青に恋

好きなことについて書いていきます

一流の人たち

2019-11-03 09:04:36 | 日々のこと
昨日ラグビーのワールドカップ
決勝戦が行われた。優勝したの
は過去に2度優勝経験のある、
南アフリカ❗南アフリカといえ
ば決勝トーナメントの準々決勝
で日本と対戦し、日本が負けた国だ。
前回のワールドカップでは日本は
その南アフリカに勝ち、スポーツ
史上最大の番狂わせ、『ブライトンの
奇跡』と世界中を驚愕させた。
今季で3度目の優勝だが、それは
ニュージーランドに並ぶ偉業。そ
れほどに強いチームであること
が証明されたわけだ。そのチーム
と対戦した日本チームは、敗けこそ
したが本当によく健闘したと誰も
が称賛できる戦いであった。その
試合を観た人たちは、日本が今回
南アフリカにもし勝ったとしても、
もう誰も「奇跡」とはいわなかっ
ただろう。それほど日本の実力
の向上は目覚ましかった。過酷な
練習に堪えて目指した決勝T進出
を見事果たした日本選手たちを
多くの国民が称賛した。かくいう
私も今回のワールドカップまで
それほどラグビーに興味があっ
たわけではない。日本テレビの
イメージソングとして嵐の『BRAVE』
が、キャスターに櫻井翔が起用さ
れたので関心が湧いた。もちろん
『ブライトンの奇跡』は知って
いたが。後、TBS系連ドラ『ノー
サイドゲーム』を見てラグビーの
ルールが知れたのも関心を湧かせ
る要因だったのだけれど。
さて昨日、決勝戦の後、選手や監督
口々にいっていたことは「我々は
沢山の準備をして臨んだ。それが結
果につながったのだ。」と。感慨深い
のは南アフリカはこの優勝で本当
の意味で自分の国が1つになれた。
というコメント。日本のような国にとっ
ては想像しにくいことだが、アパル
トヘイトという合法的差別制度が
撤廃され民主化してスポーツによって
文字通り国民が1つになれたので
ある。そして、チームメイトへの
感謝と称賛、開催地である日本に
対しても、最高の準備をしてくれ
た。気持ちよくプレーができた
感謝を述べた。
今回のワールドカップに臨んだ
国々は、もうそれだけで十分に
強豪なのであるが、頂点に立った
南アフリカ、本当に素晴らしい
ファイトだった。
俄ファンとして日本戦をテレビ
の前で観戦したが、ラグビーとは
球技ではなく格闘技だと思った。
体格差のある日本選手がベスト8
まで上ったのは本当に輝かしく誇
らしい結果だ。近年、どのスポーツ
においても、日本が世界に対して
存在感を示してきている。今回の
ラグビーも然別、バレーボールも、
フィギュアスケートもテニスも卓球も…
野球、サッカーなどは最早、いうべく
もない。これまで全く相手にされなかっ
競技で日本の活躍を見られるのは
単純に嬉しいことだ。
だがしかし、体格差が物をいうスポーツ
においては、やはりまだまだ日本人
だけでは勝てない現実がある。どれ
だけ日本人の体格が欧米化してきて
いるといえど、バレーボール、バス
ケット、ラグビー等では身長も低く
華奢な日本人にはまだまだ世界の
壁は厚い。勿論日本人には独特の強みも
あるが、世界で活躍している選手
は外国にルーツを持つ人が多くいる。
私はそれを否定はしないし、日本選手
として戦ってくれるのは、むしろ
光栄なのだとも思う。力がある人は
何も好きこのんで、スポーツ振興に
理解の薄い日本の代表選手として
戦わなくても良いわけだから。日本
という国は本当にスポーツへの気持
ちが薄い国だと思う。世界から注目
を浴び、見栄の張れる場面では良い
格好をするが、真に国を上げて日本
選手をサポートしよう、というに
はまだまだほど遠い環境である。
日本という国は、日本の政治家は
本当にセコい。大阪でも某政党が
大阪再編のために一度は否決され
た構想をまた持ち出してきて、そ
れに1500億円を超える税金を投入
しようとしている。そのくせ教育や
文化、スポーツ、医療、治安という
本当の意味で人の生活を豊かに幸せ
にするべきものにお金を遣ってい
い。授業料無償化した!と得意に
なっていっている。一見すれば子育
て家庭にはありがたく、人気を獲得
するには見映えのする政策ではある。
しかし、それが全く片手落ちであり
中途半端なのである。分かりやすい
所にしかお金を投入せず、表面から
は見えづらい地味な、しかし確実に
土台を揺るがせにする大切な課題
を蔑ろにしている。その体質はもちろん
大阪に限ったことではない。因みに
今、どんどん大阪府立高の普通校は
減ってきている。定員割れを起こす
学校を統廃合してどんどん数を減
らしているのだ。普通校が減り、
選択の幅がなくなって、受験対策
のしっかりしている私立に人が流れ
いるのだ。公立校は一校に割り当
てられている予算が少ないため、
光熱費をケチり、部活動予算をケチ
り、授業に必要な物品購入をする
のもひと苦労。そんな苦しい遣り繰
りを迫られている場所で、豊かな
教育ができるわけがない、と思う。
基、ラグビーワールドカップは終了
した。来年はいよいよオリンピック❗
世界をおもてなしするための準備を
着々と進めつつも、選手には厳しい
環境ではあるが、負けずに闘って
彼らの目標が達成されることを願う。
差別政策を廃止した南アフリカは
スポーツを通して、また今回の優勝
によって真に国民が思いを一つ
に融和し幸福感に満たされたという。
日本はメダルの数ばかり気にする
が、最も肝心なのは戦いが終わった
後のことだろう。選手たちが自分た
ちの全てをかけて戦う姿に感動する
のは勿論のこと、メダルをたくさん
獲得するには、そういう選手を育て
る努力に国を上げて真剣に取り組
まなければならない、ということを
忘れないことだ。心身共に健やか
で強い選手を育てるためには、真に
教育が大事である。今、日本では
スポーツするにはお金がかかり
過ぎる。それを工面できる一握り
の家庭の中から選手を選んでいる
という側面がある。お金が全てで
はないが、そのせいで埋もれている
才能があるかも知れない。
人間のDNDは99%同じと何かで
聞いたことがある。ならばどの子
も生まれた時点では能力には大きな
はないのではないか。スポーツだ
けではない。芸術もそうだ。
優勝後、コメントした選手の何が
素晴らしいといって、私はその
ファイトと共に、全ての人に感謝
し相手のチームの健闘を称賛する
その人格の輝き。そこに一番感動
した。まさに一流の選手たち。
日本も一流の選手を陸続と輩出
できる国でありたい。

南アフリカ共和国の選手の皆さん❗
優勝おめでとう‼️今回ワールドカッ
プを闘った選手の皆さん、勇気を
見せてくれてありがとう‼️



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