秋晴れの日、親戚の3人が久しぶりに会い、楽しいお喋りに至福の時を過ごしました。私のたっての希望で、神戸メリケンパークに出掛けました。三宮からタクシーでホテルオークラに到着すると、入り口付近に何時もの素敵なオブジェが、迎えてくれました。今日は、蘭の花のオンパレードでした。25周年を記念した25という文字が添えてありました。
お昼の食事は、地下和食の【山里】でミニ会席を頂きました。秋の花、菊の生け花が美しい山里の雰囲気そのものでした。
嵯峨流の生け花(盛花)を思い出しました。
石をあしらった築庭が見事な外の景色を見ながら、頂いたお料理を紹介します。
昆布茶を頂いた後は、前菜が出てきました。お盆に乗った和紙を取ると、5種の季節を感じさせるものばかりが、可愛いお鉢に盛られていました。
内訳は、焼き舞茸ちり酢和え、秋茄子煎出し、胡麻豆腐菊花餡掛け、チーズ豆腐、海老とアスパラとしめじの白和えでした。どれも程よい量を綺麗に盛りつけられ、お味も申し分なかったです。
吸い物は、萩しんじょ清汁仕立て、季節のマッタケ、花形豆腐、金針菜でしたが、薄味の微妙な味付けに満足致しました。
向付けは、短冊のお皿に赤いトロと白い鯛が何とも言えない取り合わせで、思わずぱくりと頂き、写真を撮り忘れてしまいました。
次は、鳥獣戯画の模様の蓋物に入れられた炊き合わせでした。これは笹身と小松菜の治部煮、木の葉南瓜、六方小芋でした。これは治部煮なので、しっかり味付けがしてありました。焼き物は、鰆の柚庵焼き、衣かつぎ芋田楽、紅芋胡麻団子とはじかみでした。ほんのり甘い、紅芋が印象的でした。食後は、洋食風のデザートと薄茶を頂きました。
ご飯はマッタケと昆布のお茶漬けで、美味しい香の物が添えられていました。
写真だけで、皆様には香りもお伝えすることが出来ず、申し訳ありません。
私は器が好きなので、食器に魅了されました。鳥獣戯画の器いいですね!
素敵な器があれば,またアップします。見て下さいね。