当時もこんなに暑い日だ他のでしょうか?今日は原爆投下から72年目の日だそうです。安倍首相も列席されて広島の平和記念公園で、追悼式典が行われています。
重いもかけないおかけないアクシデントデントに命を落とされた方に蓮の美しい花を贈ります。
3年前のブログに原爆の日を書かせていただきました。その記事をもう一度お目に掛けますす。
合掌
8月はお盆の月ですが、原子爆弾が世界で初めて投下された日本にとっては、忘れられない、いや忘れてはいけない鎮魂の月です。
私の高校時代の幾何の先生は、被爆された方でした。背が高くて、飄々とした、優しい方で、数学でも幾何が好きになったのは、この先生が好きだったからです。
先生が何時か原爆の話をして下さいました。先生は当時、広島大学の学生だったのでしょう。投下された時、市内に居られた訳ではないのですが、大きな爆弾が落ちたと聞いて、直ぐに市内を見に行かれたそうです。当時は大きな爆弾としか認識されていなかった様です。私は3歳でしたが、父が「広島に大きな爆弾が落ちた」と話していた記憶があります。
その先生は、白血球の検査に行かれていたのは、知っていたのですが、私が卒業してから数年後、他界されたと風の便りにお聞きしました。(合掌)
原爆投下の時を書かれた柳田邦男氏の【空白の天気図】を読んだ時は、大変驚きました。広島気象台に勤めていた職員の話は、公務員であった私には、他人事と思えない話でした。原爆投下直後に、広島を襲った台風の為に、天気図は空白になったそうです。リアルに詳しく書かれていたのは、作家の力量の大きさを物語るものでした。
井伏鱒二氏は、太宰治氏の先生として有名ですが、被爆された家族の苦労話を詳しく書かれた【黒い雨】は有名な作品です。これは被爆者・重松静馬氏の「重松日記」と被爆軍医・岩竹博氏の「岩竹手記」を基にした作品であると10年ほど前に、マスコミで騒がれていたことを思い出します。
原爆と言えば、最近原爆投下後の様子を描いた漫画【はだしのゲン】を、教育現場から撤去して欲しいと言う嘆願が、東京都内から上がっている事が話題となっていました。作者は、中沢啓治氏(2012年、73歳で寂)で、被爆経験を基にして書かれた自伝的漫画です。これは『週刊少年漫画』に連載されただけではなくて、これを原作とする実写映画、アニメ映画、テレビドラマも制作されています。被爆体験だけではなくて、戦後の苦難の時代を生き抜くゲンの姿は、豊かになった日本に安穏と生きている、未来の日本を担う子供達に伝える事は、何より大事な事ではないでしょうか。
中沢啓治さんが残された詩【広島 愛の川】に、作曲家山本加津彦氏によって、メロディーを加えられ、加藤登紀子さんがこの夏から歌われる事になったそうです。
東京電力の原子力発電事故で、苦難の日々を送って居られる皆様には一日も早く安穏の日々を迎えられるように、お祈り致しております。