【手術支援ロボットと軽度認知障害センターを視察しました】
浜地雅一厚生労働副大臣に同行し、このほど北海道大学病院を訪れ、手術支援ロボットを活用した遠隔手術の取り組みについて平野聡副病院長らから説明を受けました。
北大病院は2021年、九州大学病院や市立釧路総合病院との間を通信回線でつなぎ、手術支援ロボットによる遠隔手術の実証実験を実施。結果として、遠く離れた地域からの操作でも、スムーズで安全な手術が可能であることを示しました。
また、認知症の診療や先進的研究などを行うため、昨年10月に開設された「軽度認知障害(MCI)センター」を視察し、矢部一郎センター長から話をお聴きしました。
国は昨年、早期アルツハイマー型認知症や、その発症前段階にある軽度認知障害患者を対象とした国内初の治療薬を承認しました。これに合わせ、同センターでは今年から外来患者を受け入れ、新薬投与による治療を実施。症状の進行を遅らせたり、発症前診断による予防医療に役立てることをめざしています。