ナベツネ辞任…歴史的な日

　私はきょうという日を忘れないでしょう。ファンと選手のたたかいが始めて球界を動かした日。記念日に制定したいくらいです。
　ナベツネさんの辞任の理由は自由獲得枠の選手への金銭の授受だとか。しかし本当の理由がそうでないことは多くの人が見抜いていると思います。
　この間の彼の横暴、選手、ファンを見下した物の言い方、巨人の一極集中…これらへの世論の厳しい批判が、彼を追い詰めたのです。読売の部数にも反映しているでしょう。
　ファンがやってきた一つ一つの小さな積み重ねと、選手たちの勇気！この結晶がナベツネの辞任となったと思います。
　最初は、とてつもなく大きな壁だと思ってました。でも世の中は、誰もが納得できる正しい方向で一人一人が集まれば、動くんだなぁというのを感動をもって受けとめた一日でした。でも球界再編は予断を許しません。これからが正念場です。みなさん！頑張りましょう。
　さらにもう一言。今回、金銭をもらっていた明大の一場くんについて。
　彼は記者会見で、潔く「受け取った自分も悪い」と話していたようです。確かに彼は２２歳。金銭を受け取ってはいけないことも知っていました。でも断りきれなかったと話しています。
　それはそうです。これはもちろん渡した方が悪い！ある意味一場君は犠牲者です。和田、鳥谷と大物ルーキーを２年連続で逃した巨人。焦ってたんでしょうね。一場君にはこれからいろいろと試練があるかもしれませんが頑張ってほしい。そして、二度とこうした選手が出ないように、ドラフト制度の改革を求めます。