伊東に行くならフクヤね！

「ハトヤ」さんではありません
居酒屋「福久家」さん、つまみが旨い訳で無し
店構え立派という訳で無し、サービスも？
古ぼけた片隅にあるような、とても小さいお店です
古くから伊東で営業しているそうです
本日はバイクではありませんので堂々と入れます。
６時前では暖簾が出ていません。
ゴトッ、玄関引き戸開けます
いいですよ、いらっしゃい、初めて入るのに
気さくに応じてくれました女主人、
　　
初めて座るカウンタです
勿論僕一人、その内に常連さんもやってくるでしょう
何故か常連さんたちの雰囲気が判るのです
写真屋さんが朝の赤沢露天風呂で前夜のカラオケ三昧披露しますが
スナックへ行く前に寄る、居酒屋「福久家」での話のほうに興味が涌きました。
ご主人に写真屋さん最近来ないでしょう？
写真屋さんって？俳句をやる○○さんの事ですよ
あの方面白いですよね、そこに焼酎ボトルが入ってます
腐っちゃうから飲んじゃいなさいよ。じゃ、ご馳走になります。
　　
年配の女主人、万事控えめですが
会話が弾みます。昔の伊東の事、店に来るアベックさんの事
お店の歴史、男女の事に関してはいろんな事があったそうな
のっけから昭和３３年赤線廃止の時代に戻っての話になりました
人生たそがれになると遠い思い出、昔は貧しかったと懐かしみます
７５年も祖母、お母様の代から連綿と続く
花街伊東の歴史を背景にさりげなく語ってくれる姿は実にテンポがいいのです
カウンターいすが７個位、満員でも皆さんと上手にやっていけるのでしょうね
こういう居酒屋が少なくなってきました
メニューがビニールパウチしているお店が実に多くなりました
ここはメニューもありません
おいくらですかと尋ねたら、2000円！
こんなお店に行ける写真屋さんは幸せ者です
今度常連さん達がいらっしゃる時間帯に来ましょうね！