前回、九州の旅を終えた記事をアップしましたが、
実は昨年、九州へ2度ほど訪ねています。
今回は2度目に九州を訪ねた時の記事です。
カミさんとふたり、結婚記念日の旅行で、九州は福岡県の小倉を訪れました。
福岡県と言えば、うどん発祥の地としても有名ですよね。
まあ、うどんの発祥地については諸説あるようですが、福岡県民にうどん好きが多い事は事実です。
だから「かしわうどん」「焼うどん」、「小倉肉うどん」などの名物うどんが、
この地から生まれたのです。
「うどん居酒屋」という文化も、福岡県から始まっています。
小倉駅に到着後、まずは宿泊するホテルへ向かいました。
その時に駅前で、キャプテンハーロックの像や「銀河鉄道999」の星野哲郎、メーテルの像を発見。
そういえば松本零士さんは福岡県出身の漫画家でしたね。
999もキャプテンハーロックも、私の大好きな作品です。
像を見てテンションが上がりました。(^-^)
ホテルで荷物を預けたあと、再び小倉駅に戻り、そこから北九州モノレールで北方駅へ向かいました。
小倉駅から北方駅までは9分ほどで到着。
時計を見ると、午前8時40分を少し回ったところでした。
この駅を訪ねた目的は、うどんを食べる事です。
牛頬肉や筋肉などをトッピングした肉うどん、小倉肉うどんを食べる事が目的です。
北方駅から歩くこと5分、目的のお店に到着しました。
そのお店が↓↓こちら。
小倉肉うどんで代表的なお店「今浪うどん」さんです。
民家を改装したうどん屋さんです。
この地区で小倉肉うどんを提供されているお店は、このように民家を改装されたお店が多いようです。
さっそく店内へ。
店内の雰囲気、最高ですね!(´▽`*)
お金をかけずに、自らの手でリフォームされたのでしょうか?手作り感が良いです。
また、朝早くから多くのお客さんで賑わっているのも良いですね。(^-^)
ちなみにこちらのお店は午前8時30分から営業されています。
壁面に貼られているメニューを拝見し、その中から私が注文したのは「肉肉うどん(小)」です。
「肉肉うどん」は「肉うどん」よりも肉増しになっています。
↓↓私が注文した「肉肉うどん(小)」。
今浪うどんさんで使われているお肉については、次のように記載しているサイトがありました。
「大将によれば肉はミスジ__一般的にいう肩肉のミスジではなく、
身とスジのあいだの肉を中心にホホ肉を混ぜたもので、
煮込みから味付けまで三時間以上かかるという。」(「幻冬舎plus」より引用)
そのお肉がゴロゴロとたくさんトッピングされていて嬉しくなります。(^-^)
今浪うどんさんで提供されているような肉うどんの事を、地元では「どきどきうどん」と呼んでいます。
「どきどきうどん」の由来は、肉うどんを作る際、牛頬肉の脂身を捨てずに煮込んでいた時期があり、
その時の出汁がギトギトしていたそうです。
そのギトギトしている出汁を見て、
あるお客さんが「どぎどぎしとるの〜。」と冗談で言ったのが由来だそうです。
「どぎどぎ」が、いつの間にか「どきどき」に変わったそうです。
福岡県のご当地うどんとして「どきどきうどん」の名を盛り上げれば良いのにと、
ついつい思うのですが、残念ながらそれは難しい事なのです。
「どきどきうどん」はあるお店が商標登録されているため、そのお店の承諾を得ないと、
看板やメニューに「どきどきうどん」と載せる事が出来ないのです。
そのお店にとっては、きっと思い入れのある名称なのでしょう・・・。
小倉肉うどんには、主に牛頰肉が使われています。
なぜ頬肉を使った肉うどんなのか?
牛の頬肉は、今では一般的に食べられるようになりましたが、
ひと昔前までは、あまり食べられてはおらず、捨てられていたそうです。
第二次大戦後の食糧事情が厳しい時代の中で、牛の頬肉が食べられるようになったそうです。
頬肉が載った肉うどんが生まれたのも、そのような時代の背景からです。
頰肉以外では、スジ肉やスネ肉なども、捨てられずに食べられるようになりました。
食糧難であっても、何とか美味しくて、満腹感を得られる食べ物を提供したい、
そんな思いがあったのでしょうね。
さっそく食べてみますと、出汁が美味しいですね~。(´▽`*)
醤油をベースに、いりこ、昆布などが加えられています。
色が黒いので、一見辛そうに思える出汁ですが、実はそんな事はなくて、後味はさっぱりとしています。
お肉の旨味が溶け込んでいて、程よい甘味とコクを感じる出汁でした。
麺は自家製麺で、午前5時から作られているそうです。
その麺を食べてみますと、福岡県のうどんはコシの軟らかなイメージがありますが、
このお店の麺は、コシがあって歯当たりの良い麺でした。(^-^)
今浪うどんさんの麺に関しては、
「コシがない」「コシがある」「コシではなく硬麺」など、結構様々な感想があります。
次々とお客さんが来店されるので、茹で置きはされていないと思いますが・・・、
麺の茹で加減や、その日の気候によるものと、私は推測しています。
お肉は3時間以上掛けて煮込まれているだけあって、甘辛い味がしっかりしています。
多少の歯応えはあるものの、決して硬くはありません。
いや、むしろ軟らかくて、噛むと肉の旨味が溢れ出て来ます。
しかも(お肉が)たくさん入っていて、美味しさと満足感を充分に得られました。(^^♪
テーブルの上にはおろし生姜、柚子胡椒、切干大根の漬物、昆布の佃煮が用意されています。
常連のお客さんは、白御飯を注文して、これらの薬味を載せて食べられてました。
注目は↓↓こちらのおろし生姜。
この生姜を出汁にたっぷり加えますと、味の変化はもちろんこと、とても美味しくなります。
生姜の風味と、醤油ベースの出汁がこんなにも合うとは・・・。
目から鱗の美味しさでした。(^^♪
今回私は「肉肉うどん」の「小」をいただきましたが、「小」でも充分に満足出来る量でした。
小倉肉うどん」、大変満足させていただきました。
こちらのお店には、来月(2月)に再訪の予定です。
「肉うどん」の食べ歩きを目論んでいます。(^_^)v
ジャンル:うどん
アクセス:北九州モノレール北方(福岡県)駅 徒歩4分
住所:〒802-0841 福岡県北九州市小倉南区北方3-49-29(地図)
周辺のお店のネット予約:
・インドキッチン GITANJALI(ギタンジャリ)のコース一覧
情報掲載日:2019年1月19日
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