
大正12年創業、京の老舗「祇園おかる」さんを訪ねました。
こちらのお店、創業当初は甘味処だったそうです。
店名の由来が実に興味深く、発端は、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」に登場する、
早野勘平の妻(のちに遊女となる)「お軽」から始まります。
歌舞伎の「お軽」は架空の人物で、モデルになったとされる人物は複数存在します。
そのうちのひとりが、祇園の遊女「おかる」です。
そのおかるさんの住んでいた所が、のちの「甘味処おかる」だったそうです。
祇園の遊女おかるさんの素性は、詳細な記録がなく、何も分かりません。
ただ周囲からは、当時人気だった歌舞伎の「お軽」と、同一の人物として思われ、
そしてその名前は、甘味処「おかる」の看板になったのです。
「甘味処おかる」は、やがて蕎麦とうどんを販売するようになり、
現在の「祇園おかる」へと繋がって行きます。
店内は和風で落ち着いた雰囲気です。
奥には小上がりの座敷もあります。
こちらのお店、芸妓さんや舞妓さんが私服でよく訪ねてくるそうです。
壁面には芸能人のサイン色紙の他に、芸妓さんや舞妓さんが持ってきた団扇が飾られています。
さっそくメニューを拝見。
こちらのお店はカレーうどんで有名です。
特に人気なのが「チーズ肉カレーうどん」。
なので私は「チーズ肉カレーうどん」を注文しました。
しばらく待って運ばれて来たのが↓↓こちら。
あんかけの和風なカレーにチーズがトッピングされています。
丼の模様が可愛くて、きっと舞妓さん達に受けるんだろうなと思いました。
さっそくカレースープからいただきますと、
チーズの味が際立っています。
そのチーズのマイルドな味わい中に、ピリッとした辛さを感じます。
出汁の風味も、後味でほのかに香り、味わい深い、美味しいカレースープです。(^^♪
麺は京うどんらしく、軟らかくてモチモチした麺です。
このカレーうどんには、この麺が合っています。
牛肉も美味しかったな~。(^^♪
「チーズ肉カレーうどん」、毎日食べても飽きる事はないなと思いました。
満足させていただきました。
次回訪問の際は「チーズカツカレーうどん」を食べてみたいと思います。(^^)
おかる
ジャンル:うどん
アクセス:京阪本線祇園四条駅7番口 徒歩3分
住所:〒615-8044 京都府京都市東山区八坂新地富永町132(地図)
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情報掲載日:2018年11月18日
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