
京都です。
この日は平安神宮近くにあるうどん屋さんを訪ねました。
一部の方は、私のSNSを通じてご存知の通り、最近は京都を訪ねる機会が増えています。
なので、毎回とはいきませんが、時折、気になっていたうどん屋さんを訪ねています。
今回訪ねたお店は↓↓こちら。
昭和15年(1940年)創業の「京うどん 生蕎麦 おかきた≪ 京おかざき岡北 ≫」さんです。
「岡崎」という地名と、店主の苗字「北村」を掛け合わせ、店名にされたそうです。
普段は行列が出来るお店なのですが、この日は幸いな事に行列がなく、すぐに入店出来ました。
そう言えば、岡北さんの隣にあるお店も行列店なのですが、
この日は3組ほどしか外待ちされていませんでした。
なかなか珍しい事だと思います。(^^)
でも、店内に入りますとほぼ満席。
私は2人掛けのテーブル席に案内されました。
「和」を強調した造りの店内。
でも、すごく斬新なデザインが施されており、かなりシャレています。
外からの光を上手く店内に取り込み、とても明るくて、気持ちがまったりとします。
今年6月に「秘密のケンミンSHOW!」で取り上げられた山椒もテーブルの上に。
そしてこの日、私が注文した品は「きつねうどん」です。
注文の時、スタッフが「きつねのおうどんですね?」と3回ほど聞き返してきました。
何故そんなに聞き返してくるのだろう???
メニュー表を見てすぐに謎が解けました。
こちらのお店には「きつね丼」というメニューがあるのです。
「どん」と「うどん」を聞き間違えていないか?その確認の為に、何度も聞き返していたのです。
10分ほど待って品物が運ばれて来ました。
こちらのお店では、注文を訊いてから麺を茹でられます。
↓↓「きつねうどん」
こちらのきつねうどんは刻み揚げが使われています。
大阪ですと、三角形の大判の揚げが一般的ですが、京都では刻み揚げを使っているお店が多いのです。
それには理由があり、お坊さん、芸妓さん、そして舞妓さんが多く住んでられる町です。
その方達は人前で、口を大きく開けて食べる事はせず、おちょぼ口で食べられます。
おちょぼ口でも食べやすいようにと、刻み揚げが使われているのです。
九条ねぎもトッピングされていますが、九条ねぎも刻み揚げと同じ大きさでカットされています。
やはり、おちょぼ口に合うように配慮されての事。
あと、こちらの出汁ですが、岡北さんのHPに出汁の歴史が語られていました。
天然利尻昆布のみを使用。
本物の出汁にこだわり続けた初代が十七年の修行で修得した技法を受け継ぎ、
二代目が五十年余りで培った技で仕上げた唯一無二の風味をお届けします。
(「京うどん生蕎麦おかきた」HPより引用)
現在この出汁は三代目に受け継がれています。
また、四代目も現在はお店の厨房に入ってられるそうです。
しかし凄いですね。
出汁を作るのに、77年余りかけてられるとは・・・。
「出汁はお店の命」と、そんな言葉を耳にしますが、
岡北さんの出汁に対する思いは、正にその言葉通りです。
門外不出で唯一無二の出汁を作るお店・・・素晴らしいですね。
さっそく出汁からいただきました。
ひと口飲んで驚きました。
昆布の旨味と節の風味が、感動的に口の中で広がります。
HPには「利尻昆布のみ使用」と記載されてますが、サバ節、宗田節、ウルメ節も使われているそうです。
なので、香りがよくてコクのある味が楽しめるのです。
出汁を飲んで、久しぶりに感動させられました。(´▽`*)
麺は細く、コシの軟らかいモチモチ麺です。
でも、岡北さんの出汁を活かすには、この麺が合っています。
出汁がおかずで、麺は白御飯の役割をしている。
そのように思いました。
刻み揚げは甘さ控えめですけど、味がよくしみています。
弾力のある歯応えでとても美味しかった。(^^♪
九条ねぎは甘くて食べやすかったです。
最近は腎臓の事を考えて、基本的に出汁は残すことにしているのですが、
出汁があまりに美味しくて、すべて飲み干してしまいました。
岡北さんの「きつねうどん」、大変満足させていただきました。
岡北さんの隣にある繁盛店ですけど、ご存知の方が多いでしょう「山元麺蔵」さんです。
京都で超有名なうどん屋さん2軒が、隣り合わせで営業されています。
この界隈に住んでいる、うどん好きの人達が羨ましいです。(^ω^)
↓↓メニュー

ジャンル:うどん・蕎麦・丼物
アクセス:京都市バス動物園前 徒歩2分
東西線けあげ駅 徒歩15分
住所:〒606-8334 京都府京都市左京区岡崎南御所町34(地図)
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情報掲載日:2018年11月18日
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