな声もむなしく・・・・
紀之の前で桜庭を殺す黄泉。
その場で黄泉を殺せず、崩れ落ちてしまう。
まあ、桜庭は死ぬだろうな思っていたので驚きませんでした・・・
桜庭は原作にはいないキャラなので・・・・
しかし、かなりショックな映像っぽいですね。
ノイズがひどくて、よく見えませんでしたけど・・・・・・


黄泉に捕まった神楽。

  「どうして・・・?黄泉お姉ちゃん。」

  「私を・・・姉と、呼ぶな!!」

そうして、黄泉は土宮・父の攻撃を防ぎました。

  「まさか、そなたが迷うとはな。」

  「迷いなんか、すべて消えたわ。」



佳境ですね。
終わりへ向けてとうとう話が第二話へ帰ってきました。
ここからどうなるのか、凄く楽しみです。


見れなかった部分は、他の感想サイトさんを参考にさせていただきます。


喰霊ー零ー  第九話  感想

2008年12月04日 17時13分48秒 | 喰霊-零-
第九話      罪 螺旋-つみのらせん-      




不幸は、絶望は、憎悪は人を変えます・・・・・・・・・



血まみれの黄泉を発見したのは対策室の仲間たちであった。
すぐに病院に運ばれ、手術を受けたものの退魔士としての復帰はおろか、
日常生活すら困難な状態となっていた。


黄泉が倒れていた現場からは、刃物の跡は見つかったが凶器は発見されない。
一方の、諫山 冥の遺体はバラバラに切り刻まれ、
黄泉が持っていた刀からは冥の血液反応があったことから、黄泉が犯人と疑われ
黄泉は冥を殺した後に自殺を謀ったか、被害者の振りをしようとしていると思われていた。

被害者を装ったってひどくないですか。
冥を殺したのは事実ですが、自分をあんな風に刺しまくるとか絶対無理でしょうに。


飯綱家では、紀之は勝手に黄泉との婚約を破棄されたことを父親に食って掛かっていた。
しかし、黄泉が家督を継ぐ約束は破られ、身内を殺した嫌疑がかかり、
今回の怪我で、飯綱家のために子供を育てることもままならない。


  「一生、あの子に縛られるつもりか?」


そんな黄泉を紀之の結婚相手として父親は認めるわけにはいかなかった。

病院に来たが、紀之は病室の前に花束を置き去っていく。
桜庭は紀之をダーツに誘うが紀之は荒れていた。


  「うるせぇ!!・・・・・うるせぇよ・・・・・・・」


こうして言われてみると、父の言うことはもっともなんですよね。
日常生活すら困難な女性と果たして結婚生活を送れるか。
まず、介助が必要でしょうし、それに紀之が耐えられるかどうかを考えると。
仮に耐えられたとしても、親としてはそんな生活してほしくありませんよね。
それが、わかるから、どうしようもないから紀之も苦しい。



黄泉は2ヶ月の昏睡状態から目を覚ました。
神楽は泣いて喜び、紀之に連絡を取ろうとするが携帯は繋がらなかった。


話すことが出来ない黄泉に室長は、
質問にイエスなら1回、NOなら2回、ノックして答えるように言う。

  「あなたが怪我をした日、冥ちゃんがあなたを呼び出したの?」
   ―――YES

  「除霊の援護を頼まれたの?」
   ―――NO

  「なにか、お務めに関することかしら?」
   ―――NO

  「じゃあ、プライベートな話?」
   ―――NO

  「別な質問をするわね。・・・・諫山冥を殺したのはあなた?」
   ―――・・・・YES

  「それは、任務のためにやむなく?」
   ―――YES・・・・

  「私情は関係なかった?」
   ―――・・・・・・・・・YES

  「そう・・・。」

確かに冥は怨霊化していたわけですから、任務で間違いない。
ただ、そこに私情がなかったかと聞かれると黄泉はつらいでしょうね。

そこに、冥の父親・幽が現われ、冥を恨んでいたのかと問う。
なにも答えられない黄泉に幽が刀を振りかざそうとした時、神楽がそれを止めた。
幽は獅子王を持って帰っていった。



あの時、黄泉はカズヒロと対峙していた。


殺生石は九尾の狐の魂の破片。
そのあまりに強い霊力は持つ者の体を蝕み、魂を怨霊に変える。
土宮家では、殺生石の破片に封印処理を施して、霊獣を操る力として代々受け継いでいる。
カズヒロが持っているソレは、ずっと大きくて封印処理もしていない純粋な妖力の結晶体。
3年前に、バチカンで発見されたが封印処理を施されず行方不明に。
これが目覚めたことを知った政府は、急いで対悪霊戦の戦力を増強していた。
流出した不祥事を隠したまま・・・・。

