少しは「写真写り」も考えないとね！

　　　　　　　　　　　　【見てください、豪華な食事ね】

富戸定置網には「トビウオ」が入ってきました
夏の魚です、まだ魚体は痩せていますが
安いし、空を飛ぶ魚ですから内蔵は少なく
さばき安いです。「鯵」と同様にタタキにしましょう
頭を取り、内臓をめくると両側に卵があります
これはお味噌汁にいれます
次に尻尾をはずし三枚におろすと白い身が表れます
腹側をケチらないで大胆にとります
これもお味噌汁の具になります、次に中ほどにあります翼の
根っこをとります、ここの羽根は補助翼程度ですが、しつこく
身にくらいついています、これもお味噌汁の具にポイ！
身をキッチンペーパーに包み冷蔵庫にしばし置きます！
これで第一段階終了ね。

羽を広げた活け造りなんてできやしませんよお～！


今日は大きな「鯖」を買ってきました。一匹８０円でしょうか
「しめ鯖」に挑戦ね、脂が乗っていないのは判っています
大量の塩をつかいますので、また血圧が！
と心配なのはわかります、ここで練習せねば誰がやりますか？

頭、内臓、尻尾をとり三枚に下ろします
それを塩で包んで、今回は冷蔵庫に３時間、取り出して
塩を洗い、キッチンペーパーで水分落とします
昆布を敷いたお酢にザブン２時間で食べます
酢の回りが遅いです、外側白くて、内側脂が散ってピンク
なら味も最高ですが、残念赤身のままね！

翌日朝も食べます。「〆鯖」には違いありませんが
「〆鯖」のようなものです。脂の乗った「関鯖」を１０点満点と
するならば２，３点です。伊東の「鯖」なんてこんなものだよ！

「伊豆汐」のご主人、これも伊東産ですがと遠慮気味に出された
「しめ鯖」は７点以上です。結局腕の差、目利きの差です
プロの実力をマザマザと見せ付けられました！


無理して買った「金目鯛」、これはもちろん美味しいし
都会では食べられない「釣り金目」のお味です
ただし一匹買いますとうろこ取りが大変なので
くれぐれも台所ではなく、玄関のお外でやってください
金目も捨てる所は「えら」と内臓だけね、骨は味噌汁にして
良いお出汁がでます、「あら」は煮付けて金目の「あら煮」で
一品出来上がりです。