タマのブログ

70過ぎのシングル女性の日々

飛鳥船内で出会った人達

2014年08月21日 | お出掛け

多くの船員さん達が、白い制服に身を包んでおられて、何方(男女ともに)も格好良く見えました。

800名にも上る乗船客の数にも驚きましたが、それにも増して、職員が大凡480人も乗り込んでおられることも吃驚です。それもその筈、微に入り細に入り、そのサービスは素晴らしいものでした。責任者は、日本人であるのに対し、殆どのサービスに当たられるのは、フィリピンを始め東南アジアの若者達でした。日本語は辿々しくはありましたが、一生懸命の対応でした。船はずっと航海を続けるので、中々家にも帰れない職場ではあるけれど、きっと彼らにとっては、良い職場なのでしょう。将来の日本を見るようでした。日本の若者達もっと頑張って欲しいものです。

 

800名の乗船客の内、半分が私達と同じ、初めての参加でした。私達と違うのは、以前は”にっぽん丸”に乗っていたとか、大阪に本社のある”ぱしふぃっくビーナス”に乗ったことがあるとか、話されておられる方も有りました。2万5千トンのにっぽん丸や、ぱしふぃっくビーナスと違って5万トンの飛鳥は、大きくて船内で迷ってしまいますとも言われていました。

10万トンのアメリカのクルーズ船を見学したけれども、廊下が狭く、お部屋が暗い感じがして、飛鳥の方がずっと良いですよと言われていた方もおられました。

半分のリピーターの中には、世界一周に何度も参加いるご夫婦もありました。

服装も普段はカジュアルで良いのですが、”インフォーマルの洋服を”と言われた日もありました。鹿児島での花火見物の夕方は、浴衣を着ておられる方が目立ちました。

今度の世界一周には、「着物を持って行きたいわ」と言われていた奥様もありました。

セレブな乗船客に圧倒される気持ちでした。私の友人・知人には《誰もいないのに》と思いながら・・・・。

船大好き小母さんは、船長さんの放送に先ず感激・興奮でした。

『船長の浅井でございます。本船は只今神戸を後にして、友が島海峡を抜けて、紀伊水道から太平洋を航行し、一路次の寄港地【宿毛(すくも)】に向けて、18ノットで航海して参ります。どうか皆様ゆっくりおくつろぎ下さい』その声色から、未だお若い素敵な方だなと勝手に思ってしまいました。

船内には、4~5名のカメラマンがおられて、何方も写っていない人がない位に、スナップ写真を撮っておられました。その写真は船内の写真展示壁に、展示されていました。インフォーマルな衣装を纏われた方々は、記念写真を写しておられました。私は地味なワンピースに淡水真珠のネックレスを付けただけなので、輝くようなお洒落をした皆さんを見て、何も知らない田舎者だなと恥ずかしくなりました。その写真コーナーに船長さんの写真がありました。綺麗な女性と二人で写っておられたので、思わず「この方は何方ですか?」と質問してしまいました。リピーターでお親しい方だったみたいです。

ところでその船長さんと会えたのか??と興味があるでしょう。本物にお会い出来たのは、敦賀で下船する時でした。出口に金筋4本の船長さん、機関長さん、金筋3本の一等航海士等々幹部の船員さん達が、一列に並んでお見送り下さいました。。

声の素敵な船長さんは、優しい顔の少し白髪は交じってはいましたが、若く見える方でした。格好良い制服を着ておられたので、より魅力的に見えました(小母さんが言って良いことなのか?ご免なさい)。

世界一周クルーズでは、橋田壽賀子さん(脚本家)が泉ピン子さんとご一緒に、TBSのクルーを連れて、スイートルームに乗船しておられたそうです。その世界一周では、南極まで行かれたそうです。

平均年齢70歳位の団体は、ツアー客でした。一人で参加しても、お友達が出来るから、ツアーはよいのですよとも言われていました。そんなツアー客が、何組もおられた様な気がしました。

ワンナイトクルーズに参加して、すっかり魅了されて、参加しましたと言われていた姉妹の方もおられました。

夕食のレストランでは、フィリピンの若者3人で、フルート、ギター(二人)の三人で各テーブル毎にリクエスト曲を弾いて、場を盛り上げて下さいました。私はテネシーワルツをリクエストしました。

お誕生日の方があれば、happy birthdayを演奏して、蝋燭の付いたケーキが運ばれて来ました。同じテーブルや隣のテーブルの方々も一緒に拍手でお祝いをしておられました。細やかな心遣いの行き届いた一コマでした。

今日はこの辺で失礼します。


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1 コメント

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映画の中にいるようですね (mune2014)
2014-09-21 13:05:36
船大好きな方だけに、まずマドロスさんのイメージにぴったりの船長さんの放送!に感激・興奮されたことでしょうね。リクエストされたテネシーワルツは格別でしたか?まるで、映画の中にいるようで、さぞかし感激されたことでしょう。いい思い出ができて本当に良かったですね。それにしても、5万トンの飛鳥は、800名にも上る乗船客の数で、職員が大凡480人も乗り込んでおられるとのこと吃驚です。また半分がリピーターで、中には世界一周に何度も参加いるご夫婦もおありのなるとのことも驚きですね。まるで、映画の中にいるようで、さぞかし感激されたことでしょう。いい思い出ができて本当に良かったですね。
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