「楠木」が業者によって伐採されております！

・　　　　　　　　　　　　　　　　【大きな楠木が伐採されていきます】

（近所にひときわ目立つ豪邸があります、その横からチエンソーのけたたましい響きが聞こえてきました）

楠木は早く巨木に成長して行きます、枝ぶりが良くて根元に「しめ縄」張って祀っているお宅もありますが、
よほど大きな敷地で無いと育てられません、今年みたいに台風が来ると折れた小枝でも
直撃すると家を壊しかねないのです、最初はシンボルツリーであっても巨木化した木の面倒は見れなくなります

（４０年前に伊豆急が別荘地を分譲した時、各区画に１本「楠木」や「ヒマラヤ杉」を
　植えてたそうです、それらが巨木化して手に負えなくなっています）



家の敷地内にありますので根元からばっさりとは切り倒せないのです


・　　　　　　　　　　　　　　　　　【別荘地が分譲された時シンボルツリーが1本植えられました】

上から順番に大枝を切り刻んで行きます、クレーンで吊り上げて、下に下ろしてから小枝を切っていくのです
楠木は箪笥の虫除け剤「樟脳」の材料になります、小枝の切り口からは香りが漂いまして、植木屋さんから
「これをチップにして家の周りに撒いておくと虫が寄り付かないよ」と話しかけられます

（全ての幹や枝を刈り取っても、この香りだけが残っていました）



この木１本切るお値段は○万円だそうです


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　【「シンボルツリー」が巨木化していきます】

３人工の労働者とユニック車をレンタルしますから伐採にはそれなりに費用が掛かります、植木屋さんは他の業者より
うちは大分安いよと胸をはります、我が家の巨木化した「黒松」はこの楠木の３倍位あって、
大枝を広げています建物の裏側にありますから、お風呂場の天窓越しの作業になって大きな
クレーンが必要でユニック車についているクレーン程度では間に合わないのです



クレーン車に切られた木材を捨てるトラックもレンタルする必要があります


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【この木は何度も切られていました】

「黒松」の伐採はおおごとになりそうなので見積も貰っていません、木を切りたいと
樹木医さんに相談した所が間違っていました、「この松はおそらく樹齢２００年以上だよ、
枝振りはいいし切るなんて勿体無い！」樹木医さんは木の病気を治すのが商売です、
この辺の松は「松くい虫」にやられています、松には薬剤治療の跡もあって、懸命に生きているのだよ！
と切るより育てる側の人でした

（でも建物そばに立っていますから倒れると屋根を直撃、破損はまちがいありません）

「黒松」はお寺の黒い床材に使われる貴重な材木になりますが、需要が無いし外国から安い
木材が輸入されているので切っても売れないそうです



今年は不幸が続いていましたから、縁起を担いで切る決心をしたのかしら？


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【Ｋさんは今年愛犬とご主人を亡くされました】

（今すぐ慌てて切るほど伸びてはいないように見えますが、何か新しい事への挑戦のように見えます、
　悲しみを乗り越えて頑張って下さいね）

愛犬「ローズちゃん」は僕とも仲良しでしたし、ご主人様とは元気なおり、ラーメン屋さんで飲み交わしました
僕が北海道出身なのを知ると札幌出身で同郷ですから何かと可愛がってもらいました
散歩の途中であうと必ず子供みたいに飴玉をくれました、元パイロットさんであり豪快な人でありました
富士通の○○、日立のｘｘと社長さん達を呼び捨てで言って高校の同窓だよといつも自慢げに語ってくれました

（それが病気になってあっという間に亡くなってしまいました、伊豆に立派な屋敷を立てばかりなのにです）

芝生の庭の中で俺が全ての雑草を手で抜いていたんだよ！と声を掛けてくれた在りし日のＫさんが懐かしい、合掌です！