下町ロケット ヤタガラス

この秋の連続ドラマとして『下町ロケット　ゴースト』
が始まるというので、さきがけて小説を読みました。
前作も面白かったですが、今回も期待を裏切らない内容
で、ほぼ一気読みしました。で、ゴーストの続編である
『下町ロケット　ヤタガラス』も出るというので、すぐ
読みたかったのに、仕事が忙しすぎて本屋に行く暇がな
く過ごしていたら、ドラマが始まる直前、他の用で立ち
寄ったショッピングモールの中の本屋で偶然、『ヤタガラス』
を発見して即座に掴んでレジに直行しました。どうしても
ドラマ始まるまでに読了したかったので、家に帰ってすぐ
読み始めたら、止められない止まらない。壮大な夢の
ような理想を描きつつ、ちゃんと人情にも寄り添って
いる。息のつまる絶体絶命と起死回生のどんでん返し。
小説ならではの醍醐味が満喫できる内容でした。

『コードブルー』を見に行きました

公開されてまだ日が浅いことと、夏休みに入って
いることという理由からか、朝一番の回にいった
にも関わらず、しかもローカルな劇場で普段は
とても空いていますが、かなりお客さんが入って
いました。席もいつも選び放題なのに、ギリギリ
にいったこともあり、余り良い席も選べません
でしたが、ハコが小さいので、まあどこでも
見辛いほどではないので良しとして見ました。
この作品はドラマでシリーズ化され人気を博し
映画化されたものです。私も最初から見ているの
でその流れで見に行きましたが、第１シーズン
が１番好きですね。次はスペシャルが好きです。
このドラマは当時はまだ導入されて間もない
ドクターヘリを題材にした医療ドラマという
少し毛色の違う所が目新しくて、医療ドラマ
好きの私のツボに入り、面白かったのですが
第２シーズンになると救命救急ドラマの要素が
強くなったように思います。第１と第２シーズン
の間に時間が開いていたこともあり、俳優さん
が皆、人気になり早くも世代交代してしまった
せいでちょっと医療ドラマというより青春群像
劇みたいになってきて、緊迫感のあるシーンが
少なくなってしまったのが残念でした。Hey!Say!JUMP
の有岡大貴くんや新木優子さん、成田稜さんなど
などフレッシュな顔ぶれが並び視聴率は良かった
のですが、やる気ない、軽い女子大生のノリ、異常に
自信のない、という研修医とやたら先輩に噛みつく
新人ナース…こんな人たちが医大卒業して医師免許
とるだけで、医療現場に出るってどうなんでしょう？
たまたま先輩が優秀だったけど？(あくまでドラマ
の設定で)じゃなきゃ、彼らあのままいっちゃう
かも知れない、としたらリアリティーない話で。
まあドラマだからなのですが、設定がイマイチ。
彼ら中心の話が好きではなかったです。映画は
とにかく盛りだくさんでした。もう最後だから
全部詰め込んでしまえ!的な。そのせいか若干雑
になってる部分があるように思えました。何度
も見にいってる人がいるとのこと。面白いから、
だとは思いますが、１度見ただけでは、消化しき
れない、という理由もあると思います。私ももう
１回見たい、と思うのは、英語のヒアリングを
聞き逃して、もう一度聴きたい受験生みたいな
気分になっているのです。でもまだまだ見たい
映画も沢山あるので、後は映像化を待って、見
たいシーンのみをゆっくりリピートして見ようと
思います。