ようやく殺生石の詳しい説明がされました。
なるほどですね。殺生石といえば、九尾の狐・玉藻だったかな・・・。


カズヒロはこの石を持つのに相応しい人物を探していた。
冥は石との相性が悪く、再生能力が馴染んでなかった。
一方の黄泉は、相性が良く、霊力も精神力も強く、


  「それに・・・・怨念も。」



病院では、神楽が黄泉の面倒をみていた。
なにか言いたげな黄泉に携帯電話を渡して、言葉を伝えてもらうことにする。

  ―――神楽 紀之呼んで


しかし、神楽は紀之が忙しいとごまかして病室を去ってしまう。

  ―――紀之会いたい


そこに、紀之の父が黄泉を見舞いに来た。

  「今日は、君に話しがあってきたんだ。」

当然その話とは婚約破棄のことだった。


カズヒロの声が聞こえる。

  「君の憎しみの心。この石を持つのにふさわしい。」


憎しみを否定する黄泉であったが、冥が命乞いしたにもかかわらず黄泉は憎しみから冥を殺した。
黄泉には石を持つ資格がある、黄泉は悪くない、ひどいのはみんなと甘い言葉をかけるカズヒロ。


  「君はね。みんなに裏切られたんだよ。」



紀之との婚約破棄に涙する黄泉。



夜。
神楽は黄泉のもとを訪れていた。
黄泉とポッキーゲームをするが、途中で泣いてしまう。

  「ひどいよ!どうして黄泉がこんな目に・・・どうして・・・」


普通の姉妹に生まれたかったと言う神楽。退魔士でなく、宿命もなく、ただの普通の姉妹でいたかった。
黄泉はそんな神楽にぎこちない手で触れる。

  「ずっと。ずっと、一緒にいようね、黄泉お姉ちゃん。」


その日、二人は一緒に眠ることに。
黄泉は神楽を愛しそうに見つめていた。
神楽は黄泉にひとつだけ尋ねる。

  「冥さんのこと。みんな黄泉を疑ってるけど、違うよね?
   黄泉は憎しみで人を殺したりなんかしない。ひどいよね。
   みんな黄泉のことなにも分かってくれてない。
   黄泉はどんなにつらくても、間違ったことだけはしない。」



室長とのやり取りを思い出して黄泉は返事を返す。
ノックは・・・・・2回。

  ―――NO


本当に黄泉のことを分かっていなかったのは神楽の方でした。
見ていてつらいところです。
信じられていることが黄泉の心を苦しめる。

神楽は病室を出て、駆け出していってしまう。
黄泉は必死に呼び止めようとするが、今の黄泉は声が出せない。
泣きながら携帯で文章を打つ。

カズヒロの声が響く。

  「君は悪くないのに、君だけが不幸になっていく
   これは夢の石だ。痛みと苦しみから解放し、望むすべてを叶えてくれる。」




  ―――ごめんなさい神楽 ごめんなさい神楽 ごめんなさい神楽 
  ごめんなさい神楽 ごめんなさい神楽 ごめんなさい神楽




  「ねえ、僕なら救ってあげられるよ。」


蒼い蝶が舞い、カズヒロが現われる。
測っていたかのようなタイミングです。実際、近くにいたのでしょうか。

  「君が不幸になる理由なんかないんだ。君の苦しみ、消してあげるよ。」

カズヒロは黄泉を押し倒して、寝巻きを裂いていく。
黄泉は頬を赤らめながらも抵抗しない。
殺生石によって黄泉の傷は次々と癒えていく。苦しそうな黄泉。

見てて、なんかエロいんですけど・・・・・
黄泉は顔を赤くして、涙目で・・・・・
カズヒロ君・・・見た目の年齢と行動があってないです。
というか、黄泉の不幸の大半の原因は貴方でしょう。

  「ほら、暴れないで。痛いのは神経が活性化している証拠さ。」


ギシギシと鳴るベット。カズヒロは殺生石を咥えて黄泉の右手をなぞっていた。

  「さあ。次はどこを綺麗にしたい?」


そう言って、黄泉の喉に殺生石を当てる。

  「聞かせてよ。本当の苦しみはなんだい?」


  「・・ほんとうの・・・・くるしみ・・・・」


  「本当の憎しみはなんだい?」


  「・・ほんとうの・・・にくしみ・・・・」


  「そう。君を不幸にするすべてさ。さあ。何が憎い?」



黄泉は・・・・・・・・・・・・・・・哂った。




その頃、神楽は病院の外にいた。
 
  「馬鹿。私が黄泉の味方になってあげないと。」

神楽は黄泉の病室からの赤い光に気がつく。


黄泉は殺生石を受けとっていた。



そして、エンディングへ・・・・



神楽が戻った時、病室には誰もいなかった。



こうして、第一話へと繋がっていくのですね。
神楽の信じる心が、思いやる心が、優しさが、
すべて黄泉を追い詰めてしまったのはなんともいえないです。

黄泉にとっては、まさに神楽の甘さが許せないということですか。