『もみ消して冬』と『トドメの接吻』

タイトルの２つのドラマが意外と面白くて楽しんで
リアルタイム視聴しています。この冬のドラマは
ジャニーズ勢が主演を務めているドラマが多いよう
に思います。中でも木村拓哉主演の『BG』嵐の松本潤
主演の『９９.９』は放送前から注目を集めていました。
が亀梨和也主演の『FINALCUT』や山田涼介主演の『もみ
消して冬』はその陰に隠れてしまっていたと思います。
また山崎賢人主演の『トドメの接吻』に至ってはジャニーズ
勢の陰に隠れてしまっていたように思います。
私は純然なドラマ好きとして最初から『９９.９』『BG』
『FINALCUT』は見るつもりにしていました。でも『もみ消して冬』
はタイトルからしてどろどろの恋愛ドラマかと思って
いましたし、『トドメの接吻』は『時をかける少女』のよう
な若者のタイムリープものと断じて見るつもりがありませ
でした。しかし嵐の番宣効果は偉大なもので、『もみ消して冬』
はどうやら思っているのとはちょっと違うドラマのようだと
思い直し見てみることにしたのです。それが大正解！！
どこがどろどろの恋愛ドラマどころか異色のホームコメディ
ではないですか。後から知ったことには一昨年大野智主演
で放送された『世界一難しい恋』のプロデューサー、脚本家、
演出が同じであることを知り、なるほど面白いはずだと納得。
助演女優に波瑠を起用しており、主演は山田涼介になり
ますが、脇には小澤征悦、中村梅雀、浅野和之、千葉雄大
が個性的な演技で話を盛り上げてくれています。脚本が
しっかりしていて面白いのでどんどん引き込まれていきます。
金子茂樹さんのコメディはコントテイストといってもよく
そんなのあり得ないでしょ、と思うシチュエーションながら
最後はなんとなく辻褄のあってしまうところが面白いし、
キツい冗談もあったりするけど、最後はホロリとさせる
ところもあったり、毎回のラストで次週のトラブルの予感
を匂わせていく手法にもはまりついつい期待して見てし
まっています。北沢秀作が最後にはどんなカッコいい男
に成長しているか楽しみです。
さてもう１つ『トドメの接吻』ですが。こちらは本当に
見る気はさらさらなかったのですが、３話ころにあらすじ
を聞かされて、キスでタイムリープするというSFっぽい
話ながらその背景に過去の豪華客船の沈没という事件が
絡んでおり、ただの極悪ホストの恋愛ドラマではないと
いうところに興味が惹かれ最初から見直してリアルに追い
付きました。タイムリープできるのが７日間というのが
ミソです。ここを過ぎると戻りたいところに戻れないし
戻っても意味がなくなります。ただ最初はホストの計画
通りいっていていたのがだんだん思わぬ方向に転んで
いく・・・という。ちょっと今までになかった展開の
ドラマです。こういう意外性があるとドラマが面白い
ですね。一方期待していた『FINALCUT』はちょっと期待
外れでした。母親の復習劇とメディアの裏側を暴くこと
をリンクさせているのですが、栗山千明と橋本環奈との
三角関係がいきなり出てきて、要らないなと。追い詰め
方も中途半端だし。大体警察官があんな風に動けるもの
なのか？と思ったり。何だかピンとこない内容で段々
失速しています。『９９.９』は面白いですが、『BG』
もカッコいい木村拓哉ありき、になってきていて回り
の俳優さんの魅力が十分に引き出されていないなあと
思います。上川隆也さんとか江口洋介さんとか大好きな
のですが。やはり木村拓哉を主演に据えると彼をカッコ
よく見せるお話しかなりたたないんでしょうね。確か
にカッコいいBGですけどね(笑)あんなに破天荒な人は
やっぱり組織では浮いてしまうし、チームワークは乱
すでしょうね。ドラマだから成り立つことでしょう。
大体BGなのに目立ちすぎ！！と毎回突っ込みながら
見ています。普通テレビ報道でもBGの人等はほとんど
映ってないですからね。毎回画面に中心に映るって(笑)
女性大臣がお忍びで警察のSPをまくとか。あり得ない！！
つ～の。石田ゆり子さんみたいな線の細い華奢な政治家
もいないわ～(笑)とか。もっと厚かましい押しの強そう
な人でしょ。女性大臣っていうともう蓮舫さんとか
小池さんとか、田中眞紀子さんとか。もっといらっしゃる
けれど、私の中でぱっと浮かぶ方はそういう方たち。稲田
さんはちょっとスマートかなって思いましたが、肩に
力が入りすぎていたのかも知れませんね。安倍総理に
期待され過ぎて。思想的なこととか個人的にどんな人か
なんて私たち一庶民にはわかりようもありませんけど。
脱線しましたが。この冬のドラマは見続けているものが
多いです。昨年の『貴族探偵』以来久しぶりの月９枠
『海月姫』を見ています。金曜日の『アンナチュラル』
も石原さとみさんがとても素敵です。タイトルは『アン
ナチュラル』ですけどさとみちゃんはとてもナチュラル
な演技で好感が持てます。なので月から日まで水曜日
以外毎日ドラマ見ています。水曜日は映画のレディース
デイなので出掛ける時多いです。この冬は見たいものが
ないので映画行けます。因みに『祈りの幕が下りるとき』
を先日見に行きました。原作も読んでいたのですが、
ほぼ忠実に実写化されており、松嶋菜々子さんの演技は
とても素晴らしく泣いてしまいました。映画も毎月１本
くらいは見てるでしょうか。
後、最近ネットで昔の映画やドラマが見られたりするのが
とてもありがたいです。金城武さんがとても好きで。
『ゴールデンボール』というドラマがあったのですが。
野島伸司さんの脚本です。今見てもものすごく面白い。
黒木瞳さんがヒロインですけど、若くておきれいです。
今もですが。
来季は嵐は二宮和也主演の『ブラックペアン』があり
ます。海堂尊さんの小説のドラマ化です。彼にとっては
初の医療ものです。とてもとても楽しみです。

『先に生まれただけの僕』第６話視聴率

第６話視聴率　８.７%

少しずつですが回復傾向にあるよう。確かに
話に纏まりが出てきた。道筋が見えてきたと
いうか。第７話は、専務の娘が京明館高校の
受験を考えている件が予告にあった。また話
がややこしくなってきそう。最後まで上がり
調子を持続できるか期待。

『先に生まれただけの僕』第５話視聴率

第５話視聴率　８.１%

微増。私は一貫して言ってるのだが、恋愛要素は
要らないと。中途半端に突っ込んでくると、益々
ドラマの軸がぶれて、視聴者離れを起こすのでは、
と危惧する。もういっそのこと、学校ドラマ的な
要素を抜いて、櫻井翔と多部未華子と蒼井優の三角
関係のドラマにしてしまうか？(笑)まあ冗談はさて
おき、結局櫻井翔が主演なのだからそんなドロドロ
な恋愛ドラマが繰り広げられる訳もなく。じゃあ
何を思って「鳴海をめぐって三角関係？」みたいな
「アオリ」をするのだろうか？何にしても、裏目
に出てしまいそうな予感のする予告だった。
５話の感想として、私は校長の独白(説教)が少な目で
見やすくて良かったと思う。アンチ校長の３人組の
関係も崩れてきており、高嶋扮するエキセントリック
な専務と荒川良々がどう絡んでいくかも見処となって
きそうだ。木下ほうかの数学教師が余りにも早く消え
たことも少し気になっている。ひょっとしたら今後
再登場して台風の目になるとか？
何れにして、次回は第６話。ドラマの後半の勢いを
つけていく大事な回だろう。陳腐な恋愛話にだけは
しないでほしいものだ。